キノ・ライカ 小さな町の映画館

劇場公開日:

キノ・ライカ 小さな町の映画館

解説

フィンランドの名匠アキ・カウリスマキが仲間たちと作った映画館「キノ・ライカ」のドキュメンタリー。

フィンランドの鉄鋼の町カルッキラに、カウリスマキと仲間たちが誕生させた町で初めての映画館キノ・ライカ。深い森と湖、そして現在は使われなくなった鋳物工場しかないこの町で、住民たちは映画館への期待に胸をふくらませ、映画について口々に話しはじめる。

カウリスマキと共同経営者の作家ミカ・ラッティが2021年に映画館をオープンさせるまでの様子やインタビューに応じる姿などをカメラに収め、カウリスマキが自ら館内の内装や看板設置などの作業に勤しむ姿も映しだす。「枯れ葉」に出演した女性デュオのマウステテュトットや「希望のかなた」に出演したヌップ・コイブ、サイモン・フセイン・アルバズーン、盟友ジム・ジャームッシュらも登場し、カウリスマキとの思い出や映画への思いを語る。

2023年製作/81分/フランス・フィンランド合作
原題または英題:Cinema Laika
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2024年12月14日

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映画レビュー

3.0余りにもアキ・カウリスマキ的

2024年12月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

アキ・カウリウマキとミカ・ラッティによる田舎に映画館を作るドキュメンタリーとは言うものの、監督の演出がアキ・カウリスマキ的であり、フィクションの場面も多々ある感じがした。編集のやり方がもう一つ上手く無いようで、場面の切り替えが上手く流れず、必要ではない人物のカットも多々あって、思ったよりも詰まらない内容だった。
余談だが、アキ・カウリスマキもそうなのだが、流れるサントラがイモ臭く、田舎のセンスに思えて仕方がない。率直に言えば、音楽のセンスがダサいのだ。ひずみのない音のロックの感覚が、とんがらない歌謡曲の延長線上にあって、生温く聞こえるのだ。そのイモ臭いセンスが映像化されて、「妙味」になっているところもあるのだが…。何となく「10年遅れてやって来たパンクロックのニュアンス」がアキ・カウリスマキとその周辺の磁場の良さなのかもしれない。個人的には、ユホ・クオスマネン監督な作品が映画館の柿落としに使われたのが、妙に合点が行き、納得もした。

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shanti