ポセイドン
劇場公開日 2006年6月3日
解説
1972年製作の「ポセイドン・アドベンチャー」を、「パーフェクト・ストーム」「トロイ」のウォルフガング・ペーターゼン監督のメガホンでリメイク。登場人物はオリジナル作とは別物で、消防隊員経験のある元NY市長をカート・ラッセル、その娘を「オペラ座の怪人」のエミー・ロッサム、元海兵隊員のギャンブラーを「ステルス」のジョシュ・ルーカス、ゲイの建築家をリチャード・ドレイファスが演じる。ただしオリジナル同様に少年は登場し、「ファイヤー・ウォール」でハリソン・フォードの息子を演じたジミー・ベネットが扮する。
2006年製作/98分/アメリカ
原題:Poseidon
配給:ワーナー・ブラザース映画
スタッフ・キャスト
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2021年7月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波
録画してあった「午後のロードショー」にて視聴。
まずはパニックものなので見終わって疲れました笑
これぞパニック映画!これぞエンタメという、手に汗握るシーンの連続で、結構楽しめました!
オリジナル版視聴済みです。
本作は72年の「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクですから、技術進歩で、格段に進化したパニックアクションを最後までハラハラドキドキしながら堪能させて頂きました。
親と一緒に見ていたのですが、最後までどうなるのか楽しく見守らさせて頂きました!
しかしながら、人間ドラマ部分が圧倒的に薄かったように思えます。
自殺願望があったおじさんが、結局は生きたいから、若者を蹴り落とすシーンなんか、リアルに描けていたと思います。
一部ではそんなリアルに描いていたのに、キャラクターの生き残りたいという部分が全く伝わってこなくて、流されるままに脱出しているように思えませんでした。
NYで入院している弟に会いに行く途中の姉なんかは、まぁ理由としては、結構生への執着を感じたのですが、ダクトを登るシーンなんか、生きたいより、怖いが勝っちゃってて、それはそれでリアルで良かったのですが、本当に生き残りたいのか?とも思えてなりませんでした。結局死んじゃうし…
両思いの2人とか親子とかも何となくわかるんですが、生への執着と言うよりかは、ただ死にたくないってだけに思えていまいち感情移入できなかったです。
カート・ラッセルも掴みは良かったけれど、娘と会ってからちょっと微妙…溺れるシーンは結構迫真でした!
オリジナルとどうしても比べちゃうのでドラマが弱かったのが致命的でしたね…
72年。ノリに乗ってたジーン・ハックマンの演技が強すぎたのかもしれませんね。
ですが、展開の速さとテンポの良さで飽きを感じさせなかったところは良かったです。
波が来て船転覆するまでちょっと早すぎたような気もします笑
2021年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
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言うまでもなく大ヒットした「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」のリメイク版、プロットは知られているのでパニック・スペクタクルならではの迫力あるシーンを最新のVFX技術でアップグレードしたいと言うことでしょう。サバイバー達も入れ替えています。
パニックものではお約束の群像劇、映画の前半はそれぞれの人物像の紹介に時間をかけるのですが本作はすぐに悲劇が起こります。初期テイクではもっと長かったのですが試写の反応を観てテンポを上げたようです。大体は死んでしまうのでことさら感情移入させてどうするのとも言えるかもしれませんね。それにしてもパニック前の序章としてはあっけなさすぎ、海底地震の起きる様子など迫りくる恐怖の演出に少しは尺をさいても良かったでしょう。
実際に撮影中の怪我や事故も多かったようです、この手の映画では役者さんも大変ですね、映像からも過酷さが察せられます。
サバイバルの基本としてパニックにならないことと言われても難しい、船といっても小さな街くらいの規模だから船員の先導なくしては避難もままならない、その上、本作では天地がひっくり返っているのだから尚更です。アドベンチャーではリーダーはジーン・ハックマン扮するカリスマ牧師さん、こんな時は神のご加護にすがるしかないと言う意味では納得だし、まさに信ずる者は救われるわけですね。本作は元海軍や消防隊員だからサバイバル術に長けているだろうという設定は良いでしょうが脱出できたとするのはまさに奇跡の範疇だから、要は見せ所を人間性に置くのか、パニック・ムービーの怖さ、映像にかけるのかの思想の違い、どちらかといえば本作は後者なのでしょう。自殺願望の老人が生き残るのも運命の皮肉ですものね。
とにかく怖い映画、コロナ騒ぎもありましたし豪華客船の船旅も考え物、といっても幸か不幸かクルーズ船に乗れるほど裕福ではないので杞憂でしょう。
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どう言えばいいかオリジナル版より人の死がリアルというか、今の今まで話してたのに蹴落としてしまうとか、実際にはこうなんだろうなあって感じがしますよね、だから監督はタイトルから『アドベンチャー』を取ったなんて言ってたような言ってないような・・・ 最後の方で振り向いたら娘を婚約者に託したカート・ラッセルがすでに潜っていなかったシーンはビックリしました、1番苦しい死に方でしたね・・・。 映像は迫力満点でした!
2020年6月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波
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「日曜洋画劇場」で鑑賞。
オリジナル版は鑑賞済みです。
オリジナル版と比べて、人間ドラマが希薄な気がしました。確かに、以前より遥かに発達したVFXによって、迫力は増していましたが、パニック映画の真髄はそこだけじゃなかろう…と思いました。危機に直面した人々の人間模様が描かれるからこそ、物語に厚みが生まれて、情感に迫って来る作品になる…。そこを履き違えてはならないのでは…?
カート・ラッセルの溺れ演技がリアル…(泣)
衝撃的でした。
※鑑賞記録
2020/06/27:WOWOWプライム(2回目)
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