プラダを着た悪魔のレビュー・感想・評価
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発売前の新作ハリー・ポッター。海賊版を売ってしまえば大儲けできるのに
ジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)はファッションには全く興味もなかったのに、全米で100万人の女性が憧れるという、ファッション雑誌“RUNWAY”のカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントになってしまった。「辞めても、5分あれば後釜が決まる」というほど就職したがる女性が多い職場。ファッションセンスのないアンディが採用となったのも、他の社員にない知性を持っていたため・・・ただそれだけだったのです。
職場はまさに戦場。やり手過ぎるミランダは次から次へと仕事を与え、それを的確にこなさなければならない。ちょっとでもミスれば、根性を試されるかのような無理難題をふっかけてくる。嵐の中での飛行機予約、発売前のハリーポッター、パーティでの名前の暗記、どれもこれも逃げ出したくなる内容だ。そして、仕事を終えプライベートタイムになっても携帯に悪魔のような着信が鳴る。
本当にやりたかった仕事はこんなものではないと思いつつも、何でも経験、ジャーナリストの足がかりになるということで、負けじと働き、恋人とのプライベートも危機に陥ってしまうアンディ。つい愚痴をこぼして、スキンヘッドがよく似合うスタンリー・トゥッチに諭されるところなんて、実社会でも身につまされるところ。徐々にどんなことにもへこたれない熱血社員ぶりを発揮するという彼女の成長物語でもあります。
『ブロークバック・マウンテン』でも注目を浴びたアン・ハサウェイも良かったのですが、先輩アシスタント役のエミリー・ブラントがなかなか良かった。もしかすると、日本人ならば彼女を応援したくなる人の方が多いかもしれません。
音楽もいいんです。特にアンディがファッションに目覚めたときにかかる曲がマドンナの「VOGUE」。上手い選曲だな~と感心しながら、大音響で圧倒されると、NYの街を歩いているのがマドンナに見えてくるから不思議だ。
【2006年11月映画館にて】
単純に楽しめるエンターテイメント
仕事を取るかプライベートを取るか
魅力豊かなキャストとファッションの数々に目を奪われる
アン・ハサウェイの可愛らしさに誰もがノックアウトされた、
2000年代を代表する愛され映画!
ニューヨークの一流ファッション誌でアシスタントとして働くことになった主人公アンディが、
鬼編集長ミランダの理不尽な要求に振り回されながらも、
周りの助けを得ながら成長していく姿を描きます。
本作でアカデミー賞にノミネートされたメリル・ストリープ演じるミランダは、
アシスタントたちをこき使う冷酷な上司であると同時に、
「自分にしか務まらない役割」を果たそうと、
誰よりも仕事に情熱を傾ける人物として描かれています。
それは、最先端のファッションを鼻で笑うアンディに対し、
「自分の雑誌がどれほど世界に影響を与えるか」
を説く彼女の姿にも表れています。
そんな、完璧を追い求めるミランダが、
メイクを落とした姿で「ありのままの自分」をさらけ出し、
強さに隠されていた苦悩を吐露する場面には、
私生活を犠牲にしてまで闘い続けてきた彼女の、これまでを思わずにはいられませんでした。
エミリー・ブラント演じるもう一人アシスタント、エミリーのツンデレっぷりも素晴らしいのですが、
個人的には、アンディをファッションメンターとして教育するナイジェルの中性的な魅力がたまりません。
きっと彼は、ファッションによって人が生まれ変わり、
洗練されていく瞬間がたまらなく好きなんだろうなあ。
だからこそ、夢が破れそうになっても決して諦めない彼を、
どこまでも応援したくなります。
出勤前の女性たちが身だしなみを整える姿を
愛おしく描いたOPから心を奪われ、
出し惜しみなく登場するハイブランドの華やかなファッションの数々にも
うっとりすること間違いなし。
「人が求め、必要としているものを超えて、自分のために決断できる」
そんな才能をミランダに見出されるアンディが踏み出す一歩と、
それを見つめる彼女の視線にぜひ注目してご覧ください。
共感できない。
スニーカーが10万円超えする世界の話
最後は信念
仕事で落ち込んだ時に見る映画!
メリル・ストリープ最高!
やっぱ名作
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