「ウォンカのチョコレートが食べたい‼️」チャーリーとチョコレート工場 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
ウォンカのチョコレートが食べたい‼️
多分ティム・バートン監督の頭の中をパカッと開くと、今作のチョコレート工場のような世界が広がっているんでしょう‼️ウォンカ氏が経営する巨大なチョコレート工場に、5人の子供たちが招待され、奇想天外な体験をする・・・‼️ホントにシュールでブラックな妄想世界ですよね‼️まったく同じ顔で工場でせっせと働くウンパルンパたちが一糸乱れずに歌い踊るミュージカル・シーンが最大の見せ場‼️そんな彼らのダンスが展開される度に、子供たちが一人ずつ姿を消していく運命、そんな子供たちの強烈で歪んだ性格、おかっぱ頭のジョニデの演技も不思議なインパクト‼️まるでエド・ウッドみたい‼️ウンパルンパをはじめ、クルミを割るリスたちなど、CGやアニマトリクスを駆使した工場内の映像はホントにマジカルでバートン監督のイマジネーション全開ですね‼️そしてラストでは人間嫌いだったウォンカがその原因となったクリストファー・リーの父親と和解するとい微笑ましいエピソードが展開‼️マジカルでブラック風味なコーティングと、ハートウォーミングな人間ドラ魔が見事なハーモニーを奏でる「チャーリーとチョコレート工場」‼️そんなティム・バートン・ワールドに病みつきになる名作ですね‼️
『フランケンウィニー』(1984)への共感ありがとうございます!
30分の短編映画を任されたコミュ障気味の若きオタク・アニメーターのティム・バートンはその後メキメキと頭角を現し、ハリウッドの鬼才としての名声をほしいままにしますが、その姿は人間嫌いのウィリー・ウォンカと重なりますね。
ティム・バートンは「人間嫌いのオタクを卒業してリア充の仲間入りをしてから作品がつまらなくなった」と言われたりして、確かにそういう傾向もなきにしもあらずですが(笑)、人間嫌いのウォンカがチャーリーという他者に心を開き、不仲だった父親と和解して、チャーリーとその家族を引き取って一緒に暮らすことを選択するラストはやっぱり何度観ても心が温まりますよね!

