パニック・ルームのレビュー・感想・評価
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どうしても「ホーム・アローン」が思い浮かぶが、映画としてはスリリングでおもしろい。
スリラーはデヴィット・フィンチャーお得意のジャンルだし、ジョディ・フォスターも出演しているし、ということで満足度の高い作品だった。
しかし、観ていてずっと「ホーム・アローン」(1990年)が頭から離れなかったのは致し方ないか。
夫と離婚したメグが娘と一緒に豪邸に住むことになる。
法律上あと数日は入居してはならないことになっていたが、不動産屋の手違いで住み始めてしまう。
もともとその家には富豪が住んでおり、遺族が侵入してくる。パニックルームに財宝が隠されているのを知っていたのだ。無人だと思って侵入したが、危険を察知したメグたちはパニックルームに逃げ込んでしまう。
侵入者たちとの攻防がはじまる。
2002年は「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「スパイダーマン」「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」といったブロックバスタームービーがヒットしていた時期。振り返ってみるとバラエティに富んでおり、映画の可能性がまだまだ広がっていた時代とも言える。
本作は、フィンチャーが1999年の「ファイト・クラブ」の次に撮った作品で、前作同様多様なカメラワークが駆使されている。
先端技術を活用するイメージのあるフィンチャーだが、本作ではヒッチコック風のサスペンスを目指している印象だ。
だからだろうか、クラシカルな豪邸が舞台で、時代性を感じさせるものはあまり出てこない。
製作費75億円で、興行収入300億円とそれなりにヒットしている。
しかしフィンチャーのフィルモグラフィーであまり名前が出てこない。
思うに、密室のサスペンスとしてはすぐれているが、登場人物がコマとして扱われている感じが否めないのも一因ではないだろうか。
ジョディ・フォスターの「羊たちの沈黙」では、彼女が演じたクラリスはバッファロー・ビル事件の解明というミッションがあったが、同時に彼女自身の暗い過去に立ち向かうという物語でもあった。
本作では侵入者と対決して勝つというミッションはあるのだが、それ以上のものがなかった。だから地味な印象で記憶に残らないのかもしれない。
ハラハラ…
離婚後の母と子の成長、絆の再構築、再出発 監督がテーマがあるとした...
みんなパニック
避難部屋を設置しよう‼️
夫と離婚し、娘と新居に引っ越してきたメグと、新居に侵入してきた3人の強盗との戦い・・・‼️デビッド・フィンチャー監督にしては珍しく正統派のサスペンス映画であり、限定空間を舞台にしたドラマとアクションがヒジョーに見応えあります‼️メグたちが逃げ込んだ "パニック・ルーム" へ強盗たちがガスを流し込み、メグが発火させようとするアクション・シーンや、娘が糖尿病を患っており、インスリンの注射をしなければならない設定や、元夫の訪問といったアクシデントもサスペンスの重要な布石になっていて面白いですね‼️そして壁や天井、床下など、新居内を縦横無尽に移動しまくるカメラワークもホントに神業で、フィンチャー監督の画面構成へのこだわりが感じられます‼️
潔すぎるガバガバ映画
金持ちどもの強欲さが現れてる。
離婚した元旦那に買わせた豪邸に、その豪邸を以前、持っていた老人の隠し財産をめぐって争いが起こる。豪邸らしく、「パニックルーム」などと言う部屋があり、そこに隠れるが、娘は持病があり、定期的に注射を打つ必要があるのがミソ。でないと、籠城しているほうが圧倒的に有利だから。
