ラブ・アクチュアリーのレビュー・感想・評価
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センスの塊のようなラブコメミュージカル
日本初公開20周年を記念して4Kデジタルリマスター版が公開された本作。個人的に初見でしたが、実に心沸き立つ素晴らしい作品でした。
ジャンル的にはラブコメディーに属すると思われますが、驚くことに子供から大人まで、20人近いの登場人物のラブストーリーを同時並行的に描いていました。こうなると話が散漫になるかと思いきや、テンポの良さと随所随所に差し込まれるウィットに富んだ大人のジョーク、さらにはお色気シーン、そして何よりもミュージカルばりの音楽も最高で、ビートルズからマライアキャリーらの名曲が物語と絶妙に絡む形で次から次へと流れることで、最後まで全く飽きることなく観ることが出来ました。
また、多くの登場人物たちが互いに直接知り合いでなくとも、何処かで繋がっているという設定や、何よりもみんながクリスマスに向かう時を共有しているところが、それぞれのラブストーリーをひとつの物語として統合しているシナリオの素晴らしさに感心することしきりでした。そしてヒースロー空港に始まりヒースロー空港に終わるという構成もお洒落そのもの。いずれの観点からもセンスの塊のような作品で、”スマート”という言葉は本作にこそ相応しいと思わざるを得ません。
名作は20年経っても全く色褪せていませんでした。
そんな訳で、本作の評価は★4.8とします。
イギリスならでは!
メリークリスマス🥂
19人それぞれの愛のかたちで見せ過ごすクリスマスの話。
クリスマス5週間前からクリスマス当日までをそれぞれの人間にスポットをあて見せる群像劇。
20年前の作品のリバイバル上映とのことだけど配信で鑑賞、配信鑑賞は正直ながら観になってしまうので苦手だけど面白すぎた。
個人的には、“結婚式ムービーで知られた恋心”、“1秒待ってと言っては影に隠れて喜ぶ彼女”、“好きな子が出来ちゃった少年のラストの空港”、と書いたものの全てのエピソード良かったね!…女性としたいフリーターエピソードは別として(笑)
鑑賞中は自然と微笑めるし泣けるしで観賞後は自然と幸せな気持ちなれたで最高でした。
劇場で観ればよかったと少し後悔。
最高に楽しい、大人向け名作クリスマス映画の代表格
毎年クリスマスシーズンが近づくと観たくなる名作の1本が今年は4Kリバイバル上映で劇場で観ることができ、とても幸せな時間を過ごせました(感謝)
19人の主演級キャストが絶妙に絡み合いながらハッピーで軽快に、時に切なく、時に辛く苦しいイベント前の1ヶ月を描くグランドホテル形式のドラマ
豪華キャスト1人1人をそれなりに扱わないといけないという忖度から内容スカスカの酷い作品になりそうなところを全く正反対でリチャード・カーティス監督の素晴らしい脚本と演出によって超名作に仕上がっています
今は・・・だけど(苦笑)、この時のヒュー・グラントさんが役も含めてすごく似合っててカッコいいです、そしてキーラ・ナイトレイさんの結婚式のビデオのくだりが切ないですね、そんでもってアラン・リックマンさんとエマ・トンプソンさんの夫婦のエピソードは本当に苦しくて辛い、個人的にはアランのオッサンが許せん!(怒)
等々、何度観ても心動かされる大好きな1本です
尚、ファミリーで観たり、初々しい若者達のデート鑑賞にはちょっと向いてないシーンも所々出てくるので鑑賞には注意が必要です
クリスマに必見
空港は愛に溢れている。メリー・クリスマス!
