シナリオ　予告篇の構想

解説・あらすじ

フランスの巨匠ジャン＝リュック・ゴダール監督が、2022年に自発的な安楽死を遂げる前日に撮影した遺作「シナリオ」の制作ビジョンについて自ら語ったドキュメンタリー。

2022年9月13日、ゴダールは居住していたスイスで安楽死を遂げた。彼はその2年前から「シナリオ」と題した最後の長編映画企画に取り組んでいたが、死の数日前になってその内容を仕切り直し、コラージュ技法による18分間の短編「シナリオ」が制作された。本作では、ゴダールの右腕として長年にわたり彼の創作を支えてきたジャン＝ポール・バタジアとファブリス・アラーニョに、ゴダールが自ら「シナリオ」の企画の構想を説明する様子を映し出す。

本編「シナリオ」とあわせてひとつの作品として構成され、2024年・第77回カンヌ国際映画祭クラシック部門でのワールドプレミア上映後、第49回トロント国際映画祭、第37回東京国際映画祭でも上映された。

2024年製作／36分／フランス・日本合作
原題または英題：Expose du film annonce du film Scenario
配給：ねこじゃらし
劇場公開日：2025年9月5日