隠し財産目当てで侵入した3人は、連携が取れておらず諍いばかり。特にボスを自負する男は、計画性はほとんどなく、のこのこ、やってきた感じ。
黒人はパニックルームを作ったことがあり、「パニックルームには入れない。中から開けさせないと無理だ」と冷静な判断を下す。
色々あって、最後は、黒人が隠し財産の2000万ドルの銀行債を持って逃げようとしたが、機転を利かせて、待機していた警察に捕まり、銀行債は風によって吹き飛んで行った。まさに「悪銭、身に付かず」と言った感じ。
で、ラストシーンで、ジョディー・フォスターとその娘が次に住む物件をあれこれ検討しているが、個人的な意見では「こいつら、懲りてないな」と思った。だって、パニックルームがついてる物件を探してる様子が無いから。
何かの名作に似てるけど‼️❓なんだか違う感じ‼️❓
ひとつひとつが物足りないまま終わる
人によっては面白いと思えるはず。
一緒に見た友達は、絶賛はないまでも酷く貶すわけでもなかった。ただ私は合わなかった。
なぜか安く手に入った広い家で、不器用な親子が暮らし始めた初日に強盗が押し入る。
なぜか強盗は2人のはずが3人に増えていて、、、と意味のない謎が増えていくばかり。
ジョディフォスターが頑張っていなかったらレビューすら書かなかったであろうつまらなさだった。
親子愛を説くのはなぜか強盗側。もう1人は凶暴なだけで、マスク以外なんの魅力もない。
結局主人公は強盗なのかと思うくらい、ワクワクするのはキレ者の強盗のアイデアだけ。
それもこれも周りがバカなせいで失敗に終わる。
警官を呼んでからとりあえず先に来る夫がボコられるのも芸がないし、その呼ばれた警官も賢いけど遅い。遅すぎる。
銀行の債券が風に飛んでいくのも本当に面白くない。黒人の保釈金でも積んで欲しかった。クソ野郎でも親子の命の恩人なのにラストでは何も触れられず、ただ親子が新しい家を探している。は?
親子がトラブルを呼び込む悪魔的な存在なのかと疑ってしまうような、最悪の終わり方だった。
【”全編に漂う尋常でない緊迫感。”無人と思い侵入して来た隠し金庫の金を奪いに来た思惑がずれる3人の犯人達と、夫と別れたばかりの女と娘との駆け引きに魅入られるサスペンススリラー作品。】
■離婚したばかりのメグ(ジョディ・フォスター)は、娘・サラ(10代前半の無茶苦茶若いクリステン・スチュワート)を連れて、新しい引っ越し先の下見に出掛ける。
案内されたタウンハウスには、「パニック・ルーム」と呼ばれる緊急避難用の部屋が設置されていた。
引っ越しを済ませ、母子の新たな生活が始まったその晩の遅くに、事件は起こる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・押し入った犯人たち、
1.警備会社に勤め、唯一人間性を保つバーナム(フォレスト・ウィテカー)
2.メグが引っ越した大邸宅の主だった男の甥のジュニア(ジャレッド・レト)
3.バス運転手ながら、凶暴なラウール(ドワイト・ヨーカム)
の連携の取れない姿と、メグが、1型糖尿病を患う娘・サラを思い、危険を冒してパニック・ルームを出て携帯電話を取ってきたり、インスリンを取りに行く姿が産み出す緊迫感が凄い。
・メグとサラが、必死になって吸気口から、懐中電灯でモールス信号でSOSを発信するシーンや、犯人たちがパニックルームにガスを流し込んだ際に、メグが命懸けで行ったガスへの着火シーン。
ー そして、全てのガスが発火し、犯人たちのリーダー格ジュニアは腕に火傷を負い、”正式に遺産を受け継ぐ”と相続金額を告げた際のバーナムとラウールの表情。ジュニアは隠し金庫には300万ドルあると言われていたが、2200万ドルと分かる。