今年は再映作品が多い。
おかげで見逃していた作品を劇場で観る事が出来た(私は配信で映画を観ないので)。
ミツバチのささやき(1985年公開)
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1999年公開)
ミッション・インポッシブル フォールアウト(2018年公開)
季節のはざまで(1993年公開)
きみに読む物語(2005年公開)
オペラ座の怪人(2005年公開)
グラディエーター(2000年公開)
リトル・ダンサー(2001年公開)
シェイプ・オブ・ウォーター(2018年公開)
2024年12月6日(金)
そして今日、「ラブ・アクチュアリー」(2004年公開)である。
独身の英国首相(ヒュー・グラント)とその妹(エマ・トンプソン)を中心に、彼女の友人(リーアム・ニーソン)とその義理の息子、彼女の夫(アラン・リックマン)とその会社の従業員(ローラ・リニー)、
作家(コリン・ファース)、ロック歌手(ビル・ナイ)、夫の親友に惚れられた新妻(キーラ・ナイトレイ)等のクリスマスまでの5週間の様々な恋愛模様を描く。
Mr.Beanローワン・アトキンソンも登場する。最後にクリスマスの夜に収束して行く展開が見事。
色々な曲が効果的に使われているが、この作品でも効いているのが「Both sides now」である。エマが好きだと言っていたジョニ・ミッチェルのCDを夫からプレゼントされ、夫の不貞を疑い、涙を流しながら「Both sides now」を聴くのである。
曲がかからないがコリン・ファースの台詞に出てくるトレメローズの「サイレンス・イズ・ゴールデン」も良し。
ボードで切ない想いを伝えて、実らない恋でもキーラ・ナイトレイにキスされて「That's enough」ってのも良かったね。
「ノッティングヒルの恋人」や「イエスタデイ」の脚本、監督作「アバウト・タイム」も大好きなリチャード・カーティスなのだが、何でこの名作を今まで見ていなかったのかと言う後悔と、やっとこの映画が劇場で観られて良かったと言う幸福感を抱えて家路についた。
音楽のセンスが最高。名作です。
期待度◎観賞後の満足度◎ クリスマスが舞台なので華やかな雰囲気ではあるし、いかにもラブコメな題名ながら、英国映画界の(今や)名優達が紡ぐ地に足の着いた大人の恋愛群像劇。思わず微笑みを誘う。
①実は今回が初見。ヒュー・グランドもコリン・ファースもリーアム・ニーソンもまだ若くて(今に比べたらだけで当時でも立派な中年だけれども)、20年前の映画なんだよね。
当時大変話題になっていたのは知っていたけれど、私も43歳の働き盛りで(コリン・ファースと同い年なので彼も43歳でした)仕事がチョー忙しくて映画を観に行ってるどころではなかったので結局観ずじまいだった。
ただ、当時観ていたらどんな感想を持っただろうな。
②ラブコメは基本的にハッピーエンドで終わるものだし、本作での各恋愛模様もハッピーエンドで終わるものが多いが、ハッピーエンドにはならない恋愛も描かれているのが作品に幅と深みをもたらせている。
③アラン・リックマンとエマ・トンプソンの夫婦の間にできたしこりは恐らく長く続いていくだろう。
群像劇なので各々のキャラクターを深く掘り下げてじっくり描くのには向いてはいないが、エマ・トンプソンは流石に上手い。
ジョニ・ミッチェルの“Both Sides Now”の邦題は『青春の光と影』だけれども、実は「人生の光と影」の方が相応しいことが本作を観て初めてわかった。
ローラ・リニー演じるサラも、2年強想い続けた彼と両想いだったことが分かり付き合いの一歩手前まで行ったが彼女には唯一の肉親として面倒を見なければならない精神障害者の弟がいた(しょっちゅう彼女の携帯に電話が掛かってくる理由もここで分かる)。
