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ビョーク1番好きなアーティスト。
シュガーキューブス時代から「Debut」続く
「POST」」は勿論、全アルバムチェックしている。
他にも好きなアーティストはいるけれど、
ビョークは完全に別次元。
一度聞いたら忘れられない唯一無二の歌声は勿論、全ての"音"を"音楽"に昇華してしまう。
ビョークの創り出す楽曲は全て、どの"音"もなくてはならないその一部になってしまう不思議。
その説得力。
こだわり抜かれたMVやライブパフォーマンスの完成度の高さにも毎度震える。
ビョークの進化は止まらないどころか加速し続けている。
どの楽曲も何度聞いても新たな発見があり、いつでも見た事のない世界へ連れて行ってもらえる幸せ。
本作は2023年、ポルトガルリスボンでのアルティス・アリーナでのパフォーマンスを収録したコンサート映画。
ガーデンシアターに行けなかったから本当に楽しみにしていました。
今回のツアー「Cornucopia 」は「Utopia」のほぼ全ての収録曲と「Vulnicura」「Fossora」に収められた楽曲からピックアップしたセットリストで構成され、1つのアルバムに縛られない、唯一無二の世界観を表現したツアーだった。
「21世紀のVR映像を19世紀の劇場空間へと変貌させる演出を映像作品として記録」
う〜ん。。
字面で見ると正直「???」なのだが、
観て納得!
終末期の希望に満ちた未来。
環境への希望と回復。再生。
巨大なスクリーンに映し出される
ビョークのメッセージが大胆なエネルギーで溢れていた!
毎回驚く仕掛けで我々の度肝を抜いてくるビョーク。
今回も、実験的なパフォーマンスで、スクリーンに映し出されるアニメーション映像と、
三段階?になっているステージで繰り広げられるそのパフォーマンスは、ビョークのこだわりが突き抜けていた!
ビョークの歌声、VR映像は勿論なのだが、
音楽と演劇、セットや衣装が融合した、もはや脅威!の演出で、体験しているワタクシも、、
ここはどこ?私は誰?状態でした。
(あれは明らかにマジックマッシュルームw)
タッグを組んだ映像作家のイーソルド・ウッガドッティル監督が、ビョークのイメージする"希望と回復"を見事に表現していたと思います。
何百回も聴いた
「Isobel」「Pegan Poetry」のニューアレンジも披露。
新たな魅力発見で又しても引き込まれました。
"コレはど〜なってるの?"と思った円形!フルートや、水槽に桶??w
ウォータードラムって言うらしい。
森の中にある繭のような小部屋で歌うビョーク。
ファーストテイク?w
特殊な仮面にアバンギャルドなアイメイク。
ビョークにしか着こなせないドレスは、
胸元や手や足の部分が"進撃の巨人"みたいだったw
"コンサート映画"としての構成上、仕方ないのはわかるけど、今回のビョークのこだわったVR映像をメインにした後半を見せるため、最後はほとんど歌っているビョークの姿が観られなかったのは残念。
ピーナッツみたいな衣装気になるw
(コレは衣装というのか?!w)
他のコスチュームで歌っているビョークの姿をもっと見たかった。
頻繁に切り替わるカメラワークも忙しい。
ただでさえ情報量が多いのだから、もう定点カメラで良かったデス(°▽°)
(本編後にビョークがキュレーション
(キュレーションって何だw?)したMVが3本も上映されるのですが、嬉しいサービスなのですが、個人的にはライブの余韻に浸りながら終わりたかったカナ)
終始圧倒的な存在感を見せていたのがアイスランドのフルート7人衆(七重奏)「Viibra」
半端なかったわ釘付けになった!
演奏だけでなく演者としてのパフォーマンスも見事だった。
(大変そうだったネ)
他にもパーカッションのマヌ・デラーゴ
(カッコイイ)ハムラリッド合唱団、ハープ奏者のケイティ・バックリー、音楽監督のベルグル・ソリッソン(カッコイイ)
全てのアーティストがこのステージになくてはならない存在で、ビョークと共に「Cornucopia」を創り上げていた。
近年のアルバムは、メッセージはシンプルだけど、どの楽曲も凝りに凝った作品に仕上がっているので、一曲の重量が重過ぎる。
(批判ではなく)
今回のセットリストも難解な楽曲が多かった印象で"壮大さ"は抜群なのだが、反してキャッチーなテイスト不足に感じてしまった。
まぁ、ワタクシレベルではビョークの進化に付いていくのは無理なのは承知なので、
毎度毎度置いてけぼりを喰らうのも又幸せなんですが(^。^)
ショーは、トラビスの作り出したアニメーションビョークのアバターの胸の傷が癒えて再生を遂げた所でフィナーレを迎える。
オーディエンスが点灯させる携帯のライト(?)が美しかった。
ビョークと同じ時代に生きている事を幸せに思う。
最高の映像体験でした。
オブリガード!
ちなみにビョークのライブ、マイベストは
2001年のヴェスパタインライブ。
ロイヤルオペラハウスで披露されたもの。
電子音、ハープの音色、オーケストラの荘厳な響き、イヌイットの聖歌隊のコーラスが合わさり交わり重なり合って、美しく楽しい!
カメラワークもシンプルで見やすく満足度が高い。
素晴らしいパフォーマンスです!
(何よりビョークが可愛い!!!)
プログラミングのマトモス、ハープ奏者の
ジーナ、指揮者のサイモン・リーがかっこいいの何のって!!!
ビョークとジーナの
「Generous Palmstroke」は緊張感もあって
マジサイコーー!!!
ジーナのハープが最強過ぎて、これまでの
ハープという楽器のイメージを覆されました。
演奏後の満足気な2人の表情にも痺れます♪
関係ないけど、97年?98年?にローズランド・ボールルームで行われたPortisheadの
ライブ映像「Roseland NYC Live」もサイコーー!!です。
タバコをふかして歌うベス・ギボンズがサイコーー!!です。
指揮者もセクシー!