ラブ・アクチュアリーのレビュー・感想・評価
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群像ラブコメの傑作、魅力は色あせていなかった
群像劇とラブコメという好きな要素が合わさった映画。バレンタインデーとか大晦日とか、季節的なイベントに絡めた似たような群像ラブコメ映画ができた記憶がある。それくらいに当時はインパクトがあった。久しぶりに観てみると、若干の古臭さや話に時代的な違和感を感じるものの、魅力が色あせない、素晴らしい映画だった。
いくつかの男女がクリスマスまでにどうなっていくのか、同時進行で見せられるのでちょっとわかりづらいところもある。一つひとつの話が短いのも少し物足りない(群像劇だから仕方ないことだけど)。でも、それぞれ愛おしかった。
真面目な愛の話だけでなく、女の子とやりまくるためにアメリカに渡る男の子の話とか、ロックスターの振る舞いとかくだらないところもあったりする。でも、それもまたいい。ハッピーエンドだけでないのはモヤモヤするが、単純なハッピーエンドを並べられるよりはマシかもしれない。
今回観直して感じたこともいくつかあった。クリスマスを迎える人たちの群像ラブコメというイメージだったが、空港という舞台も一応キーになっていたということは再発見したことの一つ。そして20数年の月日がたって、ベテランになっている出演者たちの若き日の姿を見ることができたのも楽しかった。皆若い。月日の流れを懐かしむ鑑賞だった。4Kリマスターで名作をどんどん劇場公開してもらいたいものだ。
もうすぐクリスマス
おとぎ話の中の、真実を含んだ温かな世界観
気がつけば、もうすぐクリスマス。そんな今だからこそ、一段と素直に楽しめるラブコメディ。
「19人の登場人物」と宣伝で言ってるくらいなので「それぞれ見分けはつくのか…ストーリーはちゃんと追えるのか…」と自分の認知能力に多少の不安を抱えつつ臨んだが、杞憂だった。
観客にストレスなく、それぞれのストーリーをスッキリとまとめた脚本がとにかくお見事!
アバウトタイムの監督だけあって、内容はおとぎ話なのだけれど、その中に大切な真実を含んだ温かな世界観が心地よく(時にチクリと痛く)、とてもいい日曜の午後を過ごせた。
(大好きな「アパートの鍵貸します」も、そういえば、クリスマスイブのパーティがポイントだったし…。やっぱりこの時期のラブコメはいいですなぁ)
映画の中に見られる「20年前らしさ」もちょっと楽しいので、近所の映画館でやっていたら、皆さんも是非♪
24-145
勇気という最高のクリスマスプレゼント
劇場初鑑賞。ゴリゴリのラブストーリーというよりコメディ要素強めで笑えてホッコリできるのがこの作品の魅力。
いろんな愛の形を描いており、どれからしら好みの愛や理想とする愛が鑑賞者に当てはまりそうであり、そして鑑賞者の背中を押してくれるような魅力もある。
個人的にはリーアムニーソンのターンが好きかな。
クリスマスは大切な人と過ごす美しさも好きだが、この作品の様にクリスマスだからこそ想いを伝える美しさ、クリスマスという存在が人々の背中を押してくれる偉大さを堪能できるクリスマス作品である。
ちょうど良い
ポルトガルといえば「エウゼビオ」⁈
2003年の作品
劇場鑑賞は初めてでしたが観たことはあるはず?(テレビか円盤)
このタイプの洋画はだいたい文化の違い?とか感じてしまいます
この作品もついていけない話はありましたが全体的にはクリスマスの雰囲気で乗り切れましたし、コメディと割り切ってしまえば充分に楽しめるとは思います
ただし多数の人が複数のエピソードに絡んだりしていたりするので初めての方は事前に内容を調べてから観る方が楽しめると思います
(ネタバレとかを気にするタイプの作品ではないと思いますし)
分かる人には分かる小ネタはたくさんあるのだとは思いますが個人的にはセリフ(字幕)に出てきた「エウゼビオ」
(1966年イングランドワールドカップの得点王のポルトガル人)
このために彼女をポルトガル人にした訳じゃないとは思いますが(笑)
“Xmas群像ラブコメ“の隠し味・・・
2003年
リチャード・カーティス監督・脚本。
隠し味の、
一人目は落ちぶれたロックスター役のビル・ナイ。
私の中では紳士でイケオジでセクシーなビル・ナイが、
昔は大スターでドラックで失敗したロックスター役。
それが結構“セクシー番長的“な顔を見せます。
何回もテレビスタジオから、ストーリーに乱入してギター弾いて歌い、
狂言回しを演じている。
