ソーリー、ベイビー(原題)
解説・あらすじ
「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」(25年12月12~25日/ヒューマントラストシネマ渋谷)で上映。
2025年製作/103分/アメリカ
原題または英題:Sorry, Baby
スタッフ・キャスト
受賞歴
第83回 ゴールデングローブ賞(2026年)
ノミネート
| 最優秀主演女優賞(ドラマ) | エバ・ビクター |
|---|
「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」(25年12月12~25日/ヒューマントラストシネマ渋谷)で上映。
2025年製作/103分/アメリカ
原題または英題:Sorry, Baby
| 最優秀主演女優賞(ドラマ) | エバ・ビクター |
|---|
去年の8月1日に観た作品でしたが、こちらのアップロードが遅くてなかなかコメントが書けませんでした。
観たい作品がちょうどいい時間に上映してる確率は低く、とりあえず地味な作品ながら、IMDbの評価で一番よかった、この作品を選びました。
女性のバディモノはそこまで盛り上がりに欠けるものの、エヴァヴィクター主演、7.7/10評価の秘密が知りたくて楽しみにしておりました。(途中からバディの出番は減りました)
なんとエヴァは、主演を務めただけでなく、監督、脚本も担っていました!何て才能ある美女でしょう。女性版、グザビエ・ドランか?www
彼女の落ち着いた演技と、独特の語彙センスを感じるセリフ回しを十分楽しめました。
エヴァヴィクター演じるアグネスは大学のゼミの指導教諭?にレイプされるのですが、作品としてはダークコメディに分類されてましたw 実際は重いストーリーですが、劇場では確かに、ところどころ笑いが起きました。
女性監督だからか、レイプシーンはなく、性描写もかなりマイルドで、男性には物足りないでしょうが、サラッとした作風で、とても観やすく、性犯罪に巻き込まれた怒りと
悲しみを、知的な表現で冷静に伝えた演技に引き込まれました。
時系列に章立てになっているのですが、それぞれのチャプターでアグネスがどんどん大人になりますが、もちろん傷は癒えておらず。おじいさんとサンドイッチを食べるシーンやお隣さんのゲヴィン?ガヴィン?の優しさにとても癒されました。
地味な作品だから、もしかしたら日本では公開されないかと思っていたので、ようやく公開嬉しいです。男女平等の時代はいつまでも謳歌されないのかなぁと寂しく思う女性に届くといいなと思えた作品でした。
監督・脚本・主演:エバ・ビクター。
サンダンスをはじめ、いろんな賞を受賞し、
ゴールデングローブでは主演女優賞にノミネート、
という話題作。
カンヌ監督週間 in Tokio にて。
冒頭、
大学院生時代の親友だったリディ(ナオミ・アッキー)が、
アグネス(エバ・ビクター)の
当時から変わらぬ家(大学近くの田舎の家)を訪ねてくる。
そこでいくつか、謎の会話。
アグネスが常勤になった――大学であの教授の部屋にいるの?
お願いだから、死なないでよ。
リディは結婚し、妊娠した――でも父親は、精子バンクの見知らぬ人?
そのあと、数年前に戻って、ストーリーが始まる。
実は大学院時代に、アグネスは指導教授から性的暴行を受けていた……
で、ここからが本筋。
アグネスは、どう生きていくのか。
* * *
ほっとするのは、
暴行の場面が直接的には描かれないこと。
そしてアグネスが「おまえにも原因があるだろ」的な非難は受けないこと。
でも、相談相手たるべき医者も大学も、
マニュアルにある手順以上のことはしてくれない。
暴行の翌日辞職して逃げたその教授を訴えて、
たとえ有罪になったとしても、それで自分の心は晴れるのか、
等々考えると、
鬱屈するしかない。
その間、
唯一の味方で家をシェアしていた親友リディアは、
NYでパートナーを見つけてアグネスから離れいく。
あらためて、孤独なアグネスは、どう生きていくのか。
* * *
思いもよらぬきっかけで事態が反転、したりはしない。
夢のようなことが起こって救われる、なんてこともない。
話の展開は、いたって現実的。
幸不幸、相半ば。
でも、
最後はなんだか、救われた気がする。
ベイビーは、救い主、だったのかな。
あと、
サンドイッチ屋さんのおっちゃんもまた、
救い主だった♪