どうすればよかったか?

劇場公開日:

解説

ドキュメンタリー監督の藤野知明が、統合失調症の症状が現れた姉と、彼女を精神科の受診から遠ざけた両親の姿を20年にわたって自ら記録したドキュメンタリー。

面倒見がよく優秀な8歳上の姉。両親の影響から医師を目指して医学部に進学した彼女が、ある日突然、事実とは思えないことを叫びだした。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母は病気だと認めず、精神科の受診から彼女を遠ざける。その判断に疑問を感じた藤野監督は両親を説得するものの解決には至らず、わだかまりを抱えたまま実家を離れる。

姉の発症から18年後、映像制作を学んだ藤野監督は帰省するたびに家族の様子を記録するように。一家全員での外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親と対話を重ね、姉に声をかけ続けるが、状況はさらに悪化。ついに両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになってしまう。

2024年製作/101分/G/日本
配給:東風
劇場公開日:2024年12月7日

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(C)2024動画工房ぞうしま

映画レビュー

3.5劇場を出て最初に目に入った物は奇しくも「籠の中の乙女」のチラシだった

2025年1月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「世間体」「プライド」「思い込み」「優しさ」
家族だからといって必ずしも理解できるわけではないし、優先順位が一緒ではないということを認識させられた。

映画として公開するから家族の選択に賛否はあるけれど、本人たちにしかわからない葛藤があったと思う。

もう少し早ければと思う一方で、これまで傷つくこともなかったのかなと思うと両親の判断が正しかったのかどうか自信を持って選ぶことはできない。

勇気を持って観ることをおすすめします。

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yopparaideska

3.0

2025年1月29日
iPhoneアプリから投稿

んー、観終わったらなんとも言えない気分になります。難しいですねこの作品の感想は…

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トモ

3.5ひとつの答え

2025年1月29日
Androidアプリから投稿

難しい

統合失調症と見られる症状があらわれた姉を医者に連れて行かない両親と家族の姿を映し続けたドキュメンタリー作品。

ドキュメンタリー作品は普段観ないタチなのですが、評判となっているので鑑賞。

リアルを描いているだけに、感想が難しいですね。原因を追究するわけではなく、この現実を只管にみせていく。

率直に言えば、ご両親が精神科に連れて行かなかったことが良くなかったのでは?とも思ったし、お互いにパパの意見が〜ママの意見が〜…と、どうにも煮え切らない。

しかし、そこには我々にはわからない考えがあったのかな…。或いは疲れ果てて考えることもできなかったのか。

弟さん(監督)の優しさや姉を思う気持ちはしっかり伝わってくると同時に、現実問題としていつか自分自身に降りかかるものでもあったのでしょうから…。

観ていてとても歯痒かった。

それでも、ピースサインは嬉しくなったし、その場面を映してないだけかもですが、お姉さんも弟にだけは声を荒げる様子もなく、そこに絆はあったのかなと。

タイトルでもある「どうすればよかったか?」この問いに答えることは出来ないが、これもひとつの答えだったのかなと、他人の私が軽々と言うのも恐縮ですが、そんなふうに思わされた作品だった。

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MAR

3.0「変」な家族

2025年1月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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ky