ハオト

劇場公開日:2025年8月8日

解説・あらすじ

2005年に東京・下北沢の本多劇場で上演された舞台「ハオト」を映画化。太平洋戦争末期、東京郊外の精神病院を舞台に、病院の内と外を対比することで戦争の狂気を描いた。

初夏のある日、90歳を超えた老人が甥の刑事を訪ねて警察署にやってきた。「人を殺した」と告白する老人は太平洋戦争末期に存在したある特殊機密施設について話し始める。表向きには精神病院と称されていたその施設には、戦争や軍を批判し精神病扱いされた元エリート海軍兵の水越をはじめ、原子爆弾開発間近に多重人格となった博士など、特異な患者が集められていた。その施設に、新たな指揮官として海軍将校の蓬がやってくる。蓬は、ハワイ生まれの日系人であるアメリカの諜報員・津田を二重スパイとして雇い、また、ソ連の仲介で和平交渉を進めるようと、日系ソ連人のソ連大使らを施設に招こうと画策する。一方、津田の存在を怪しんだアメリカは、同じく日系ハワイ人の田中を施設に送り込むが……。

水越役を原田龍二、蓬役を長谷川朝晴が演じるほか、片岡鶴太郎、高島礼子らが出演。舞台版の作・演出を手がけた、俳優や演出家として活躍する丈が、映画版でも監督・脚本・プロデューサーを務めた。

2025年製作/117分/G/日本
配給:渋谷プロダクション
劇場公開日:2025年8月8日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

1.0何で?

2025年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

何で、こんな脚本で製作資金を集めることができたのか? 苦痛な鑑賞でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Cabe

5.0鶴ちゃんサイコー!

2025年8月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

斬新

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
すけちゃん

1.5個人的に全く好みではなかった

2025年8月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

舞台の映画化。確かに舞台ならこれでいいのかもしれないけれど、映画なのでかなり冷める場面が多い。冒頭老人が甥の刑事を訪ねて「人を殺した」と告白する時点でかなり厳しく身構えてしまう。

全体的にあまりまとまりのある話ではないし、登場人物たちもクセモノばかりで感情移入はまったく出来ない。厨二病的な元エリート海軍兵、原爆関連多重人格博士、予言者的な自称閣下、あとアメリカ諜報員や日系ソ連人のソ連大使役とか、まぁ次から次に出てくる皆さん。

映画を撮りたかったんだ!と言われれば、あ、そうなんですね、という感じですが、特に脚本、カメラワーク、美術に関しては、もっと何とかならなかったのでしょうか。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
miya_feel

2.5昭和的失敗自主映画の典型

2025年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

太平洋戦争末期の精神病院を装った特殊機密施設を舞台に「外と中のどちらが狂気か?」というテーマで2005年に下北沢・本多劇場で初上演した創作劇を映画にしたくて20年間温めて続けてきたという丈監督が自らプロデユースし脚本と演出、出演もした。池袋のシネマ・ロサでしか上映していないインディーズ系で、友人に「感想を聞かせて欲しい」と言われなければ知ることも観ることもなかったが、なんでも自分でやりたがってしまう自主映画にありがちな仲間内スタッフ&キャスティング、小劇団的自己満足的仕上げることを優先した失敗作となっており残念。アイデアがすごく面白くて物語りもぼちぼち良いのだから企画をアスミックあたりに持ち込んできっちり予算を掛けて藤井道人か吉田大八に撮らせていれば超傑作が出来たのにと思うと悔やまれる、というか今からでも誰かにリメイクして欲しいくらい。これだけのアイデアとテーマを持ちながらそもそも軍人(=戦場で死ぬこと)から逃げている主人公の原田龍二がミスキャストなのか演出できていないのかあまりにもくったくが無く、特攻に行く弟との手垢のついたお涙頂戴お別れシーンの凡庸さったらなくて自身の変心にいたるアンビバレンツな感情の揺れ葛藤が全く描けておらずあきれる。演劇的せりふ回しの違和感には目を瞑るとしても2ショットアップの意味の無いあおりや俯瞰カットにそそらない銃撃戦、どの部屋に隠れているのかハラハラさせる無駄な演出を映画だと考えているのならお門違いでそれよりおままごとで済ませられる舞台美術と違って細部まで高精細で写る映画のリアリティを考慮してもらいたい、外の空を見上げる木造校舎の窓枠サッシがばればれで一気に萎えるのだ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
たあちゃん