ソーリー、ベイビー(原題)

解説・あらすじ

「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」(25年12月12~25日/ヒューマントラストシネマ渋谷)で上映。

2025年製作/103分/アメリカ
原題または英題:Sorry, Baby

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受賞歴

第83回 ゴールデングローブ賞(2026年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) エバ・ビクター
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映画レビュー

4.0 ベイビーは、救い主か

2025年12月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

監督・脚本・主演:エバ・ビクター。
サンダンスをはじめ、いろんな賞を受賞し、
ゴールデングローブでは主演女優賞にノミネート、
という話題作。
カンヌ監督週間 in Tokio にて。

冒頭、
大学院生時代の親友だったリディ(ナオミ・アッキー)が、
アグネス(エバ・ビクター)の
当時から変わらぬ家(大学近くの田舎の家)を訪ねてくる。

そこでいくつか、謎の会話。
アグネスが常勤になった――大学であの教授の部屋にいるの?
お願いだから、死なないでよ。
リディは結婚し、妊娠した――でも父親は、精子バンクの見知らぬ人?

そのあと、数年前に戻って、ストーリーが始まる。

実は大学院時代に、アグネスは指導教授から性的暴行を受けていた……

で、ここからが本筋。
アグネスは、どう生きていくのか。

  *  *  *

ほっとするのは、
暴行の場面が直接的には描かれないこと。
そしてアグネスが「おまえにも原因があるだろ」的な非難は受けないこと。

でも、相談相手たるべき医者も大学も、
マニュアルにある手順以上のことはしてくれない。

暴行の翌日辞職して逃げたその教授を訴えて、
たとえ有罪になったとしても、それで自分の心は晴れるのか、
等々考えると、
鬱屈するしかない。

その間、
唯一の味方で家をシェアしていた親友リディアは、
NYでパートナーを見つけてアグネスから離れいく。

あらためて、孤独なアグネスは、どう生きていくのか。

  *  *  *

思いもよらぬきっかけで事態が反転、したりはしない。
夢のようなことが起こって救われる、なんてこともない。

話の展開は、いたって現実的。
幸不幸、相半ば。

でも、
最後はなんだか、救われた気がする。
ベイビーは、救い主、だったのかな。

あと、
サンドイッチ屋さんのおっちゃんもまた、
救い主だった♪

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島田庵

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