スパイダーマン3のレビュー・感想・評価
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内なる悪との戦い
スパイダーマンのシリーズ第3作。
ただでさえ悩み多き主人公ピーター=スパイダーマンの前に、今回はいっぺんに3人の敵が現れます。
ニュー・ゴブリン、サンドマン、ヴェノム。
ヴェノムに乗り移られ「ブラック・スパイダーマン」となってしまったピーターの変貌ぶりには注目です。若干やり過ぎで笑ってしまう部分もありますが(苦笑)。ピーターの内なる悪(復讐心)との戦いが今回のメインテーマだと思います。
そこに、ニュー・ゴブリンとサンドマンが絡んでくるんですが、これだけ沢山の内容を詰め込みながら、よくぞコレだけ綺麗に作品としてまとめてくれた!と本当に感心しますね。
サム・ライミ監督のスパイダーマンに対する愛をヒシヒシと感じます(笑)
ただのヒーロー物じゃない魅力。
このシリーズは、他のアメコミヒーロー物とはやっぱり格が違います。
親子鑑賞にサイコー
スパイダーマン~スパイダーマン3まで改めて通しで見たけど、その中でも最強の敵との闘い。下の子は6歳だけど、画面に釘付けで最後まで楽しく見れました。親子で見るのにサイコーの作品です。
ヒーロー青春残酷物語…。
“世界最速公開!”“制作費史上最高額!”などなど話題満載。間違いなく今年No.1の超大作。ええ、行ってまいりましたよ。初日の初回に!もおその期待に充分応えてくれましたわ。『GO!SPIDEY!!』
いやあ、とにかく面白かったですわ。ココ最近の、ハリウッド映画では文句なしに“満足度No.1”を差し上げられると思いますよ。とてつもない映像と、魅力的なキャラクター。そして、キチンと練りあげられた脚本。特に今回は結構色々な要素がぶち込まれている(何せ、敵キャラなんて3人も出てくるんですから)のですが、決して消化不良にならず、ちゃんとまとめられている点は良かったと思います。お見事!サム・ライミ監督!!
1作目を観た時からず~っと思っていたことなんですが、この映画は“ヒーロー物”というよりも、“青春物”なんですよね。だからどれだけトンでもなく凄まじい映像があっても、どれだけ凄い戦いが繰り広げられても、ピーターが持つ“普通の人の感情”に、観客が素直に感情移入出来る点が、このシリーズに人気のある1つのポイントだと吾輩は思います。そお、作中にも出てくるのですが、もともとピーターって“引っ込み思案のただのオタク”な訳ですから…(^^;。
今回観ていて、一番“気になった(逆に言うと“気にならなかった”)”のは、MJを演じるキルスティン・ダンスト嬢のことです。1作目・2作目のころは、『何か老け顔で、映画にマッチしてないな~』と散々こきおろしておったのですが(そお思ってたのは、吾輩だけじゃございませんよね?)、今回は歳相応(?)にさほど違和感なく、観ることができました。シリーズも回を重ねて、やっと周りが彼女に追いついた…って、ことなんでしょうか(^^;。
一応『今回が最後』って、以前は宣言していたようですが、最近は既に4作目ありきなようで、今回のラストも別にどうとでも出来る内容になっています。まあ同じキャストで続けられるのなら、是非とも更なる続編を見てみたいと吾輩は思いますが、果たしてどうなりますことやら…。
ありがとうスパイダーマン!
本当に面白かったです。ストーリーはほぼ予想通りでした(ちょっと強引ですが、ご愛嬌)が、やっぱりサム・ライミ、ただではサンド・マン、ヴェノム登場させません。2時間20分に入れられるぎりぎりの中で、きちんと背景を組み入れていきます。ああああ、さすがは私の愛する監督・・・。デビュー作は死霊のはらわたですから・・・。
3作通して登場してきた、盟友ブルース・キャンベルも今回は台詞が多く、しかもフランス人という設定で、嬉々として演技。監督の弟も今回もきちんと登場。昨今の商業嗜好もしっかりと考え、ギャグ満載。1分1秒、無駄なシーンなし。お陰で3日間で1億4千万ドル軽く突破。初日5千万ドル越えというのも記録なんだそうで。
いやー、とにかく、面白かったです。アクションも遊園地のジェットコースターみたいです。CG満載ですが、非常に効果的なCGでございました。続編の噂もありますが、この作品が一応は最終作。トビー・マグワイヤもキルスティン・ダンストも前作までとは正反対のキャラを、水を得た魚のように演じます。マグワイヤの切れまくっている演技、本当に楽しそうです。彼ってもともと演技派なんですよね。ダンストも、今回一番可愛いかも。とにかく、こいつぁおすすめ!とくとご覧あれ!!!
