マイノリティ・リポートのレビュー・感想・評価
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目を見張るサマンサモートン
2054年、トムクルーズ扮する犯罪予防局ジョンアンダートンは、予知システムにより犯人逮捕を行っていた。予知システムだから実際には犯罪を犯しているとは限らない。しかし、何と36時間後の犯罪者氏名としてジョンアンダートンの名前が出て来た。ジョンは逃げたが果たしてジョンの運命や如何に? 勝手にシステムから名前が出て来たら迷惑な話だな。それにしても網膜スキャンを逃れるために目玉を入れ替えるなんて恐ろしいね。サマンサモートン扮するアガサの演技とジョンに対するフォローは素晴らしかった。全体的にも重厚感があって面白かったよ。
面白かったのは設定だけでした。。。
犯罪を予測し、未然に防ぐシステム。
しかし、自分が犯人になってしまうという面白そうな展開。
設定や逃亡中のアクション、世界観づくりなどは面白かった。
ただ、ストーリー展開は分かりやすく、読めてしまった。
心揺さぶるような感動や発見は一切なく、ただただ、刺激の強い映像を見るだけの2時間半だった。
普通に映画館で見る映画としてはいいが、ならではの感動はなかった。
今のコンピュータ時代を予言?
ちょっと目が痛くなるような退色させたデジタル・フィルム撮影。コンピューターはスケルトンでマウスの代わりに手で操作する仕組みだ。犯罪の被害者、加害者の名前が木彫りの玉だったり、予言は3人のプリコグ(予知能力を持った人間)という発想が面白い。全体的にハイテクとアクションで魅了するのだが、目玉のエピソードや発明者のおばさんなんかをカットしてもいいくらいの長さかもしれない。また、息子への復讐心ももうちょっと煽った方がわかりやすい。
ヒッチコック作品や『時計じかけのオレンジ』や『ブレードランナー』へのオマージュや、カメオ出演も多数あると話に聞いたけど、見直してみよう!という気にはならなかった。
『CODE46』でもいい演技をしていたサマンサ・モートン。改めてこの映画を見なおしてみると、同じ雰囲気を醸し出している。コリン・ファレルもこの映画からスターダムにのし上がった?
【2002年12月映画館にて】
70
設定、ストーリー展開は面白い。
逃げながらのアクションが長すぎる。
なぜ片目を失明しなかったのか。(スラムで片目の人間がキングになるという伏線まで貼っておいて)
なぜシステムを作った老婆がマイノリティリポートのことを教えたのか。
コメディ要素いらん。
話としてのまとまりは良かったから70にしたけど、ツッコミどころの多さを加味したら60。
少数派の存在意義。
凶悪犯罪のみならず、犯罪が事前に防げたら…。
多分、人類の夢。私もそうあって欲しい。
そのために研究され、開発される数々のシステム、方法、法律。
テロ等準備を阻止するためとして2017年に施行された改正組織犯罪処罰法(かなり強引な採決だった)。
顔認証システム。昨年度、ラグビーをパブリックビューで観たとき、併設された催事で、説明を受けた。「大勢の観客の中から、空港等の雑踏の中から、この顔認証のシステムを使って、犯罪者として指名手配されている人を見つけ出せるようになるんですよ」
素晴らしい。あのマラソン大会での悲劇が、あのコンサートでの悲劇が、他にも数々の悲劇が繰り返されないようになる。安心して生活できる世界。
でも、反面、怖くなった。車が来ないことを確認したうえでの信号無視くらいしか法律違反はやったことがない、蚤の心臓の持ち主だが、もし”危険人物”として同定されてしまったら…。政府等に、某機関に、生活を把握・監視されているような心地悪さ。
そんな犯罪予防ができる世界の物語。
予知されたことは必ず起こることが前提。
けれど、
意思の力が何ものにも勝る。未来だって変えられる。
それを体現したジョン。それを迫真の演技で、見せてくれるトム様に🍻(乾杯)。どんなに息子を愛し、あの時の自分を責め続け、犯人への怒りを募らせていたかをたっぷりと見せてくれていたうえでのあの決断。全身に力が入ってしまった。
冤罪を晴らす物語と思いきや…。
一転、二転…。自分の心の闇も見据えて葛藤しつつ、でも意志の力で未来を変えたかと思ったら…。さらに罠にはまって…と、物語は飽きさせない。
かつ、こんな上から目線の政策がまかり通るような、
