劇場公開日 2006年11月18日

「まさにNYファッション業界。」プラダを着た悪魔 ★りんごちゃん★さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0まさにNYファッション業界。

2010年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

私の殿堂入り映画。
ブルーレイを即購入しました。

私はニューヨーク在住、そしてNYファッション業界で働いています。
映画は雑誌編集者。私は数年前まで某有名ブランドのデザイナー。
(今は独立して、まだNYファッション業界にいます)
勿論、恐い?女性のボスがいましたw。

NYのファッション業界は、ずばりこのまんまです。

私のボスも、メリルによく似て威厳のある、仕事の出来る女性でした。
だから一日で辞める人もいっぱい。
それに、女性ばっかりの環境、男が居てもゲイで女よりも女々しい。
なかなか嫉妬と意地悪が飛び交うオフィスでした〜w

映画の中で、エミリーが、
"I love my job.... I love my job..."
と自分に言い聞かせるシーンも、私と一緒。
私も何度もトイレで
「こんな仕事辞めてやる〜〜〜〜〜!!」と叫んでは、
ゲイのおじちゃんに頭ナデナデしてもらって、なだめられていました。

何かこの映画観てると、数年前の私を観ているようで、笑いながら泣ける。
あの超辛くて、ご飯食べるヒマも無くて、だけどすっごい楽しく仕事していた日々を思い出して、ちょっと戻りたくなってしまう。

全然大げさでも何でもなく、NYの実際のファッション会社の疑似体験が出来る映画です。
映画の中の雑誌社はVogue社を、メリル演じるミランダはVogue社のカリスマ編集長アナ・ウィンターがモデル。
衣装は「Sex And the City」の衣装でも有名な、パトリシア・フィールド。
全体的にとっても派手でニューヨークらしい、楽しい映画です。

1つ難癖つけるとすれば、
全くファッションに興味のなかったアンドレアが、ある日を境に、良い物を着るようになったけれども、
さすがにいきなりあのコーディネートセンスは無いだろ〜!ってとこ。

★りんごちゃん★