ネタばれ でもカッチョいい!
このシリーズを通じて 最大の盛り上がりじゃないのか。それぞれの役回りが ここへきて一気に加速 前へ進められた感じ。一作目のラストのkissが ここでこんな意味を もってくるとは より強くなるヒーローに感激!
別に良いではないか。
何かと世間で批判を受けているかわいそうな作品だが、果たしてそんなに駄作だろうか。
少なくとも僕は楽しめた。
ジョージ・ルーカスが「くだらない映画だ。中身もない。ほとんどストーリーがないじゃないか」と爆弾発言していたが、もともとこのシリーズにはストーリーがない。
アクションだけを楽しむ作品だ。
皆期待して見すぎなのだと思う。
ただ、この作品が不評な理由を自分なりに考えてみると、まずは敵が多すぎる点だ。
敵が多すぎてそれぞれの魅力を発揮できていない。
次に、ピーターとハリーの友情劇。
見ていてこっちが恥ずかしくなる。
そして最後に、ラストの終わり方。
幸せの力でも書いたが、終わりよければすべて良しなのだ。
幕の閉じ方が不自然だ。
それら以外は本当に良かった。
迫力のVFX、コミカルなシーン、そしてヴェノム。
幼少期からのスパイディファンの僕としてはヴェノムの登場はうれしかった。
ただ、もっと出番が多かったらなぁ、と。
傑作『2』のハードルは高く…
悪役3人、ヒロイン2人、そして苦悩する主人公、それぞれを必要不可欠に結びつけ物語を作り上げた点は感服します。でも、やはり鑑賞前の予想通り、それぞれが一歩もの足りず散漫な印象が残る。ドラマは暗いだけで前作のようなカタルシスはなく、笑いもどこか刺々しい。
何より残念なのは、「サム・ライミ的テンポ」のアクションが楽しめなかったこと。アクションはより速く、よりハデになっているのだが、私の目はついていけない。そのせいか心を沸かせるアクション・シークエンスがあまりなかった。
サンドマンの大暴れは、CG技術の更なる進歩を感じ、なかなか凄かったけど、クライマックスの巨大化は雑で今ひとつ。
ひとこと要望を……もういい加減ピーターとMJを幸せにしてやって下さい。陰鬱なまま更に引っ張るのは可哀想すぎる。そもそも、「スパイダーマン」とは、愛に報われぬ宿業が前提の物語なんだろうか?
サウンドマンはSBR。
まぁ、これはこれで面白くないことはなかったのだが、シリーズの中では一番「・・・」な感じ。
第一作から引っ張ってきた親友との確執は「うまい具合に記憶喪失になってくれたしこの際なかったことに・・・」って、それ、“問題の先延ばし”であって全く“解決”になってない。身 辺 の 問 題 も う や む や に し て 済 ま そ う と す る よ う な 人 に ヒ ー ロ ー や っ て 欲 し く な い のである。
それに、今まで小さい行動範囲で収まっていたストーリーに“宇宙”とか“偶然”とかが出て来ると、物語内のリアリティが一気に損なわれるのだ。
「相変わらず外見的にも性格的にもどこがいいのか全くわからないヒロイン( ど う で も い い け ど 腕 毛 剃 れ よ ! ! )」、「全然同情できない敵キャラの悲劇性」など、とにかく各キャラクターに対する踏み込みが甘すぎる印象を受けた。
結果、ブライス・ダラス・ハワードの 見 事 な エ ロ 進 化 だけが異様に強く印象に残るという結果に笑
人間を超えるスーパーヒーローの物語も、まず人間の部分を描かないと単なる絵空事に終わってしまうのだ。残念・・・。
アクション性が増した?
結構前に見たのですが・・
スパイダーマンのアクション性は前作から良かったのですが、
今作になって、更にアクション性が増して(視点に工夫してる?)
