黒い瞳 4K修復ロングバージョン
劇場公開日:2025年5月30日
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解説・あらすじ
ロシアのニキータ・ミハルコフ監督がイタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニを主演に迎え、文豪チェーホフの「犬を連れた奥さん」など4つの短編に着想を得て撮りあげた恋愛ドラマ。
アテネを経てイタリアに向かう客船の食堂。窓際の席に座る初老の男ロマーノは、そこへ現れたロシア人の紳士に自らの人生について語りはじめる。イタリアの田舎町で生まれたロマーノは、大銀行家の娘エリザと結婚し富を得たが、夫婦仲は冷え切っていた。銀行が倒産の危機に陥るなか、ロマーノはひとり家を出て湯治場に身を寄せ、そこで出会ったロシア人女性アンナと恋に落ちる。やがてアンナは1通の手紙を残して姿を消し、ロマーノは彼女を追ってロシアへ向かうが……。
円熟期を迎えた男の悲哀をマストロヤンニが見事に演じ、1987年・第40回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞。「山猫」などの名脚本家スーゾ・チェッキ・ダミーコが脚本に名を連ね、フランシス・レイが音楽を手がけた。2016年、4K修復を施し約25分のシーンを追加した「4K修復ロングバージョン」が制作され、日本では2025年5月に同バージョンを劇場公開。
1987年製作/143分/イタリア
原題または英題:Oci ciornie
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2025年5月30日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ニキータ・ミハルコフ
- 原作
- アントン・チェーホフ
- 脚本
- アレクサンドル・アダバシャン
- ニキータ・ミハルコフ
- スーゾ・チェッキ・ダミーコ
- 音楽
- フランシス・レイ