クリスマスは弟と過ごすことにしたサラの姿は悲しくも愛おしい。 私も弟が精神障害者だから他人事とは思えなかった。
親友の彼女(奥さん)に恋してしまったマーク。もしやドロドロの三角関係に…と思いきやマークの自制心が清々しい。
こちらも私、経験済み。
だからではないが今でも独り者。マライア・キャリーの“All I want for Christmas is you”も良いが、私の場合、ユーミンの“ダイヤモンドダストが消えぬ間に”“Winds of Winter”、辛島美登里の“サイレント・イブ”かな。女性の曲ばっかりやん。だから、山下達郎の”クリスマス・イブ”加えとこ。
⑥クライマックスに大人達ではなく子供のサムの幼い故の一途な行動を持ってきたのも上手い。
でもそれだけでは薄いドラマになるかもしれないので、コリン・ファース演じるジェレミーの大人の一途な行動を平行して描くのも上手い。
映画的な誇張だとは思うけれどもオーレリアの家族や街の人達がゾロゾロと着いていくのはご愛敬。
『ブリジット・ジョーンズの日記』同様、コリン・ファースのコメディ演技も楽しい。
⑦落ちぶれたロックスター役のビル・ナイもかって人気スターだったことを思わせる色気を今もそれとなく感じさせる好演。
追記:英国だからビートルズの“All you need is Love ”が使われたことに驚きはなかったが、ベイ・シティ・ローラーズの“Bye Bye Baby”が出てきた時にはビックリした。ファンではなかったが、14歳の時に初めて触れた洋楽の曲の一つなので思い出深い曲。でも英国でもベイ・シティ・ローラーズなんてすっかり忘れているだろうと思ってた…
世界で一番好きな日
オトナのクリスマス群像劇
試写会当選@ユーロスペース🌟 Filmarksさんありがとう😊💕
その昔、観てみようと挑戦したときに『つまんない〜』と思って開始15分で途中離脱したあの時の自分を殴ってやりたい👊
あたしの中の“好きなイギリス英語を話す男性ランキング”で不動の1位に君臨し続けるヒュー様💕最近はくたびれてきてだいぶ路線変更した役に挑むことも増えてきたけど、この時のヒュー様は当に“トレンディ俳優”街道真っしぐら‼️予告でも出てるあの謎ダンスがまたキュートでサイコー💕
もちろんヒュー様以外もめちゃんこ良くて(なんなら涙枯渇女がほろり)、見応えアリ。何よりも『み〜んな幸せなクリスマス🎄』みたいな偽善的な作りになってないのが良いwww
大人のクリスマス、ってこーだよなー。
皮付きマロングラッセの渋皮部分みたいなほろ苦さアリ。
寒い時期に好きな人と一緒に観たい素敵な映画💜
👉️意中の女子とのデート画策中の男友達に早速勧めてみました。そしたら2人で行くことになったと報告来た!なんか嬉しい💕2人の仲が上手くいきますよぉに🙏(あたしだってデートで行きたい‼️めちゃ羨ましいわぃ‼️)
空港でのハグ風景がとてもいい
映画館で見ることができました!より笑えて涙が出て幸せになれました。今回はエマ・トンプソンの気持ちにもっと寄り添えて、ヒュー・グラントのスーツ姿の背中に萌えました。みんなチャーミングで素晴らしい俳優!英国万歳的な所もイギリスらしいユーモアで楽しかったです。(2024.12.9 )
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一番驚かされたのは、ビル・ナイ!若いときの映画とはいえ「生きる LIVING」とあまりに違っていてすごくびっくりしてしまった!笑えるしキュート!ヘアスタイルも服も言動も全てよかった!爆弾発言で有言実行でみんなに愛される(売れない)ロック・シンガー!
