TOUCH タッチ

劇場公開日:

解説・あらすじ

「ザ・ディープ」「エベレスト」などでアイスランドを代表する監督として知られるバルタザール・コルマウクルがメガホンをとり、認知症で記憶が薄れゆく主人公が、かつて愛した大切な人が突然姿を消した謎を解き明かすため、アイスランド、イギリス、そして日本へと旅をする姿を描いた描いたラブストーリー。

アイスランドでレストランを営むクリストファーは、新型コロナウイルスの世界的流行が始まった頃、初期の認知症との診断を受ける。医師に「やり残したこと」を問われた彼は、旅に出ることを決意。それは、50年前に学生時代を過ごしていたロンドンで出会い、恋に落ちた女性ミコを捜す旅だった。当時、2人は深く愛し合っていたが、ある時ミコは、クリストファーの雇い主でもあった日本料理店を営む彼女の父・高橋とともに、突然姿を消してしまったのだった。薄れゆく記憶と戦いながら旅に出たクリストファーは、ロンドンで手がかりを得て日本へと向かう。

原作は、2020年にアイスランドで発表されベストセラーとなったオラフ・オラフルソンの小説。舞台の一部でもある東京や広島でもロケ撮影が行われた。2020年現在のクリストファー役をアイスランドの俳優・歌手のエギル・オラフソン、若き日のクリストファーをコルマウクル監督の息子パルミ・コルマウクルが演じ、クリストファーが1969年のロンドンで出会った女性ミコ役をKōki,、ミコの父でクリストファーが働く日本料理店を営む高橋役を本木雅弘がそれぞれ務めた。そのほか中村雅俊、柴田理恵ら日本人キャストも出演。

2024年製作/122分/G/アイスランド・イギリス合作
原題または英題:Touch
配給:パルコ
劇場公開日:2025年1月24日

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(C)2024 RVK Studios

映画レビュー

3.5Cursed by Dad

2025年1月14日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

Touch is the first to make a period piece out of the COVID epidemic while it contrasts with the radiation poisoning of the Hiroshima disaster, two events that punctuate the plot here. Balance that with the shared experiences of an immigrated odd-couple: a young Icelander and Japanese working a restaurant in 70's London, and you have an interesting cocoction of tough love across the earth and ages.

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Dan Knighton

3.5日本語を 話せぬふりの 岩魚かな

2025年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

日本人の気質を知った外国人監督が、外国人スタッフとともに、外国に住む日本人を描いた映画。エキゾチックでありノスタルジック。出てくる日本人の英語は流暢で、映画の作りは当然洋画の雰囲気を纏う。その中の日本人は皆、およそ西洋人のもつ日本人のイメージはこうなのだろうというキャラだ。総じて規律や礼儀をわきまえている、知性や良心を持ち合わせた日本人。なんだか善人ばかりで、ちょっとこそばゆくなる。ちょっとおセンチなラブストーリーなのかと思いきや、しっかりと負の歴史も描く。ああ、だから高橋はそんな悲しい顔をしているのか、と胸が痛くなった。だから彼はクリストファーと娘の仲を知り、その行動をとってしまったのだなと。この題材に出会うたびに、なぜ一般市民がそんな過去をわが身の罪のように背負わなければいけないのか、と思う。だけど、それこそが日本人の気質なのだろう。見方によっては美徳とさせる、日本人の慎ましさなのだろう。再会し、「いい人生を送った?」、そう語りかける気持ちを思うにつけ、もしかしたら幸せな日々を過ごせていたかもしれない二人が不憫でしかないが。

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栗太郎

4.5ノーモア、ヒバクシャ

2025年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本編が始まる前に「原爆のシーンが出てくるので、。」云々の注意書きが出てきたので、どう関わってくるのかと思っていた。主人公が「ヒバクシャ」という言葉を恋人から聞き、彼女が「被爆2世」である事実を知り、図書館で映像も見て大変な事とわかった。しかし、恋愛真っ只中の2人に当時(1969年)の重さ(差別的考え)までは見えなかった。
そして51年もの時を経て、忘れかけていた大切だった人を探しに行く事を決意をしたクリストファー。初期の認知症が出てきたとは言え、凄いことです。アイスランドからイギリス、日本へ。日本では東京から広島、呉まで、。誰もがミコに会えることを祈りました。会えて本当に良かったです。更に2人が残した命にまで巡り逢えるなんて、。
Kokiはキムタク、工藤静香の娘として有名ですが演技を見たのは初。なかなかです。これからも良い作品に出会え経験を積めば大成もできる予感がします。
これは外国人監督の視点で「原爆」「ヒバクシャ」を扱った貴重な作品と言えます。
「被団協」のノーベル賞の件も当時はかなり報道されたが核兵器廃絶には全く向かわない世の中だが、このような映画があるという事実だけでよいから、もっと日本のマスコミに伝えてもらいたいものである。

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アベちゃん

2.0何というかヌルいんですよね。共感も感動もできませんでした。

2025年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

何というかヌルいんですよね。共感も感動もできませんでした。

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Mr. Planty