大儀のために人権が無視されるところとか、
管理社会への恐怖というか嫌悪感というかを見せつけつつも、
単なる問題指摘映画でなく、エンターテイメントとして成り立っているところがすごい。
目を見張るような機器類を駆使する、輝かしいと思いたい未来を、
監督は、わざと汚らしい映像で描いたと聞く。
多数派がまかり通り、少数派が抹殺される世界。
それでも、
絶対正義を具現するような、全市民の生活に影響を及ぼす巨大なシステムでも、ある出来事で全崩壊していく。
そう、
絶対正義なんてない。
正義のために許される悪事なんてない。踏みにじられる人権なんてあってはいけない。
気心知れた人たちとの穏やかな生活こそが尊い。
そんな幾つものメッセージを読み取ってしまう。
初見時は、人権無視とか後味が悪くて、今一つ好きになれなかったが、
今は、その後味の悪さこそがこの映画のメッセージ?かと思う。
時代とともに、何度も見返す度に、見方や感想が変わっていく。
予知はともかく、いろいろな面でこの映画が描いた未来が現実になっていく今、
もう一度見直した方がよさそうだ。
(原作未読)
未来
犯罪が起こる前に逮捕できる世界
ある日主人公が犯罪を犯す映像が…
PSYCHO-PASSのシビュラシステムを思い出した
SFアクションとしては見応え十分
2002年の公開ですが時代を感じさせないスピルバーグの映像テクニックがすごい
いつの時代も間違いは人間から
20年前とは思えない近未来へのワクワク
さすがスピルバーグと言わざるを得ない面白さ。ストーリーも演技も発想も抜群。ちょっとあれ?って思うところもあるけど、そこはほら20年前だし、ってことで許しちゃえる。
2002年公開で、2003年くらいには一度見ているけど、久しく見てみるとほぼ忘れていて、2回目と言えないほど面白く見れた。そして、見ていていくつも驚きがあった。まず、コリン・ファレルが出ていたことも忘れていたし、演技がわざとらしさを感じながら、そこがよかった。ついで、アガサ役のサマンサ・モートンがあのウォーキング・デッドのアルファじゃないですか!ってホントびっくりした。どっちも髪の毛なし役だったけど、検索すると髪の毛あり画像が出てきて、意外に美人ってのがさらに驚いた。あと、後半のホテルのフロント役のひとが、どっかで見たことあるんだけどどうにも思い出せない・・・。
とにかく、20年前に50年先を考えた近未来映画で、話は面白いし、演出も抜群で、出ている俳優もおお!って思える人がわんさか出ている。スピルバーグはホントに魅せる映画を作るのがうまい。
追われる身となった捜査官の過去明かされる、スリリングな秀逸近未来SFサスペンス
3人の天才的な予知能力者が未来の犯罪を予知、未来の犯人逮捕により犯罪を未然に防ぐシステムの2054年が舞台
捜査にあたっていたチーフがある日容疑者となってしまい、映し出された映像の真相突き止める為、捜査チームに追われつつ奮闘する姿心打たれる
犯罪予知システム巡りチーフのジョンと、司法省長官代行との核心突いた対立や、真相追う中、予期せぬスリリングな展開に惹きこまれる
6年前失踪した息子を想う姿切ないジョン
何故自分が容疑者になったのか真相突き止めたい一心の、情熱的な主人公ジョンを「マグノリア」「トップガン マーヴェリック」のトム・クルーズが熱演している
繊細な心持つ予知能力者を、映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」や海外ドラマ「ウォーキング・デッド」で圧倒される役を演じているサマンサ・モートン
犯罪予防システムを設立の長官を、映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で人間味あふれる役を演じたマックス・フォン・シドー
同システムを自分のものにしたいと企んでいる長官代行を、「ダンボ」「ファンタスティック・ビースト」のコリン・ファレルが皮肉を込めつつ演じている
●注目ポイント
・原作は、本作同名のフィリップ・K・ディック「ブレードランナー」「高い城の男」著書短編小説
技術が人間に及ぼす影響など、原作を書いた背景がブルーレイで語られている
・スティーヴン・スピルバーグ「ジュラシック・ワールド」「キャッツ」と長年の友人であるトム・クルーズから、脚本がスピルバーグに送られてきたのが製作の始まり
