熊川哲也 Kバレエ トウキョウ 「くるみ割り人形'25 クリスマス特別上映」

劇場公開日:2025年12月12日

熊川哲也 Kバレエ トウキョウ 「くるみ割り人形'25 クリスマス特別上映」

解説・あらすじ

日本を代表するバレエダンサーで振付師の熊川哲也が主宰するK-BALLET TOKYOの公演を映画館上映するKバレエ映像シリーズの一作で、バレエ公演「くるみ割り人形」を映像収録。

19世紀初頭、人形の国ではねずみたちとの領地争いが続いていた。ある日、ねずみの王が人形王国に魔法をかけ、マリー姫をねずみに、婚約者の近衛兵隊長をくるみ割り人形に変えてしまう。魔法を解くには、世界一硬いクラカトゥクくるみを割らねばならない。しかし、そのためには純粋無垢な心を持つ人間の助けが必要だった。人形の王の命を受け、人間界へと旅立ったドロッセルマイヤーは、やがて少女クララと出会う。

K-BALLET TOKYOの作品群の中でもとりわけ人気の高い演目で、2020年12月にBunkamuraオーチャードホールで上演された舞台の模様を収録。2021年にも「くるみ割り人形 in Cinema」として劇場上映された映像を、2025年のクリスマスシーズンに新たに特別上映。

2025年製作/95分/日本
配給:TBSテレビ、ユナイテッド・シネマ
劇場公開日:2025年12月12日

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(C)Hidemi Seto

映画レビュー

4.0 夢の世界へようこそ。

2025年12月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

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SAKURAI

5.0 こんなん観たら現実に戻れなくなるやん

2025年12月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

癒される

豪華絢爛な巨大セット、キャラクターの個性を活かした煌びやかな衣装、シアター・オーケストラ・トウキョウによる表情豊かな演奏、そしてダンサー達の繊細且つ力強い優雅な舞…これは夢か現か幻か、現実世界から遠く離れた幻想的なステージはまさに圧巻!

……さぁ、今年もK-balletの季節がやって来ました。去年の「マーメイド」で心を撃ち抜かれて、「毎年やるんか、これ?そんなら年一の恒例行事の仲間入りじゃ!」というわけで観てきました。

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」は組曲を通しで何度か聴いていましたが、詳しいストーリーは知らずにいました。第1幕、2幕の冒頭でストーリーが字幕で表示されますが、読むのが遅い私はちょっと置いてかれてしまいました😭(私が極度の遅読なだけです、すみません…)なので、文字を読むのが苦手な方は、ストーリーだけでも予習した方がより楽しめるかと思います😊

やはり、まず目に付くのが巨大なセット!ステージが別世界に様変わり。そこに華やかな衣装に身を包んだダンサー達が登場すれば、もう幻想的な夢物語の始まりです。本作ではネズミと兵隊達の戦いが描かれているわけですが、投石機でチーズぶっ放したり、ネズミの衣装や独特な動き等、小道具へのこだわりや演出の面白さが強調されていました。凄まじい量の紙吹雪で彩る雪のシーンは度肝抜かれます。

そして栗山廉の王子っぷりよ。これだけでもチケット代の価値有り。仮面が外れて素顔で登場した時の凛としたお姿たるや。吉田このみのクララもすごく良かったです。「純粋無垢な心を持つ人間」という難しい役を、豊かな表現力で見事に演じていました。

アラビア、スペイン、中国、ロシア、フランスと、地域ごとに違った個性を見せてくれる人形達の踊りも面白かったですね。特に中国人形の可愛らしい振り付けは真似したくなっちゃいます👲🏻<デキルモンナラヤッテミロ

お菓子の国が人形の国になっていたり、花のワルツの曲順が違っていたりと、オリジナル版からの改変がいくつかあるらしく、熊川版ならではのエンタメ性の強いステージに仕上がっているそうな。他の団体との違いを見比べるのも楽しそうですね👀

観終えて時間が経った今も、「くるみ割り人形」の世界から抜け出せずに余韻に浸っています。ぶっちゃけ仕事に支障が出るレベル。どうしてくれんですか。熊川哲也、恐るべしである。(去年も同じこと言ってたような…)

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