ゴージャスな俳優だらけで夢を見ているようだった。無器用な作家のコリン・ファースはポルトガル語を習い、サムはクラスの女の子を振り向かせる為にドラムの練習に打ち込む。弟を優先して自分の恋を後回しにするサラ。親友の花嫁をとても愛してしまった男の紙芝居告白(彼が花嫁を疎んじていたのは親友の男を愛していたからだとずっと思ってた!)、若い妻を亡くして悲しみにくれるリーアム・ニーソン、「シャーロック」でワトソン演じたマーティン・フリーマンが凄い仕事現場で出会った純情な恋、ヒュー・グラント演じるウブな新首相もナタリーも可愛らしく、エマ・トンプソンの涙には感染してしまった。モテない男はアメリカならもてまくると信じて夢叶えた。アトキンソンいてくれてありがとう。みんなが芸達者で演技がうまいから極上のAdventとクリスマスを過ごせた気持ちになった。胸がときめくのに年齢は関係ない。
世界は愛であふれてる‼️
こんなに幸せな気分になれる恋愛映画があるでしょうか⁉️いや恋愛映画と言うよりも、"愛" をテーマにした群像劇、オムニバス映画の名作ですね‼️クリスマス直前のロンドンを舞台に、年齢も国籍も違う男女19人が様々な恋愛模様を繰り広げる‼️
❤️秘書に恋した英国首相‼️
❤️同僚に片思いしている恋に臆病なOL‼️
❤️学校一の美少女に振り向いてもらおうと奮闘する少年‼️
❤️少年を応援する妻を亡くしたばかりの義父‼️
❤️親友の妻に想いを寄せる青年‼️
❤️ポルトガル人のメイドに恋する作家‼️
❤️女性社員に想いを寄せられる社長‼️
❤️落ちぶれたロックスターと長年のマネージャーの友情‼️
❤️撮影現場で知り合ったスタンドイン男女優‼️
❤️アメリカに渡り、自らの男っぷりを試そうとする英国人男性‼️
これらの恋愛物語は、ひとつひとつは深みもなく、アッサリしたものかもしれませんが、オムニバスとしてではなく、それぞれの物語が交錯しながら、それぞれのキャラクターがビミョーに接点を持ちながら展開することで、ホントに心温まる物語として輝きを増してくる‼️もうオープニングのヒースロー空港での愛の映像に、ヒュー・グラントのナレーションが被さるだけで幸せな気分になってしまう‼️そしてビル・ナイがノリノリで熱唱するクソみたいな名曲「クリスマス・イズ・オール・アラウンド」やザ・ビーチ・ボーイズの「神のみぞ知る」、マライアの「恋人たちのクリスマス」といった数多くの名曲もホント魅力的‼️サントラ即買いました‼️キャスト陣もヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、ローラ・リニー、キーラ・ナイトレイ、マーティン・フリーマン、Mr.ビーンことローワン・アトキンソンまで、主役級の豪華キャストがズラリ‼️メインから脇役に至るまで、すべてのキャストが魅力的なのですが、中でも放送禁止用語連発で落ちぶれたロックスターを演じるビル・ナイがサイコー‼️カッコいい‼️たくさんの名場面があるのですが、中でもクライマックスのクリスマスコンサート‼️このクリスマスコンサートを舞台に美少女が歌い踊り、少年がドラムを叩く「恋人たちのクリスマス」、英国首相が秘書と愛を成就し、社長は妻との夫婦の絆を再確認するトリプル構成はホントに素晴らしい‼️思わず観ているこちらまで拍手したくなる‼️そして少年が美少女を空港まで追いかけるエピソードと、作家がポルトガル人メイドにプロポーズするため、メイドの家族その他を引き連れ町中を行進するエピソードを同時に描くクライマックスは、まさに映像のスペクタクルとでも言うべきワクワクと幸福感に満ちている‼️また、親友の妻へ厚紙に書いたメッセージを贈った青年がキスをクリスマスプレゼントされるエピソードも忘れられない‼️そして今度はザ・ビーチ・ボーイズの「神のみぞ知る」が流れる中、冒頭と同じヒースロー空港が映し出されるラストも完璧‼️14年後に公開された続編である「レッド・ノーズ・デイ・アクチュアリー」も17分の短編ながら楽しかったです‼️
「愛は空港で見ることができる」
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