ハンニバルのレビュー・感想・評価
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脳みそパッカ〜ン
ドラマチック版として堪能
前作とは別物!!
前作とは大きく異なっていたことはとても残念。今回はサスペンス、ミステリーとしては評価しがたい。正直前作のような心理戦や事件解決といったものがない。ドラマ要素が強い感じもする。ハンニバルというくらいなのでレクター博士に焦点は当たってはいるが正直こだわりすぎかなぁと感じる。しかしラストのレクター博士が淡々と喋るシーンは流石な感じがした。引き込まれ感は半端ない。そして前作には極力映らなかったグロテスクな描写がかなりある。ハンニバルということでここに焦点を当てるのもわかるが無駄な感じがする。前作のようなものを期待していると残念と感じてしまうがちょっと別物として捉えるのならば面白かったと思える。ストーリーは簡単な内容だし淡々としてて長い。役者が少し変わっているが違和感はそれほどない。羊たちの沈黙を見てレクター博士に感銘を受けたなら見て後悔はないだろう。3.5
羊たち<ハンニバル
かっちょええ…
易くなった
猟奇的部分に頼りすぎた
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 70
前作の猟奇的殺人犯とその事件の解決といったものから、今作は猟奇的行為そのものに焦点が移ったようだ。そのために顔の皮を剥ぐ・豚に生きたまま食べられる・頭蓋骨をはずして脳を食べるといった、異常行為そのものがいくつも登場している。それはそれで大きな衝撃ではあるし見所であるのだが、高度な心理戦の追及というものが少なくなっている。全体としてこの異常さを耽美でさらには芸術的な行為としてすら捉えて、独自の雰囲気を作り出している。見ているうちに自分がそのような異常性に染まり、少しレクター博士に共鳴している部分は怖いところ。
しかし知的というよりも動的で物理的な描写になっており、洗練された物語というよりも悪く言えば安直な異常性と映像に頼ったものになっていた。それでもまだ面白い映画だったと言えるが、前作が傑作だっただけに質感は後退したように思った。
アンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクター博士の、知性溢れるが静かな狂気を秘めて人の心理を覗き操るその存在感は相変わらず強烈で、彼なしではこの映画は成り立たない。顔の皮を剥いだ金持ちはゲイリー・オールドマンだったとは、最初に見たときには気がつかなかった。クラリス役のジュリアン・ムーアは嫌いな女優ではないのだが、この作品ではジョディ・フォスターの印象があまりに強く残っていたためにあまりしっくりとこなかった。大山のぶよの印象が強いのにドラえもんの声が急に変わると、やはりしっくりとこないものだ。
食後すぐには観るべからず!
ちょっと引きつけられる図太い悪趣味さ
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