で、ジュニアはラウールに撃ち殺される。自業自得であろう。-
・サラが、低血糖に陥ったためにメグはインシュリンを取りに再びパニックルームを出るが、逆にバーナムとラウールはパニック・ルームに入り込む。
ー メグから”頼むから・・”と依頼され投げ込まれたインスリンをサラに打つバーナム。-
・そして、メグが必死に主回線を一瞬繋ぎ、元夫のスティーブンに連絡を取り彼が家を訪ねて来るも、彼は犯人たちに激しい暴行を受ける。
・更に、スティーブンが通報したために警官達が夜中4時に、邸宅を訪れるも犯人ともにパニックルームに居るサラを思い、警官達に何事もないと言って返すメグ。
ー 苦渋の決断であろう。-
<今作の見所は、4階建てのエレベーター付きの大きなタウンハウスの密室の中で行われる犯人たちと母娘との頭脳戦であろう。
確かに、デビッド・フィンチャー監督作品の中では平均的な作品ではあるだろうが、個人的には見応えがあると思った作品である。
更にはジョディ・フォスターは別格としても、今作で実質の映画デビューを果たした10代前半の無茶苦茶若いクリステン・スチュワートの姿も、必見であると思った作品である。>
感想
脚本SS俳優SS全部SS
20年前とは思えないクオリティで度肝を抜かれた。宇宙戦争やミッション・インポッシブル、サム・ライミ版ミスパイダーマンやジュラシックパークという名だたるもう全部面白いと言っても過言ではないほどの作品を担当していらっしゃる脚本家『デビッド・コープ』が送る、最高の密室パニックアクション。
終始緊迫感の有る演出は勿論、強盗側も魅力的で半分強盗マニュアル映画のように事細かい”強盗の技”も披露されていく。バーナム役のフォレスト・ウィテカーの隠しきれない良い奴感と残り二人のクソ野郎感。そして何より魅力的なジョディ・フォスターのパイオツ。この手のパニック系映画では100点満点とも言える作品でした。
いやあ~~~脚本も絵面も俳優さん方の演技も全部凄い!!映画ってやっぱ良い作品は色褪せないんだなあって思わされましたね。
舞台はニューヨークのとある豪邸マンション。『流石に広すぎだろ!』というほどの居住スペースをしかもニューヨークを舞台に描くというのは、まだ洋画にアメリカン・ドリームな香りを感じさせていた頃を思い出させる演出でちょっとニヤつきました。00年代まではアメリカ映画にこういう雰囲気が残ってたような~って。こんなのを見せられてた当時の世界中の多感な若者達はそりゃアメリカに憧れを抱いて当然だよな~と。
話を戻しまして、そこに三人の強盗がやってきてメグと娘はすぐに”パニック・ルーム”なる非常用の部屋に隠れるところから物語は始まります。これが普通の作品でしたらすぐに娘が人質に取られたりやってきた他の住人が犠牲になるスプラッター描写だったり最後は警察との銃撃戦!みたいな展開だったと思います。
でも本作は違うんです。
まず作品名の通り”全てはパニックルームを基準に”展開し、メグ達と強盗達がその部屋を争います。安易な第三者の介入は無く、メグ達と強盗達がそれぞれ知恵を絞って戦うのです。これがもう面白い。
例えば強盗達の場合、ただメグ達を脅して銃をぶっ放すとかそういう安易な方法は取らず、極力頭を使ってどうにかしようと魅せてくれます。相手の行動の二手三手先を読んで電話線を切ったりだとかプロパンガスを送り込んだりだとか。しかもそれを”実行しているシーンがちゃんと演出されていて”壁の裏に有る配線をドリルで破壊するシーンでは破片が飛び散らないようにする為クッションを挟んでやっていたりだとか、金庫を開けるシーンではそのままぶっ壊すのでは無く内部の構造が見える範囲まで破壊して後は顕微鏡的なやつで覗きながら手動で開けていたりだとか、
