ハッカビーズ
劇場公開日 2005年8月20日
解説
「アメリカの災難」「スリー・キングス」のデビッド・O・ラッセル監督が、ソフィア・コッポラの従兄弟である「天才マックスの世界」のジェイソン・シュワルツマンを主演に描くブラック・コメディ。環境保全団体の支部長アルバートは、森と沼地を守るため、巨大スーパー・ハッカビーズのエリート社員ブラッドによる新店舗建設計画に立ち向かう。ブラッド役はジュード・ロウ。ダスティン・ホフマン、イザベル・ユペールらが豪華共演。
2004年製作/107分/アメリカ
原題:I Heart Huckabees
配給:日本ヘラルド映画
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2020年10月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
ハッカビーズは単にファッカービーズのダジャレを言いたかった悪ふざけのタイトルでしょう。
豪華出演者とは裏腹な奇妙な登場人物たちの哲学的な物言いで煙に巻くブラック・コメディ映画、結局のところ人の考え方や心の多様性に法則性探求や心理分析を行っても一般解が得られるわけではないことは自明でしょう、ですから映画も曖昧、あれこれあって、それぞれの人生も人生観も変わって一件落着ではなくまた新たな悩みの始まりと煙に巻きます。
実生活でとくに悩んでいない人にまで、心の隙をついて悩ませる手口は新手のサスペンス手法かもしれませんね。
製作・脚本・監督のデビッド・O・ラッセルは大学時代、チベット仏教の教授(ロバート・サーマン)に傾倒しておりダスティン・ホフマンの役は教授をモチーフにしたそうですが、彼の唱える万物一体論は仏教の「縁起の法」なのでしょう。ニュートンもデカルトの著書の愛読家だったそうですが複雑性の科学や神の数式など科学と哲学は表裏一体なのかもしれません、もっとも映画ではほのめかすだけでその種のマニアをくすぐっているだけすが・・。
登場人物は環境活動家、やり手ビジネスマン、独善家の消防士、お人形扱いに悩み始めるモデルなど劇の構成上類型的な人格に染められていますので人形劇のような味わいです、哲学探偵と言うのも実証型セラピストと言うか犯罪心理分析官の亜流のような奇妙な職種です、虚無と退廃、暗黒面を司るような女流作家まで登場してスターウォーズを皮肉っているようにも思えます。ストーリーは単純なので観ていられましたが面倒な議論ばかりで正直疲れました。
人に勧められて鑑賞
全然期待していなかったが、哲学とか実存主義に興味があるのでとても面白かった
2018年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
アルバート・マルコヴスキー(シュワルツマン)は哲学探偵の会社へ名刺を持って面接を受ける。所長のビビアン(リリー・トムリン)の言葉も、マルコ君の哲学的なこじ付けを見事に交わし、夫のベルナード(ホフマン)に“毛布の心理”というわけのわからない講義を受けさせる。いきなり大手スーパーであるハッカビーズのエリート社員と対決する夢を見る。
う~む、なんだかよくわからない映画です。ところどころ面白いのに、哲学的な台詞が多いのは嫌いだ。
2010年4月22日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波
たまたまみたら蒼々たるメンバーなのにおふざけぶりがたまらない。
楽に見れる映画で真剣にみなくてもすっとストーリーに触れられて疲れてるときにみたら癒されるかも?!
すべての映画レビューを見る(全4件)