・予測可能な未来を描くにあたり、様々な分野の専門家と議論を重ね、網膜スキャンによる本人確認や、意外なもので音を作った磁気使用の交通システムなど、身近に感じる近未来最新テクノロジーを映像化した
・3人の予知能力者の名前は、アガサ・クリスティーなど推理小説作家から付けた
・スピルバーグが大ファンである、アルフレッド・ヒッチコックが常々描きたがっていた自動車工場シーンを、俳優やスタントマン総勢67人で撮影、白熱しつつもユーモアセンスに笑いを誘う
・現代建造物を参考にして作り上げた、洗練された美しいガラス張りのセット
プロダクションデザインを手掛けたのは、アレックス・マクダウェル「チャーリーとチョコレート工場」「マン・オブ・スティール」
・トム・クルーズ出演作「バニラスカイ」の監督、キャメロン・クロウが本作に出演
「バニラスカイ」にスピルバーグが出演してくれたお礼に出演した
・トム・クルーズの従弟のウィリアム・メイポーザー「LOST」「SUPERGIRL/スーパーガール」が出演、トムと共演している
・製作は、「レインマン」「スピード」「プライベート・ライアン」「トータル・リコール」「エイリアン」のスタッフ
・スタントコーディネーターは、「アイアンマン3」「ミッション:インポッシブル/ローグネイション」「6アンダーグラウンド」のスタッフ
●キャスト
ニール・マクドノー「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」「オルタード・カーボン」
キャスリン・モリス「ザ・コンテンダー」「コールドケース 迷宮事件簿」
ティム・ブレイク・ネルソン「バスターのバラード」「ウォッチメン」
ロイス・スミス「レディ・バード」「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」
ピーター・ストーメア「プリズン・ブレイク」「ジョン・ウィック チャプター2」
スティーヴ・ハリス「ザ・ロック」「シカゴP.D.」
アリー・グロス「ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る」「キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き」
アシュリー・クロー「HEROES/ヒーローズ」「SUPERNATURAL」
ダニエル・ロンドン「GOTHAM/ゴッサム」「マイノリティ・リポート」
ジェシカ・ハーパー「シカゴ・ホープ」「アリー my Love」
ジョエル・グレッチ「バガー・ヴァンスの伝説」「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」
マイク・バインダー「再会の街で」「ボストン・リーガル」
パトリック・キルパトリック「フリー・ウィリー3」「NCIS: ニューオーリンズ」
ジェシカ・キャプショー「BONES(ボーンズ)-骨は語る- 」「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」
フランク・グリロ「ウォーリアー」「エル・チカーノ レジェンド・オブ・ストリート・ヒーロー」
科学を超えた人間の能力が見出す世界!近未来を描いたSF映画
~ポケモントレーナーみゆきは、91点の経験値をもらった!~
2002年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の映画。
予知能力を持つ3人の予言者が現れたことにより、少し先に起こる犯罪が予知されるようになっている世界。
予知を証拠として犯人を犯行時間前に逮捕することで、起こるはずだった犯罪をなくしていきます。
その中で、犯人を逮捕するはずの捜査官である主人公が犯罪を起こすという未来が予知され、その謎や事件を解決していくストーリーです。
自分が犯人だと予知されてしまったらどうするでしょうか。
まだ何もしていないのに逮捕されるという制度に、本当に欠陥はないのかと疑ってしまうでしょう。
主人公がそうしていくように、ポケモントレーナーみゆきも必死に逃げると思います。
近未来の技術でどこに誰がいるのかもすぐに分かってしまう状況下で、内部事情を知っている主人公の頭の使い方と身のこなしがカッコイイです。
また、劇中でトヨタ自動車さんのレクサスが登場するのにもちょっと嬉しくなります。