『強盗ってこうやってするんだ!』
って勉強になるような演出が山盛りなんです(笑)。
なので本来メグ達に感情移入しなきゃいけないのに強盗達(といってもほぼバーナムなんですが)の手腕が光るのでそっちに魅了されていくという不思議な時間を過ごすことになります。
そしてもう一つ、言及せざる得ないのが主演ジョディ・フォスターの素晴らしさ。今見ても一級品の美しさですし、こういう純粋な白人女性の美しい女優さんって最近減りましたよね。それに何よりおっぱいが(笑)。
ほぼ全編に渡ってタンクトップですので、いちいちユルユルの谷間が視界に入ってきて最高なんですよもう(笑)。これもメタ的にあえてジョディ・フォスターの魅力を散りばめているのでしょうね。当時は妊娠していたとかで、妊婦さんのフェロモン溢れるおっぱい/////
はてさて、やはり見終わってから皆さん”どうしても疑問に思うことが2つ”有るでしょう。一つは【警察は何故異変に気づいたのか?】そしてもう一つは【ラストの表情の意味】。この最後に疑問が残って語りたくなってしまうような感じも昔のハリウッド映画らしくて良いです。
まず一つ目は作中で明確に髪をかき上げる動作が有りました。そして『強盗に押し入られてる』という具体的なフレーズと、後は警察の感という事になる・・・・?しかし、銃を持った特殊部隊をあれほど動員するにはある程度の証拠が必要になってくるでしょうし、騒音による周りからの通報とひょっとしたらSOS信号を受け取った人が解読していた説もあり得ます。
まあもっと現実的に考えますと、本来警察に通報してくれたスティーブンと再度の連絡が取れなくなっているでしょうから、そこから明らかな異変を感じ取って周りからの通報も込みで出動したという感じでしょう。銃声に関しては強盗のハンドガンにはサプレッサーが付いていましたので、どちらかと言うとそれ以外の騒音でしょう。そういえば、シンプルにお隣さんも居るようでしたしね。
因みに返り血で気づかれたという説を提唱している方がおられましたが、作中では少なくとも上半身や顔には付いていませんでしたし、でも直前にスティーブンに触れているので手には付いていたかもしれません。
メグが割ったガラスの上を歩いて何故か平気(それだけアドレナリンが出ているという描写?)なシーンが有りましたが、それは警察と会った後のシーンでしたので足も流血していないでしょう。なので血関係説は薄いと思います。
そして二つ目。これは真エンディングが有ったらしくその名残りで特にジョディ・フォスターの表情はそうらしいです(笑)。でも僕としてはラウールを殺した時点でメグ達が機転を効かせてバーナムは駆けつけてきたパニックルーム設計会社の管理人という事にして『ああ、有難う管理人さん!』という一転無罪オチを期待していましたが、普通に捕まっちゃいましたね。。。。監視カメラが録画されていない伏線も有りましたし、ここは明らかに強引な変更がなされた事が分かります。
う~~んそもそも金はメグ達でもスティーブンのモノでもなく、あの無能だったリーダーの親族の金ですし、ここはバーナムが助かるエンドでも良かったんじゃないかと。パニックルームを設計した男がそのルームで一つの家族を救い、その褒美を得られる。元々黒人で不利な目にも遭ってきた事が示唆されていますし、自分のやってきた事がこんな形で報われたというオチでも面白かったかも。
まとめ
そんな感じでとにかく上質なパニック映画でした!!!!!ジョディ・フォスターも強盗達もみんな最高の演技を魅せてくれましたね。これはもう是非とも全ての映画ファンに観ていただきたいです。必修です!!ジョディ・フォスター最高です!!!!
