劇場公開日 2005年3月5日

「中年にだって夢も希望もあるのさ」サイドウェイ マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5中年にだって夢も希望もあるのさ

2009年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

マジメさゆえに面白いストーリーを書けないシナリオライター道雄と、現地の富豪の娘と結婚間近だが、まだまだ遊びたいいい加減な大介のデコボココンビが愉快だ。人生の、とりあえずは中間着地点が見えそうで見えない男と、見えてはいるけど実感できない男が、中年には中年の悩みと楽しみがあることをカラダで表現する可笑しさは、時折、切なさも伴って、いままでの邦画にはなかった新鮮さがある。
菊池凛子がはじめて魅力的に見えた。脱がなくてもいい演技ができるんだから、これからも頑張ってほしい。鈴木京香の役どころは、女優のこの年代における層の薄さが露見した。80~90年代、日本映画が衰退したツケがここにきて回ってきた感がある。考えてみても、ぴったりの女優が思い浮かばない。上と下の年代ならそこそこいるんだけどね。鈴木京香は笑顔が引きつってる。★ひとつ分、作品に輝きが出ない。
予告篇の音はさすがハリウッドと思ったが、本篇ではそれほどでもなかった。

p.s. トヨタのクルマが多数出てくるが、小日向文世と生瀬勝久がふたりして、フォードのクルマを壊すとは・・・。日米問題、大丈夫? ま、面白いからやっちまえ!(笑) あれって、狙ったんだろうか? だとしたら、チェリン監督、アンタは偉い!!

マスター@だんだん
きりんさんのコメント
2018年7月11日

コメント先を間違えておられませんか
邦画は「サイドウェイズ」、
洋画は「サイドウェイ」です。

きりん