Good Luck

劇場公開日:2025年12月13日

解説・あらすじ

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の脚本や、「雑魚どもよ、大志を抱け」「劇場版 それでも俺は、妻としたい」で知られる足立紳が、大分県豊後大野を舞台に、人生に迷う男女の小さな旅を描いたロードムービー。

30歳を間近に控え、映画監督を自称しながらも、現実には同居する女性に養われている大山太郎。大分県で開催される映画祭に見事入選するが、映画祭の主催者である女性から厳しい批判を受けてしまう。翌日、傷心のまま隣町の築後大野へ向かった太郎は、砂原未希という不思議な女性と出会う。映画祭で太郎の映画を見ていたという未希と、太郎は1泊2日の小さな旅をすることになる。正体不明ではあるが、ざっくばらんな性格の未希。そんな彼女に、映画づくりに自信を持てずにいる自分をさらけだした太郎は、次第にほのかな恋心を抱いていくが……。

主人公の売れない映画監督・太郎役を「SUPER HAPPY FOREVER」の佐野弘樹、太郎が旅先で出会う正体不明の女性・未希役を「Chime」の天野はながそれぞれ演じ、加藤沙希、篠田諒、剛力彩芽、板谷由夏が脇を固める。

2024年製作/104分/日本
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
劇場公開日:2025年12月13日

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(C)2025「Good Luck」製作委員会(別府短編プロジェクト・TAMAKAN・theROOM)

映画レビュー

3.5 ほぼ初対面男女の行き当たりばったりユル旅が笑いと脱力を誘う変化球のご当地映画

2025年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

癒される

別府短編映画プロジェクトからオファーされた足立紳監督は、シナリオハンティングで訪れた豊後大野(ぶんごおおの)のユニークな名所に触発されて脚本を膨らませ、撮影現場で思いついた台詞も足して撮り、編集したら2時間近くなっていたので仕方なく1時間44分まで切り詰めたという。映画の製作過程も行き当たりばったりの旅のようで、関わった皆がリラックスして柔軟に作り進めた雰囲気が映像から伝わってくる気がする。

売れていない映画監督・太郎のさえない感じを佐野弘樹が自然に演じている。映画祭がきっかけで太郎と出会う未希(天野はな)の、いわゆる不思議ちゃん的なところもありつつ、人間関係に悩みを抱えている設定もいい。二役の板谷由夏と三役の剛力彩芽も、それぞれクセの強いキャラクターを演じ分け、ゆるめのストーリーにアクセントを効かせている。

豊後大野の宿が偶然一緒になり、太郎と未希は当地の観光スポットを自転車でめぐることになる。この流れはまあまあご当地映画らしいが、同居の彼女に養われている太郎と、何を考えているのかいまいちよくわからない未希の旅は、先々で出会う少々変わった人々とのやり取りも相まって、ほどよい笑いと脱力を誘う。サウナと水風呂で整った!というほどではないにせよ、変化球のご当地映画をゆったりと楽しんだ。

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高森郁哉

3.0 この監督、映画好きに見えない

2025年12月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

足立紳の別府御当地映画。来月別府に旅行に行くので、ブルーバード劇場と豊後大野にも足を伸ばしてみるかな。ヒモ状態の自主映画監督が、旅先で出会った変わり者の彼女とどうにかなりそうで、結局何もなく、双方別の相手が気になり出してというお粗末。

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吉田透

1.5 何が大切なんていちいち考えません

2025年12月14日
Androidアプリから投稿

単純

難しい

幸せ

東京で自主制作の映画監督をしている30歳男が、別府の映画祭で入選し上映会に赴いた足で旅をする話。

彼女に旅費を世話になり、豊後大野を観光して来なと小遣いまでもらって始まって行くけれど、いざ上映会からのトークショーで何を撮りたいかわからないと言われ…。

途中から寝てたのに面白かったです!な、不思議ちゃんな女性と再会し、声を掛けられ…自分なら朝食で違う席に移動せず、じゃあ別々で!って言うこと間違いなしだけどw

ロードムービーというかお散歩ムービーな流れから、オーディションがなんちゃらってファニーゲームかよ!

この作品自体が結局主人公の作品と掛けている自虐なのか、逃げなのか言いたいことかわちんぷんかんぷん。

終始愉しげな空気感ではあるものの、空回りして全然面白味がなく、何を言いたいのかわからなかった。

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Bacchus

5.0 それアフロ?いえ、天パーです

2025年12月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

大分県豊後大野を舞台に、人生に迷う男女の小さな旅を描いたロードムービー。

豊後大野の魅力がいっぱい詰まっている映画です。
一人旅の魅力って、なんか日常や社会の流れから離れたところで、自分だけがフワフワ浮いているような、そんな不思議な感覚が心地よく感じるところだと思います。
そんな、旅の恥はかき捨て感を心ゆくまで楽しめました。クスクス笑えて面白かったです。おすすめです。

日本には私の知らない素敵なところがいっぱいありますね。次の一人旅は別府と豊後大野にしよう。

天真爛漫(に見える)な未希さん役の天野はなさん、とても素敵でした。

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tnk_san