ダメな方のフィンチャー
こんな大きな家は怖いだけ
ジョディさんの作品はどんなに評価が高くても私の中で印象に残る作品にならない。この作品もそんな感じ。
よく出来ているのに不思議だ。巨乳じゃないし、キャラでもないのに、胸を強調するタンクトップもワザとらしい。
好きだし、かっこよく、素敵な女優なので、これからの活躍に期待したい。
監督:デヴィッド・フィンチャー。主演:ジョディ・フォスター
2002年(アメリカ)デヴィッド・フィンチャー監督作品。
昔見た映画を再見すると、色々な発見があります。
ジョディ・フォスターの娘役のクリステン・スチュワート。
当時、まだ何者でもなかった子役ですね。
この時、11歳か12歳なのに、もう完璧な顔立ちは今と変わらないクールビューティで、
本当に目鼻立ちが美しい。
あらすじ
離婚したてのメグ(ジョディ・フォスター)は、夫への当て付けに高額なマンハッタンの豪邸を慰謝料として購入。
娘のサラ(クリステン・スチュワート)と2人で引っ越します。
富豪が住んでいたその家は4階建ての超豪邸。
エレベーター付き。
その上、緊急避難用の部屋=パニックルームが備え付けられていたのです。
引っ越し当日の夜、3人の強盗が侵入します。
目当ては、富豪の遺産。
それはパニックルームに隠されているらしい。
強盗の侵入に気付いたメグとサラは、パニックルームに立て篭もります。
パニックルームを開けさせて、お金を盗みたい強盗。
決して中へ入れずに、外部の助けを呼びたい母と娘。
やはりこの映画でもジョディ・フォスターは《強い女》
黒のタンクトップとパンツの軽装で、《戦う女役》
タンクトップの胸元が始めより徐々に下がってきて、胸元がかなりサービスショットになっております(笑)
やはりジョディは《出来る女》
かなり抵抗が激しい。
目には眼を、でしたね。
強盗のひとり、フォレスト・ウィテカーが、根は優しい強盗を演じて、
強盗にも強盗になる理由があるんだなぁ・・・とか、感じる造りになってます。
彼が居なければもっと悲惨な結果になっていたと思います。
そして、気の毒だったのはメグを捨てて若いモデルに走った元夫(パトリック・ボージョー)
妻を助けに来たものの、犯人たちに利用され痛めつけられ、大怪我。
メグとも20歳近く離れた老人。
瀕死の重症で、寿命を縮めたカモですね。
まだまだ美しいジョディ・フォスターを堪能しました。
みえないリスク
とても好きで何度も観ている作品。
感じるままに考察するなら、この作品のテーマの一つは人種差別による社会格差だと思う。
OPクレジットが、NYの街並みに溶け込むように出てくるところ、確かにそこにあるのに目に入らない感覚。だけど不気味に横たわっているもの。
これが、一見するとその存在に気が付かないパニックルームそのものであり、社会の中で当たり前になってしまっている人種格差まで暗喩しているように思えた。ゆったりと底に流れるウッドベースも良い。
主人公は、富裕な大学教授に浮気され離婚したばかり。元旦那への「あてつけ」で、パニックルーム付きの豪邸を慰謝料で購入。娘と2人、精神はどん底。
そこへ、3人組の泥棒が侵入してくる。首謀者は元所有者の孫である金持ちのボンクラ。計画を可能にしたのは勤勉で賢いにも関わらず、真面目に働いても報われることがない黒人労働者。そこに得体の知れない銃を持ったならず者が急遽加わり事件は起こる。
黒人(バーナム)が人質になった娘に述懐する場面、「俺の娘もこんな家に住めたら…でもどんなに頑張ってもどうなもならないことが…こんなはずじゃなかった。こんなはずじゃ…」
離婚して腹いせに豪邸を買う”悲劇の”主人公と、とてつもない対比を見せている。どちらもアメリカ的な不幸だが、片方は次元の違う、逃れようのない不幸。
結果的に全ての犯行を可能にしたのが、人を傷つけることに最も乗り気ではないバーナムというのが趣深い。この社会を危険たらしめているものは一体なんなのか?それが浮き彫りにされている。
ラストシーン、母娘はベンチで次の新居を探す。その顔にはまだ傷が残っているが、表情は晴れやかで幸せそうなのだ。
それは、ピンチの時に元旦那(父親)が駆けつけてくれたこともあるかもしれないが、きっと自分たちの幸運に2人が気づいたからに違いない。
とても象徴的で寓話的な作品。
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