スパイダーマン3のレビュー・感想・評価
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悪がいっぱい
今回ピーターですら闇堕ちしかけるし、ハリーも闇堕ちしたかと思えば仲間になったり、敵2人も元々は普通の人間のように、単純な悪vs正義じゃないのがよかった。その分話が込み入っててとっ散らかってるので評価が低いのもわかるけど私は好き。(砂人間の急な改心はびっくりしちゃったよ)
ヴェノムもいらないっちゃいらないけど、人の中に入り込むという特質が、1人の中に善と悪があるという今作のテーマ自体を担ってるので割と重要なのでは。今作のヴェノムは完全悪だったけどトム・ハーディ版では正義になるの、善と悪が流動的な今作を見れば割と納得できるわ。
ついでに言えばヒロインのMJ自身に心の迷いがあって少し過ちを犯しちゃうのが描かれてるのすごく好感が持てる。
ハリーは今見るとめっちゃ『シャン・チー』みたい。絶対的な父親の呪縛から父親が死んでもなお囚われているシャン・チーより悲しき男よ。
ここまで来ると新聞社のおじさんや大家さんがピーターの保護者みたいになってきてるのかわいい。
ワチャワチャ
ヴェノム、サンドマンが出てくる大忙しな回 前作でハリーに父親を殺し...
MJに焦点を当てた
なんとなく見返してみようスパイディ第三弾
とうとう来ましたサムライミ版スパイディ最終作。
昔見た感覚としては、ヴィラン3人出して、グウェンも出してしかも相変わらずピーターとMJはグタグタやってるというまとまりってなかった印象だったんです。
でも改めて見たら、普通に面白かったですね。
今回は登場人物への印象を主に語りますね。
まずヴィランは3人がそれぞれ個性的で、特にサンドマンとニューゴブリンは切なさや格好良さがあって良かった。
ただヴェノムもといエディ・ブロックだけはイマイチでしたね。いやヴェノムとしては良いんですが、動機がどう考えても自業自得というか逆恨み甚だしいんですよね。もう少しマシな動機がなかったものか。
そして3人の中でもハリーは最高でしたね。父の復讐からスパイディとピーターを恨みつつも、やはり友達であるという葛藤。戦いから記憶喪失、そしてMJとの関わりからもう一度復讐を経て、共闘という流れと、彼が辿る結末はとても良いものがありましたね。ハリーは良いやつなんだよ涙
次にピーター
なんか見ていて痛々しかった。
調子に乗っちゃダメだよ、プロポーズも、グウェンとのキスも、変なダンスも、MJへの嫌がらせも、全部見ていてなんでそんなことすんの?ってたとえシンビオートに寄生されてるからといって許容できないレベルでの言動が多くて、メイ叔母さんに諭されたから改心しても、少しノリきれなかった。
んでもってMJ。
今回は、自分の仕事が上手くいかないのにスパイディは成功してることへの僻み&グウェンってピーターのクラスメイトへの嫉妬から、また違う男(ハリー)に靡くという相変わらずな女性として描かれております。しかもハリーに付け込まれて、ピーターを堕とす道具に使われるし…
でもね、ピーターの調子乗りっぷり見てたら、そりゃ打ち明けられないわって、今作は非常に可哀想に思えてこれまでより彼女の行動に感情移入はできましたかね。
でも相変わらずの尻軽感は出てるけどね笑
全体的には今まで以上に人物描写を掘り下げてるんですけどいちいち痛々しくて悲しい感じでした。まあその人間ドラマがサムライミ版のストロングポイントですから、これは成功したと言っていいんじゃないでしょうか。
ちなみに今まで通りな脇役は、JJJ以下DB社やアパートの管理人、コナーズ博士に、あとはレストランの支配人が相変わらずいい味だしてましたね。
ただ一番の文句が、グウェンの扱いです。
いやあれじゃ、ただのモデルのギャルにしか見えないです。
原作ではベン叔父さんに並ぶピーターのトラウマを作る存在なのに、あれじゃMJへの当て馬でとりあえず出しましたとしか思えない。申し訳程度に落ちるグウェンを救うシーンなんか入れないで欲しかった。
これら以外だと、
アクションの派手さは相変わらずでそれぞれ特徴あるヴィランと戦わせることで、新鮮な戦いが続くって点はとても上手くやってたと思います。
あと結末に、もう少し後日談が欲しかったですね。あんだけ関係グチャグチャになったピーターとMJがさらっと元に戻って終わるってのは、すっ飛ばしすぎに感じましたね。まあこの辺予定されてた4作目以降で書くつもりだったのかもですけど。
改めてサムライミ版スパイダーマンを全て見返した訳ですが、うん非常に面白かったです。
確かに原作であったり、アメイジングスパイダーマンとは違うかもしれませんが、ヒーローと市民に板挟みにされるピーターの葛藤がとても丁寧に描写されており、またアクションやビジュアル、音楽もハイクオリティで、ヒーロー映画として高いレベルで3作やりきった凄いシリーズだと思いましたとさ。
サムライミ版スパイダーマン最終
サムライミ版も今作品を持って終了。
トビーマクガイアのギャラが上がりすぎたのか
本人が飽きたのか?はたまた監督が飽きたのか。
CGを使ったお馴染みのビルの間を蜘蛛の糸で
飛び回るシーンも初回の感動は薄れてしまい
すでに当たり前になっていたから必然的に
敵との対立構図が見せ場となる。
今回の敵は3人(人と言っていいかはさておき)
個人的にだがやはり3人の敵は多い。
産まれた背景や主人公との絡みの伏線が
弱くなるため、一気のクライマックスまでの
盛り上がりに欠ける帰来がある。
ハリー事グリーンゴブリンJrとの絡みは
もっと深く描いて欲しかった。
スパイダーマンは悩み、苦しむヒーローだが
その悩みの演出が弱かったかなあ。
アクションがメインの作品だから仕方がない
のだがやはり、シリーズとなると難しいの
でしょうね。
アメージングシリーズも次回が三作目。
果たしてサムライミ版を越えられるか?
