ディパーテッド

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

巨匠マーティン・スコセッシが2002年製作の大ヒット香港映画「インファナル・アフェア」をリメイクしたクライムサスペンス。レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグら豪華キャストが集結し、犯罪組織に潜入した警察官と警察に潜入したギャングの戦いを描く。2007年・第79回アカデミー賞で作品賞・監督賞など4部門を受賞した。貧困と犯罪が渦巻く街ボストン。犯罪者の一族に生まれたビリーは、自らの生い立ちと決別するべく警察官を目指す。一方、マフィアのボス・コステロの腹心として育てられたコリンは、コステロの内通者となるため警察へ送り込まれる。警察学校を優秀な成績で卒業したビリーはマフィアへの潜入捜査を命じられ、コステロに接近。コリンはエリート警察官として最前線に立ちながら、警察の動きをコステロに知らせ続けるが……。

2006年製作/152分/R15+/アメリカ
原題または英題:The Departed
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2007年1月20日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第64回 ゴールデングローブ賞(2007年)

受賞

最優秀監督賞 マーティン・スコセッシ

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) レオナルド・ディカプリオ
最優秀助演男優賞 ジャック・ニコルソン
最優秀助演男優賞 マーク・ウォールバーグ
最優秀脚本賞 ウィリアム・モナハン
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映画評論

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写真:AFLO

映画レビュー

4.0信頼と欺瞞に揺れる人物の描き方が見事。

2021年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 3件)
すっかん

3.5これはこれで

2013年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

本家の「インファナル・アフェア」の大ファンなので「どうせ、あれほどの映画ではないだろう」と 期待せずに観たが、なかなかどうして、これはこれで面白かった。
まったくの焼き直しではなく、ストーリーや人物の相関も少し異なっていて、また何より配役が主役コンビをマット・デイモン、レオナルド・ディカプリオ(若い!)、それらの親分(上司)をマーティン・シーン、ジャック・ニコルソンが演じることにより、本家の雰囲気は残しつつ、空気の異なる映画になった。
しかしやはり、この脚本はドキドキして面白いな!

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共感した! 2件)
momokichi

5.0Perhaps, the Film of the Decade

2020年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

楽しい

興奮

萌える

For its multi-intersection spiral story, quick and sharp editing and clever camera angles, high-stakes tension and startling action, and performances on the edge of the human condition--The Departed is a perfect film. Fourteen years of re-watching it, I still pick up more details from its dense story. You can miss a lot with one blink in The Departed--that's what a classic is supposed to be.

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共感した! 5件)
Dan Knighton

4.5潜入捜査官の鬼気迫る胸の内を、ディカプリオが熱演。

2025年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクで、
ボストンに住むのアイルランド人系の地域に場所を移して、
マーティン・スコセッシ監督がメガホンを取りました。
ギャングの手下から警察官になった男をマット・デイモン。
警官からギャングとしてスパイ活動を命じられた男がレオナルド・
ディカプリオ。
ギャングの親分のコステロをジャック・ニコルソンが演じました。

ラスト近くにマット・デイモンがディカプリオの警察官としての存在を
コンピューターで削除するシーン。
まざまざと、存在を消される恐怖が迫ってくる。
ディカプリオが潜入捜査官だと知っているのは上司が2名のみ。
(そのうちの一人は殺されてしまったですから)
(多分ディカプリオは、自分が消される運命だ分かるシーンだ)

“インファナル・アフェア“この題名の意味は【無限地獄】で、
この映画のタイトル「ディパーテッド」の意味は、
「死んでいった奴ら」とか「逝ってしまった野郎たち」だとか。
字幕では「死者」と簡単に訳されている。
どちら含蓄のある深い題名。

ディカプリオの怯えた表情と極度ストレスによる不眠やイライラ。
マット・デイモンは警察権力を自身の後ろ盾と信じていて、
迷いがないから、冷酷極まりない。
2人が実に若々しいです。
18年前の映画だからディカプリオは30歳そこそこ。
マットは36歳位です。
ディカプリオはまだ美青年の面影があるし、
マット・デイモンも青二才・・・の雰囲気。
名優マットもまだ若い。この映画では、深みも凄みもまだまだ薄い。
マットの捜査の妨害は、甚だしく
逮捕のタイミングで、「待機しろ!!」
コステロの尾行を、「尾行は中止だ‼️」とか、
マットが一番に疑われそうだが、警官は“全てが怪しい“
“誰も信じらない“
その疑心愛機に陥って、
ラスト展開は、“殺しのドミノ倒し”“やられたら、やり返す“
殺しの連鎖で、さすがにおったまげた!!
ラスシーンの混乱は目を覆うばかり。
インパクト的には強烈なラストです。

これでは誰も居なくなるではないか?

2006年公開映画で、アカデミー賞作品賞を受賞した。
作品賞にふさわしいと感じました。
監督もですが、説明の少ない脚本と展開の早い編集。
特に編集のチカラはとても大きいと感じました。
そしてもちろん出演者・撮影・音楽ほか全てのスタッフの
チームワークですが。

潜入捜査官を描いた映画として「レザボアドッグス」に
近いのではないでしょうか?
「潜入捜査官」の危険度がMAXな所。
「ディパーテッド」はギャングと警察の両面を描いているのに対して、
「レザボアドッグス」はギャングの視点を貫いている。
作品に似た匂いを感じました。

2度めの鑑賞で10数年ぶり。
見始めたら緊迫感の虜になり深夜まで一気見。
なかなか自宅では珍しいほどの集中が出来る凄い作品でした。

コメントする 2件)
共感した! 11件)
琥珀糖