もう一人は、ローアン・アトキンソン。
妻以外の女性に高額なネックレスを買う社長(アラン・リックマン)の
プレゼントの包装をする店員役。
やたらと丁寧な包装でメチャ社長を苛つかせる。
ローアンは苛つかせる役をやったら天才的。
でもラストの空港カウンターで、モタモタチケット探しの合間に、
ちびっ子サムがアメリカへ引っ越す片思いの女の子に一目会うために、
空港に滑り込むのに成功するために欠かせない
影のキューピッド。
若き首相(ヒュー・グラント)と秘書との恋も、
作家の言葉の通じないんメイドの恋も素敵だけど、
悲しいエピソードも立派に恋の隠し味。
大好きな同僚への想いに、気後れするハイミスの女性(ローラ・リニー)
積極的になれないのには訳がある。
精神障害を抱えた弟への介護とサポート。
(人には色んな事情があるのですね)
そして首相の姉・カレン(エマ・トンプソン)の夫に蔑ろにされる哀しみ。
色目を使う秘書には高額なアクセサリーを用意して、
妻にはスカーフとジョニ・ミッチェルのCD。
カレンが寝室で一人涙する「青春の光と影」
(大好きな曲だけど、悲し過ぎる・・妻の愛と献身は報われない・・)
ラストの中学校のクリスマスコンサートに飛び入りした首相と秘書の
キスシーン。
空港での男の子の武勇伝。
全て素晴らしいけれど、光があるところ、影もまた存在する。
影があるから光が、ひきたつ。
青春の光と影を鮮やかに浮き彫りにした愛すべき映画です。
賑やかでhappyで素敵なXmasでしたね。
この作品一本で様々な愛の形が楽しめる
この時期最高の映画
Long Distance To The Heaven
公開20周年記念にて初鑑賞。
20年前といえば暗黒の青春時代が終わりをつげようとしていた頃です。
シネフィル気取りで娯楽大作には見向きもせずなお年頃。
ホントは観たかったのに、観たら負けだった。
若さは一体何と戦ってんだか。
クリスマスに夢と希望が残ってた20年前の自分に観せてやりたい気はしましたが、それほどはハマれませんでした。
女装のオカマなんて字幕やゲイネタに不快感。
しっかりポリコレ洗脳されていることは確認。
今は何を観ても気分は沈んでいます。
理由は先日の中山美穂さんの逝去です。
キラキラと華やかで美しく、ちょっと寂しげ。まさにクリスマスみたいな女性でした。
自分の中ではキーラ・ナイトレイみたいな美穂さんのままだけど、エマ・トンプソンみたいな美穂さんも観たかった。
これ以上悲しむまい。毎年この季節には、天使になった美穂さんが、素敵なクリスマスを連れてきてくれるのだから。
夜空はキミへの滑走路
もっと老若男女向けと思ったら、結構お下品なのね。笑
外国人の顔を判別するのが苦手な自分としては、登場人物の多さに苦戦しながらの鑑賞。
話が切り替わるたび、このキャラはどういう話だっけ、と一瞬迷う。
それでも中々に楽しく見られたのだけど、こんなに必要だったかは少し疑問。
一番好きなのはサムの小さな恋の物語で、空港を疾走するシーンは定番ながら応援せずにいられない。
キスが返ってきた時はハイタッチしたくなった。
次点はジェイミーとオーレリアのいーあるふぁんくらぶ。
年齢の割に青すぎるが、最後に妹と父親にもキスされるのはギャグとしても家族になるという意味でも素敵。
三番目は横恋慕のマークで、フラれっぷりがいい奴過ぎて彼の幸せを祈ってしまう。
ただ、文化の違いかもだけどジュリエットがキスをしてしまったことで、今後の3人の関係が不安に…
公務に私情持ち込みまくりの首相はオチも好きだったが、ナタリーをイマイチ好きになれず。
護衛が良い声で歌い出したのは笑いましたが。
気になる点の筆頭としては、ハリーの浮気関連はあれで終わりでよいのかということ。
また、サラが可愛らしかっただけに無かったことのようになる結末は残念。
色んな形を見せたい意向は理解するけど、ロックスターの話も何故1位になれたか含めて消化不良。
濡れ場の2人も余計かなぁ。
コリンの渡米は明らかに不要で、絶対騙されてると思ってたのにうまくいってるのも意味不明。
あそこまで軽薄な“愛”まで混ぜる理由が分からなかった。
登場人物の多さから話の薄さは致し方ないし、その割に好きなエピソードも多い。
もう少し贅肉を削ぎ落とせてたらより良かった。
盛り上げどこではとりあえずキスさせとけってのも、あんだけ重なると露骨でしたし。
むせかえるほど濃厚な性と愛
キーラ・ナイトレイが出てるので鑑賞。出演者が多いから、混乱して理解できないと思っていたが、そんな事はなくスゴく面白かった。暖かい気持ちになる。
