プラダを着た悪魔のレビュー・感想・評価
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前向きになれるお仕事ドラマ
「プラダを着た悪魔」って誰の事?
最初はミランダの事かと思っていたのですが、アンディの事を指しているのかなと思ってます。
アンディにとってミランダは最初から悪魔のような上司で、そこで働く人達の事もカツカツ族と言って罵っています。しかし、ミランダからの無理難題を熟していくうちに徐々に能力を認められ、アンディ自身も仕事にのめり込んでいきます。それと比例するように服もハイセンスに美しくなっていきますが、逆に彼氏や友人は離れていき孤独になっていく。同僚のエミリーからも「あなたは悪魔に魂を売った」と言われる始末。アンディは否定しますが、パリでの仕事も熟し、ミランダからの信頼も厚くなっていきます。しかし、ミランダから言われた一言で目を覚まします。私はこの人とは違うのだと。
最後は自分が抱いていた夢へと一歩を踏み出して終わります。
ミランダもアンディも一生懸命仕事をしているだけで、何も悪い事はしていないのに、周囲から孤立しています。華やかな世界だからこそ、そこから垣間見る不安や孤独感が切なく感じました。
上司から認められない、夢と現実との葛藤、自分の能力への不安等々悩みは色々ありますが、「仕事は家賃の為に!」といった割り切りやあきらめも大事にしつつ、前向きに頑張っていこうと思える作品でした。
可愛いカッコイイが詰まってる
痛快な展開とメリルストリープのさすがの迫力
メリルストリープ扮するミランダプリーストリーは、イライアスクラーク出版社のファッション誌ランウェイの厳しい編集長。アンハサウェイ扮するジャーナリストを目指していたアンディサックスは、そこへ面接にやって来たが野暮ったかったのに採用された。机に張り付いて電話は取り逃がすなと言われた。矢継ぎ早にミランダから指示が出てアンディはうろたえた。アンディは、1年だけは我慢する事にした。何故ミランダはアンディを雇ったのか? 今までの娘より違うと思ったが、どの娘よりも失望したと言われてしまった。果たしてアンディはこれで終わりなのか? 不可能なミッションをクリアするアンディの発想に感服。意地悪ミランダがアンディを認めていく過程は痛快だったね。センスあるファッションに包まれたアンハサウェイの変わり様は確かに素晴らしかった。野暮ったさとセンスの違いは明らかな物だなと納得した。メリルストリープの迫力もさすがだ。
メリル・ストリープはマジで悪魔
てか、これって今じゃ「パワハラ」バリバリな状況だけど、それで上司を訴えるなら辞めたら的な業界のお話。アン・ハサウェイはお人形みたいな女優(なんだろ、キレイだね)だけど、結構頑張ってるよね。メリル・ストリープはアカデミー賞常連女優だけど、今作を観てても頷ける演技。
所謂一人の女の子が仕事を通して成長する話なんだけど、この手の映画って散々観て来たが、やはり〆がキッチリしていたんで、人に勧められる作品だと思う。
主人公の若さが持つ「可能性」っていいよね。年寄りの自分は素直に羨ましいと思う。
そう、いつもはアクション映画中心に観てるけど、この手の映画も楽しめる。
基本コメディ寄りの恋愛を絡めた青春映画とでもジャンル分けすべきだろうか?
仕事でへこたれそうになった時に見たらいいよ
やっと見れた!
ミランダみたいな編集長、いるね(笑)。
確かに悪魔かもしれない。
でも、仕事に対するあの責任感や考え方は尊敬できる。
だからこそ、ついていく人がいるんだろうし。
結果を伴わない仕事をしていて、下が誰も付いてこなかったら、編集長なんてあっという間に飛ばされるよ。
私生活を犠牲にして、仕事にエネルギー注ぎ込んでいる人がいる。
そういう人だからできる仕事がある。
自分がそうしたいかどうか、できるかどうかは、それぞれが決めればいいこと。
ナイジェルがすごくいい役だったなぁ。
「私生活がすべて崩壊したら、昇進の時期」
「甘ったれるな」
印象的だった。
アンドレアの気持ちや動きにもとても共感できたし、やっぱりいろんなファッション、華やかな世界を見られたのは楽しかった。
ミランダ、エミリーのすっぴんみたいな素の顔のシーンを入れたのも、正解だったと思う。
サイボーグじゃなく、普通の人間なんだってことがよく伝わってきた。
最後に、エミリーが職場復帰できてて良かった!
彼女には、あのままミランダに食らいついていってほしいわ。
鉄の女
大学生の時に初めてこの映画を見て、話や登場人物をざっくりとそれなりに覚えていた。
自分の中ではけっこう印象に残っていたようです。
登場人物みんなオシャレでカッコイイ。
リアリティはないけど、それはまぁ映画だしいいかなって思う。内容が濃くて深い、というよりは、2巻くらいの「OLお仕事恋愛奮闘物語」みたいな漫画を読み終わった感じ。「こんな世界もあるんだな」って、感動の言葉でもあるけど、真剣な人に対して失礼に感じてしまうのね。お気をつけ遊ばせ、私。いや、でもこれは悪気なく思っちゃったり言っちゃうよね。
大学生の時はあまりピンと来なかったけど、アパレル業界に入ったら「あそこまで極端ではないけど、アパレルのああいう感じは分からんでもないな」と思ったりした。
そして、好きという感情だけが必ずしも成功を掴めるものでは無い、というのは人生全てに共通していて、アンディはおそらく「頭の良い人」として描かれている。勉強ができる、とかじゃない、どのタイミングで人に頼ればいいのか、人が言ってることを100%近くまで理解出来るか、という頭の良さだと思う。(その描写が上手いとは思わないけど)
そういう人って業界関わらず、わりとあっさり上まで行ってしまうものです。まぁつまり、要領が良いとはそういうことよね。
偶然にも、夏頃、アンディとちょっと似たような体験をしました。(再三ですがあそこまで極端ではないです)異動になって、仕事が変わり、上司が変わりという感じで。その上司がミランダだったか……はご想像にお任せ致しますが。
ともかく私は、まだ社用ケータイを噴水に投げ捨てるとこまではいってません。社内で上司のことを「鉄の女」と言ってる人がおりまして、もしかしてこの映画から取ってるんだろうか……?
