ヒプノシス レコードジャケットの美学

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ヒプノシス レコードジャケットの美学

解説

「コントロール」「誰よりも狙われた男」などの監督作で知られるイギリスの写真家・映画監督アントン・コービンが初めて手がけた長編ドキュメンタリーで、アートワークでロックを芸術に昇華したイギリスのデザイン集団「ヒプノシス」についてのドキュメンタリー。

1970年代を中心に、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリン、ポール・マッカートニーといった人気アーティストたちのアルバムデザインを手がけたデザイン集団・ヒプノシス。その独創的なデザインは、それまで宣伝用パッケージに過ぎなかったレコードジャケットの概念をくつがえし、芸術の域にまで高めた。

創業者ストーム・トーガソンとオーブリー・パウエル、ふたりを支えたカメラマンやグラフィックのスタッフたち、アーティスト本人がレコードジャケット制作秘話を明かす姿をはじめ、当時の貴重なインタビューや写真・映像の数々を通してロック黄金期の舞台裏に迫る。さらに、ヒプノシスを敬愛するオアシスのノエル・ギャラガーが、レコード文化やジャケット愛について語る姿も映しだす。

2023年製作/101分/イギリス
原題または英題:Squaring the Circle: The Story of Hipgnosis
劇場公開日:2025年2月7日

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映画レビュー

4.0Essential Backstage Rock Story

2025年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

In the 60's when rock music was cool and revolutionized society, one small London collective was producing the iconic artwork on the face of many records. This DIY story is a must-watch for any aspiring artist or entrepreneur. A start-up launched on the capital from a donated piano in a run-down apartment with only a sink for a toilet, Hipgnosis built its own legacy with crude creativity.

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Dan Knighton

4.5レコードを愛でたくなる作品

2025年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

楽しい

興奮

幸せ

何気なく送った試写会の応募に
なんとラッキーな事に当選!
恵比寿の映画館で鑑賞して来ました。

Depeche Modeなどのアートワークを手掛けているアントンコービンが監督と言うのも個人的には期待していましたが、オープニングとエンディング、そして背景などに彼らしさが感じられて嬉しい限り。

作品の内容はサイトなどにある解説がそのまま全てですが、実際にスクリーンで観ると出演している
デザイナー、ミュージシャンたちが
生き生きと楽しそうに語るその当時の話しは
聞いているだけで、その頃10代でブリティッシュロックに夢中だった自分の頭の中の幸福汁が溢れて止まらなくなってきます。

紹介される作品のジャケットがどう言うコンセプトで生まれ、フォトショもイラレもない時代にテクニカル的にどうやって作ったか、今みたいにネットなんてなくて、当時は姉が毎月買っていた
「ミュージックライフ」を何度も繰り返して読んでいたころには、到底聞けない話しばかりがスクリーンから当時の資料的な映像とともに流れて来て、これまた幸福汁か止まらなくなります。

彼らの生み出した芸術性の高い作品たちは、作り上げた彼らがいなくなったとしても存在し続け、彼らは作品のストーリーや思いを背負い続ける、ラストのオーブリー・“ポー”・パウエルさんの後ろ姿にそんな事を思い、今と言う時代の冷酷さを感じました。

ノエルギャラガーのインタビューが唯一、現代とヒプノシスが活躍していた時代のブリッジ的な話になっていて、その中のひとつの彼と彼の娘さんとの話はとても印象的でした。

改めて、この映画で紹介されるレコードを手に取ってジャケットをゆっくり眺めたくなりました。
70年代のブリティッシュロック好きは必見の作品です。
当時の音楽を知らない人でも、創作する事に対するセンスと貪欲なまでのエネルギー、出来上がってた作品の芸術性の高さは感じてもらえると思います。
何かを創ることを生業としている人にも、もちろん単純にレコードジャケットに興味がある人にも観てもらいたい作品です。

フライヤーのデザインのTシャツ欲しいな。
出来れば、紹介された作品のTシャツも。

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じろー