ドリームガールズ : インタビュー
2007年2月16日更新
ジェイミー・フォックス インタビュー
「カーティスはいけ好かない野郎だけど、大いに楽しんだよ」
(聞き手:森山京子)
ジェイミー・フォックスが演じたマネージャーのカーティスは、サクセスのためには恋人や仲間も切り捨てる野心家だ。
「確かに彼はナイスガイじゃないね。だからこの映画の要になるんだよ。カーティスは、ディーナやエフィー、アーリーたちの人生にドラマを織り込んで、音楽とドラマを繋いでいくんだからね。ま、いけ好かない野郎だけど、大いに楽しんだよ。なぜかって言うとね、最近、俺自身のパーソナリティーと映画の役柄を切り離すのがハードになってきているからなんだ。俺は、『ジャーン! ジェイミー・フォックスだぜっ!』て感じのものを毎回やりたくないってこと。アルバムを出している俺がアーリーの役なんかやったら、また俺自身と重なってみんな飽き飽きしちまう。だから歌う場面も、スタジオに入って1テイク撮っただけなんだ。オプラ・ウィンフリーから『あんなひどい男をやるなんてイヤだったわ』って言われたけど、それって、演技を誉められたようなもんだよね(笑)」
ジェイミーがぜひともこの映画に出なくてはと思ったのは、エディ・マーフィも出ると知ってからだ。
「エディがビシッと決めるところを、そばで目撃したかった。彼はコメデイをセクシーにした男だ。最高にいかした才能さ。撮影所ではいつも『エディ・マーフィ~!!』って叫んで彼に飛びついていたよ(爆笑)」