ハラハラドキドキがありました。
(ちなみに前作まではハラハラドキドキはあんまなかった)
とりあえずかなりオススメです。
友情物語
詰め込みすぎというのは誰もが感じることだろうが、とにかく敵が3人いるから、序盤はあっちいったりこっちいったりで忙しい。それでも最後にはそれなりに収束させているのは大したもの。
気に入ったのは、ハリー・オズボーンがきちんと描かれていることか。1作目から(映画では描かれていない以前から)ハリーはピーターにとって大きな存在だったはず。次々と強敵が現れて、下手すればフェードアウトしてしまいそうなハリーにスポットライトを当て、MJを含めた3人の物語に決着をつけたのが個人的には満足だった。ラスト、ピーターの危機に駆けつけるくだりは、展開が読めていても見ると胸が熱くなる。他にもキャラクターは多数登場するものの、やはり『スパイダーマン』はこの3人が中心なんだと実感。愛と友情があってこそ、“赦し”がある。
ブラック・スパイダーマンならぬ、ブラック・ピーターは息抜きにお楽しみを。
衝撃的なサンドマン
去年USJに行ってスパイダーマンのアトラクションで酔ってしまった。もともと、遊園地で映像系のアトラクションは苦手なのだが、やっぱりダメだった。その思い出があるのでスパイダーマン3を見に行くのはちょっと躊躇ったが、彼女も楽しみにしていたので見に行きました。
場所はいつも板橋マイカル!公開2日目でも予約をしておけばすいすいいい席がGetできるのがGood!
内容はというと誰でも楽しめる仕上がりという感じに受けました。
スパイダーマンのスピード感ある動きはいつもどおりで楽しめました。サンドマンの映像(CG)は必見です。
ただ、ストーリーは”愛情と友情”をテーマにしており、楽しいながらもちょっと悲しい結末も待っていました。
それにしても友人のハリーはかっこよかった。
最後に映画館に行った時の服がサンドマンと同じような配色の横ボーダーだった。帰る時、子供に”サンドマンいるよー”って指差されたらと嫌だなと思い、ちょっと恥ずかしかった。
ヒーローものの楽しさ満載
このシリーズ、ヒーローもののなかでも好きだけど、個人的には2よりこちらのほうがよかった。ヒーローが「お人好しでストイック」だと、ちょっとイライラしちゃうけど、今回は「いいたいこと、やりたい」邪悪なことを、ブラックスーツを着ることで実現させてる。この発想転換がいい。これによって、ストーリーが生き生きしておもしろくなっていた。
正義の味方のブラック化は定番です。
今度のスパイダーマンは、ブラック・スパイダーマン。妙に人間くさいスーパーヒーローのスパイダーマンですが、人間並みに(って言うか、人間そのものかもしれないけど)悩みます。
正義の味方が、様々な理由によって悪の心を抱いてしまうと言うのは、ヒーロー物には定番の設定です。しかも、大体が、復讐心とかが、その悪の心の原動力になっていたりするんですよね。スパイダーマンもその例外ではありません。でもねぇ、そのトリガーが謎の黒い液状生命体と言うのは、うーん・・・。しかも、その黒い液状生命体が出現したことにスパイダーマンが気が付かないと言うのは、あの状況では、どうも納得が行かない設定です。
3作目ですが、1作目、2作目と話は繋がっています。やっぱり前作・前々作を見たほうが、理解が深まりますね。特に、ハリーがピーターを、何故憎むのかとかね。
普通のときのピーターとブラック化したピーターを、トビー・マグワイアが上手く演じ分けています。ブラック化したときの方が、自信に満ち溢れていると言うのは、やっぱり定番なんでしょうか。
物語の最後に、ブラック・スパイダーマン(?)とスパイダーマンが対決するのですが、あんな事で、それほどピーター/スパイダーマンを恨みますかねぇ。って言うか、このスパイダーマンという作品は、人の恨みつらみに絡む話が多すぎるような気が・・・。漫画が原作なんだから、もう少し明るい話でもいいと思うんですが。
上映時間が139分もあります。ちょっと長すぎますね。テーマも、ブラック化した自分に葛藤するのか、あるいは、敵と戦うのかと、絞り方がイマイチだし。その上、MJとはどうなるんだ?と言う点も、ちょっと。そろそろ限界?
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