エミリーがけっこう好きだなぁと思っちゃうのは、アンディがエミリーのことをキツいなと思いつつも、同じ戦場で生きる仲間だと思ってる(感じ)になってるとこが大きいのかも。エミリー何だかんだで色々教えてくれたし……!そして、見本のお届けで実際に行ったらクローゼット3個あったり、花の置かれたデスク大量にある感じもめっちゃわかる笑
まじか〜〜〜〜っ!!ってなるよね。
口頭で言った人としてはちゃんと説明したつもりなんだろうな、アレ……。エミリーの意地悪ではなかった、と思っておく事にしましょう。
中盤の、アンディが服かわるがわるするとこがめちゃくちゃ好きです。夢があっていいよねぇ。
OPの曲はお仕事楽しくなるソング第1位。全てのアパレル業界で働く人に、今日もエールを送ってくれます。
キラキラした世界の過酷な現実
メリル・ストリープ
ラブコメ?
発売前の新作ハリー・ポッター。海賊版を売ってしまえば大儲けできるのに
ジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)はファッションには全く興味もなかったのに、全米で100万人の女性が憧れるという、ファッション雑誌“RUNWAY”のカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントになってしまった。「辞めても、5分あれば後釜が決まる」というほど就職したがる女性が多い職場。ファッションセンスのないアンディが採用となったのも、他の社員にない知性を持っていたため・・・ただそれだけだったのです。
職場はまさに戦場。やり手過ぎるミランダは次から次へと仕事を与え、それを的確にこなさなければならない。ちょっとでもミスれば、根性を試されるかのような無理難題をふっかけてくる。嵐の中での飛行機予約、発売前のハリーポッター、パーティでの名前の暗記、どれもこれも逃げ出したくなる内容だ。そして、仕事を終えプライベートタイムになっても携帯に悪魔のような着信が鳴る。
本当にやりたかった仕事はこんなものではないと思いつつも、何でも経験、ジャーナリストの足がかりになるということで、負けじと働き、恋人とのプライベートも危機に陥ってしまうアンディ。つい愚痴をこぼして、スキンヘッドがよく似合うスタンリー・トゥッチに諭されるところなんて、実社会でも身につまされるところ。徐々にどんなことにもへこたれない熱血社員ぶりを発揮するという彼女の成長物語でもあります。
『ブロークバック・マウンテン』でも注目を浴びたアン・ハサウェイも良かったのですが、先輩アシスタント役のエミリー・ブラントがなかなか良かった。もしかすると、日本人ならば彼女を応援したくなる人の方が多いかもしれません。
音楽もいいんです。特にアンディがファッションに目覚めたときにかかる曲がマドンナの「VOGUE」。上手い選曲だな~と感心しながら、大音響で圧倒されると、NYの街を歩いているのがマドンナに見えてくるから不思議だ。
【2006年11月映画館にて】
単純に楽しめるエンターテイメント
仕事を取るかプライベートを取るか
魅力豊かなキャストとファッションの数々に目を奪われる
アン・ハサウェイの可愛らしさに誰もがノックアウトされた、
2000年代を代表する愛され映画!
ニューヨークの一流ファッション誌でアシスタントとして働くことになった主人公アンディが、
鬼編集長ミランダの理不尽な要求に振り回されながらも、
周りの助けを得ながら成長していく姿を描きます。
本作でアカデミー賞にノミネートされたメリル・ストリープ演じるミランダは、
アシスタントたちをこき使う冷酷な上司であると同時に、
「自分にしか務まらない役割」を果たそうと、
誰よりも仕事に情熱を傾ける人物として描かれています。
それは、最先端のファッションを鼻で笑うアンディに対し、
「自分の雑誌がどれほど世界に影響を与えるか」
を説く彼女の姿にも表れています。
そんな、完璧を追い求めるミランダが、
メイクを落とした姿で「ありのままの自分」をさらけ出し、
強さに隠されていた苦悩を吐露する場面には、
私生活を犠牲にしてまで闘い続けてきた彼女の、これまでを思わずにはいられませんでした。
エミリー・ブラント演じるもう一人アシスタント、エミリーのツンデレっぷりも素晴らしいのですが、
個人的には、アンディをファッションメンターとして教育するナイジェルの中性的な魅力がたまりません。
きっと彼は、ファッションによって人が生まれ変わり、
洗練されていく瞬間がたまらなく好きなんだろうなあ。
だからこそ、夢が破れそうになっても決して諦めない彼を、
どこまでも応援したくなります。
出勤前の女性たちが身だしなみを整える姿を
愛おしく描いたOPから心を奪われ、
出し惜しみなく登場するハイブランドの華やかなファッションの数々にも
うっとりすること間違いなし。
「人が求め、必要としているものを超えて、自分のために決断できる」
そんな才能をミランダに見出されるアンディが踏み出す一歩と、
それを見つめる彼女の視線にぜひ注目してご覧ください。
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