2054年になったらどんな世界になっているのかも見ているようで、この映画自体が未来予知をしていて楽しいです。
★大好きなポケモンに例えると★
ルギア
「みらいよち」で見えた未来が命運を分ける
おうち-173
火曜日、水曜日、木曜日。
週末が恋しくなる、日常から離れてどっぷりSFに浸かりたくなる平日に。
以前地上波で放送したのを観たことがあったのですが、録画トラブルで前半1時間すっとんでたので、出直し。
だってこの頃の色気だけでできてるコリン兄さん堪能したいやん。私にもガムください←
もう17年前の映画ですが、映像に全く古さを感じませんね。
でも未来(設定)にLEXUSやKawasaki、日本人的な偽名...なんか嬉しいです。
写真が動く新聞や、侵入者を絡めとる蔦など、未来はハリポタ?システム発明者のおばあさんがもう植物学の先生にしか見えない(笑)
けど、とってもSF。どっぷりSFに浸かりたい日にはぴったりです。
この人どっかで...と思った、トムさんの相棒的な彼は、実写版春麗(度肝を抜かれたアレです)のベガ様だったり、皆さん若いです。
未来の殺人を予知し、未然に防ぐという一見いいじゃん!的なシステム。
でもそこには、本当はそうではなかったというマイノリティ・リポートが。
未来に何が起きるかわからないけど、自分の未来を変えられるのも自分自身。
確かに未来は知りたい。ほんの少しのことでも、失敗ってわかってたらやりたくないし。
でもわからないからこそ、これからやることに責任を持って、行動しようというメッセージを感じました。
DVD108円ゲットシリーズ。さすがはスピルバーグ、その一言。 T...
DVD108円ゲットシリーズ。さすがはスピルバーグ、その一言。
T・クルーズ主演のSFサスペンス。
殺人の予知、さすがにそれは無理かと思うが、他の未来予想図が真にこうなる、いやもうなってる、まずそこに驚き。しかもいちいちオシャレでカッコいい。
殺人の予知、ある日そこに加害者である自分を見た主人公。そこからはもうスリル満点。エンディングまで二転三転、超面白い。
そしてもう一つのお楽しみ。見つけたぞ!キャメロン・ディアス(笑)
近未来だがSFではない。
今からおよそ20年ほど前に撮られた作品。
何かの折にちらちらと本編を観た事があったのだが、少し前のおそらく学生の頃の自分には抵抗があった。
そのイメージ通り気味の悪い描写や、人権の部分だったりがダークに描かれてもいた。
しかし、近未来やガジェット感が好きという観点から見て、20年前に考えたとしたら凄いと思うし、現代から見る本作の2054年は全然違うもののはず。でも、恐らく近いものもある。
システムや、人工知能が発達し過ぎて、犯罪を無くすという社会になってしまった。それは良くても管理する人間側はヒューマンエラーを起こす。そういうメッセージを伝える映画なんだと思う。細かい具体的な描写は相違があるのかもしれないけど。
内容も王道ではあるけど、コリンファレル演じるダニーがヴィランかと思えば、黒幕は身近な人だったりと、視聴者への訴えかけは充分だと感じる。
人間の欲や、人工知能、いつまでも経っても変わらない普遍的な考えなどを改めて考えさせられる良い映画だった。
失明するかもしれない条件の中でのあの振る舞い?など細かいツッコミ所はあるけど、こちらが盲目的に目を瞑ろうと思う。
未来予知率が凄すぎる!!
2054年の未来が舞台のSF映画で、主人公トム・クルーズ扮するジョンが
殺人を未然に阻止する組織で働く物語です。
この映画は2002年の作品ですが
その当時無かったものが現在では当たり前になっており
かなり未来予知されています!
スマホ、タブレット、スマートウォッチ、空飛ぶジェットスーツ、音声認識でコントロールできる家具、
虹彩認証・・ジョンが有機ELディスプレイで動かす手の動きとか・・
今のスマホに通ずる動きです。
正直ビックリですよΣヾ(゚Д゚)ノ
上記のものは2019年現在すべてありますものね・・。
個人的にBVLGARIのスマートウォッチとレクサス2054が欲しいですゎ(笑)
前置きが長くなりましたが
ストーリーは、しっかり見ないと分からなくなるので
流し見は、しないほうが良いです。
闇医者の手術シーンやアガサの「逃げてー!」とか
ちょっとホラーだけど、作品としては面白かったです。
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