「ダークチョコレートファンタジー?」チャーリーとチョコレート工場 レントさんの映画レビュー(感想・評価)
ダークチョコレートファンタジー?
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ティムバートンとジョニーデップの組んだ「シザーハンズ」が大好きで期待したんだけど、映像がやたらと派手でお金はかかってるみたいだけど、なんかメッセージ性とかは汲み取れないし、心にグッとくるものがなかったな。
チャーリー以外の子供たちはみな恵まれた家庭の子たちでその甘やかされっぷりから傲慢になり工場見学ツアーでは自滅してゆく。開発中のガムを勝手に食べて風船ガムみたいに膨らんだり、空間転移装置で小さくなったり、焼却炉に放り込まれたりと、この辺の描写はブラックがきいてたけど、その度にあのウンパルンパたちが歌って踊るあのシーン、あれって面白いかな。朴念仁のウォンカと生意気な子供たちとの掛け合いは面白かった。
一人残ったチャーリーが工場の継承者に選ばれるが、そもそも拾ったお金でゴールデンチケットをゲットしてるから最後には良心の呵責で権利を放棄するのかなと思ってたけどそれは無し。
ちなみに歯磨き粉のキャップを閉めるしか能力ないお父さんがその仕事をする機械のメンテナンスの仕事につけたのは本作一番の謎。
私はチョコレートといえばカカオ70%以上のダークチョコを好んで食べるので子供向けの市販のチョコは甘くてとても食べれない。
本作は大人も楽しめるバートンのダークファンタジーを期待したんだけど、デップの変人キャラが売りの子供向けスウィートファンタジーといったところか。
続編は配信スルーかな。
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