楽しみではあります。
今回は現実的に説明出来ない部分が多いな
映画評価:50点
3本立て続けに観たわけなんですが、パーカーとMJがどんどん太っていってますね。
1本目は蜘蛛人間になってしまった苦悩と迷い
2本目は蜘蛛人間として市民を守ろうとする決意と成長
そして今回の3本目
ニューヨーク市民から認めてもらえるまでに成長してきたスパイダーマンに新しい敵が現れる
今作の敵は今までの敵とは違い地球外生物と、非現実的な砂男、更には親友。
市民からの信頼に比例して敵も増えていくんだね。
ブラックスパイダーマンを経験した事で悪役の気持ちも理解出来る様になって、ヒーローとしてまた成長している。
だけど残念なのは親友との最後と、MJとの結末。3本連続観てこの結末では納得いかない。
良くも悪くも葛藤ヒーローで楽しめました。
【2015.5.23鑑賞】
なんか、あっちゃこっちゃしてる
決して面白くないわけではないんですけど、なんか、あっちゃこっちゃしてる感じがあって、焦点が定まってないような気もしましたですね。なんか、忙しいというか。
やっぱり『2』の方で、スパイダーマンの正体がMJやハリーに明かされれちゃってるし、それにMJとは幸せになってるし、『1』からこのシリーズを盛り上げていたこの二つのモティーフが使えない中で、なんとか話を継続させられる要素をなんとか膨らませようとした感じですかね。
サンドマンがせり上がるところとか好きでしたけど、やっぱりそれだけでは心の奥底から揺さぶられるものとはならなかったですね。
あと、キルスティン・ダンストが今回はあんまり綺麗じゃなかったのも残念でしたよ。
スパイディのファンに
スパイダーマン3いろいろな批判がなされたり、監督自身もいい作品が作れなかったと言っています。しかし、わたしはすごく良い作品だと思いました。スパイダーマン3を観てスパイダーマンのファンになりました。監督や映画評論家、これまでに多くの映画を観てきて批判を述べる人、多々いると思いますが、アクションも素晴らしいし、音楽も最高です。ぜひスパイダーマン4もみてみたかったものです。僕のようにこの作品でスパイダーマンのファンになったひとは多いと思います。とにかくサム・ライミ監督のスパイダーマンは大好きです。マーク・ウェブ監督のアメイジングスパイダーマンももちろん大好きですが、なんといっても、トビー・マグワイア演じるピーターが1番好きです。ぜひスパイダーマンシリーズを観ていただきたいですw
傷だらけの正義の味方
総合:85点
ストーリー: 80
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 90
音楽: 65
スパイダーマンのシリーズ3作の中で一番良い作品。親友と戦い殺し合わざる得ない苦悩や恋人とのすれ違いなど、主人公は単純に正義の味方に集中するというにはその前に受け止めなければならないことが多いのだ。
主人公は多忙を極め苦労もありつつも充実した日々を過ごす。しかしそのような中で心が乱れて精神を蝕まれる。スパイダーマンが黒い生物に精神を支配されるのも象徴的であり、誰でもある程度の地位にあるものは何かしらの義務や責任のために精神的な重圧や心の傷を負うものなのだということを示しているように思える。彼はそのような中で自分の心の中の悪とも戦いつつ悪役とも戦わなければならない。
また悪役のサンドマンも実は単純な悪ではない。彼にも彼なりの事情があり、やっつければいいという存在ではない。親友との友情や誤解も主人公の心をかき乱す。そしてその親友の最終的な行動が悲しみを誘う。
結局スパイダーマンは心も体も傷つきながら、それでも自分の信じる道を生きる。その痛々しい姿に正義の味方への喝采というだけでなく、人としての共感を呼ぶ。
無駄遣い
絶賛というほどではなかったなあ
1より2、2より3
次はないだろうみたいな限界を感じる
御都合主義が過ぎる
内なる悪との戦い
スパイダーマンのシリーズ第3作。
ただでさえ悩み多き主人公ピーター=スパイダーマンの前に、今回はいっぺんに3人の敵が現れます。
ニュー・ゴブリン、サンドマン、ヴェノム。
ヴェノムに乗り移られ「ブラック・スパイダーマン」となってしまったピーターの変貌ぶりには注目です。若干やり過ぎで笑ってしまう部分もありますが(苦笑)。ピーターの内なる悪(復讐心)との戦いが今回のメインテーマだと思います。
そこに、ニュー・ゴブリンとサンドマンが絡んでくるんですが、これだけ沢山の内容を詰め込みながら、よくぞコレだけ綺麗に作品としてまとめてくれた!と本当に感心しますね。
サム・ライミ監督のスパイダーマンに対する愛をヒシヒシと感じます(笑)
ただのヒーロー物じゃない魅力。
このシリーズは、他のアメコミヒーロー物とはやっぱり格が違います。
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