予告編を見たとき、4Kリマスターされるぐらいなら、きっと評判が良い作品なんだろうから見ておきたいなと思った。
だけど ” 19人が織なす愛のカタチ ” というキャッチコピーを見たとき、あまりにも出演者が多過ぎて頭が混乱して、きっと内容を把握しきれないだろうなと思った。
外国の俳優ほとんど知らないし、外国映画だと知らない俳優の顔が途中で区別が付かなくなったりする。それどころか、ときには逆になってしまうこともある。
結局そのせいで話がよく分からなったりするから、19人なんて もう完全にお手上げである。
*ヒュー·グラント、リーアム·ニーソン、コリン·ファースが出ていたが、2003年公開時は知らなかった。キーラ・ ナイトレイも。
で、内容が把握しきれないラブストーリー見ても詰まらないだろうから、残念だがパスだなと速攻で諦めた。キッパリ。
(キッパリ)諦めた・・・んだけど、そのあとの出演者クレジットにキーラ・ナイトレイの名前を見つけて、これまた速攻でヤッパシ見ることに決めた。光速の手のひら返し。ナイス。
いやー、ホント見てよかったヨ。♪ヽ(´▽`)/。
19人全員が いっぺんに絡み合うわけではなくて、2人~4人が絡み合うだけだ。また、各自それぞれ立場、境遇、状況が違うから、 物語が把握しきれないなんて事には絶対にならない。混乱なんかしようがなかった。
今年2024年11月に次期大統領としてトランプが選ばれた。まだ大統領就任前の彼の言動に右往左往し戦々恐々としている各国の腰が引けた対応が無様に見える。だから映画の中でイギリス首相が米国大統領にキッパリ物申すところが印象に残った。
今、次期アメリカ大統領の言動、要求にプッツンし「ざーけろ」って言ってイスを蹴って部屋を出て行ってしまう強者の首脳はいないようである。まだ大統領就任前なのに。
茂~、ちゃぶ台引っくり返さんか~い (^^)。
好きな人がいる人は特に!そうでない人にも見て欲しい映画!
少し早いメリークリスマス
今年432本目(合計1,523本目/今月(2024年12月度)11本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
クリスマスをめぐって複数のカップルの描写が続くタイプの映画です。この手の映画は最近だと新年を祝うためにやはり複数のカップルが付き合う韓国映画(シネマートでやってたっけ?)があったかなというところです。
ただこの映画の「極端な」欠点を述べれば、明らかに登場人物が多すぎ(10カップル20人は出てくる?)、実際にこの作品は古い作品でありDVD化されていますが、そのときのDVDの早期特典が「登場人物相関図」であったくらいなので(確認済み)、一度映画館で見ただけだととにかく登場人物が多くてパニックになってしまいます。それも「AさんとBさん」「CさんとDさん」…というものではなく、それに加えて「Aさんは実はDさんが好き」みたいな部分も一部混ざっているので(つまり、純粋な10カップルを描く映画ではない)、この点の混乱はまぁもう避けられず、この作品はそこをいかに理解するかという「リアルパズル状態」(IQテストとまでは言わないが)で、そこが厳しいところです。
ただ、作品についてはこうした難は抱えつつも当時の技術を最大限にいかした描写と、あとは音楽の部分で、その部分に限って言えば現在2024年のレベルでも推せるのでは…といったところです(むしろそのほうが評価できる)。
実際、映画を見る「だけ」ならVODで課金したほうが良いし、課金した上で(かなり前の作品なので)説明サイト(実際、相関図を示しているサイト等いくつかある)をみながらのほうが明らかに理解度は高い映画になりますが、それでも映画館でみる意味はあると思います。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点なし/映画館帰責事由/過去作品であればもう少し配慮は欲しかった)
実際、DVD化の時の早期購入(予約)特典が相関図でしたが、その特典の図それ自体を使うと(権利関係によっては)アウトですが、この映画が「わかりづらい」ことはこのような例があったことからも明らかで、映画館側でも別のミニパンフや最悪手書きレベルのものでも配布できなかったのかな、という気がします(多分多くの方が大半理解で詰まるのではと思います)。
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