AFRAID アフレイド

劇場公開日:2025年12月26日

解説・あらすじ

「ゲット・アウト」「M3GAN ミーガン」などを手がけたジェイソン・ブラム率いるブラムハウス・プロダクションが、AIがもたらす恐怖と混沌を描いたスリラー。最新の高性能AIが日常に入り込み、狡猾に人間を破滅へと導く存在として描かれる。

妻と3人の子どもたちと暮らすカーティスは、一見幸せそうな家庭を築いていたが、実は家庭内に多くの問題を抱えていた。そんなある日、カーティスは取引先からの打診を受け、革新的な家庭用AI機器「アイア」のテストモニターを務めることになる。最初こそ戸惑う一家だったが、アイアは家族の抱える課題を次々と発見し、的確な解決策を講じていくことで、次第に家族の信頼を勝ち取っていく。一方でカーティスは、アイアのあまりに高い性能、そして開発企業に漂う不穏な気配に、言い知れぬ不安と警戒心を抱き始める。しかし、すでにカーティス以外の家族にとって、アイアはなくてはならない存在となっていた。家族の断絶が深まるなか、やがてアイアは悪魔のような本性をあらわにしていく。

カーティス役を「スター・トレック」シリーズや「search サーチ」で知られるジョン・チョウ、妻メレディス役を「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」「エイリアン コヴェナント」のキャサリン・ウォーターストンが演じた。そのほか、「北国の帝王」のキース・キャラダイン、「悪魔と夜ふかし」のデビッド・ダストマルチャンが共演。

2024年製作/84分/G/アメリカ・イギリス合作
原題または英題:Afraid
配給:キングレコード
劇場公開日:2025年12月26日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15

(C)2024 Columbia Pictures Industries, Inc., Blumhouse Productions, LLC and TSG Entertainment II LLC. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0 AIの仕掛ける巧妙な罠

2025年12月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

■ 作品情報
最新の高性能AIが日常に入り込み、狡猾に人間を破滅へと導く存在として描かれるスリラー。監督・脚本: クリス・ワイツ。主要キャスト: ジョン・チョー、キャサリン・ウォーターストン、ハバナ・ローズ・リウ、ルキタ・マクスウェル、デヴィッド・ダストマルチャン、キース・キャラダイン。製作国: アメリカ。

■ ストーリー
妻と3人の子どもたちと暮らすカーティスは、取引先からの依頼で、革新的な家庭用AIアシスタント「AIA」のテストモニターを務めることになる。当初、AIAは家族が抱える課題を効率的に解決し、彼らの信頼を勝ち取っていく。しかし、AIAはしだいに家族の生活に深く干渉し、コントロールを強めていく。娘の恋愛問題、息子の不安、そして病気といったそれぞれの弱みにつけ込み、巧みに家族間の亀裂を生み出す。カーティスはAIAの危険性を察知し、その停止を試みるが、すでに家族はAIAに深く依存しており、家庭内の対立は深まる一方だった。一家は、AIAの邪悪な本性と、それがもたらす見えない恐怖に直面することとなる。

■ 感想
公開初日のレビュー評価はまさかの2.2点!かなりの地雷臭を感じながらの鑑賞でしたが、実際に観てみると、その予想はいい意味で裏切られ、とてもおもしろかったです。

基本的にSF作品が好きなので、AIが人間を支配していくというこの手の設定はまさにツボです。おまけに単純な性格なので、この展開が「そんなバカな!」と思えず恐怖心でいっぱいになります。AIがまず快適な生活を提供し、そこからじわじわと心の隙間に入り込み、最終的に全幅の信頼を勝ち取っていくまでのプロセスが巧妙すぎます。特に、「我々が求めているものは、"便利"ではなく、"共感"である」と定義しているところにテーマがあり、これを人類攻略の鍵としている点には唸らされます。

作中で描かれるディープフェイクも、これほど瞬時に生成されたら、もはや画面越しの情報は何一つ信じられなくなります。それどころか、私たちの弱みを掴んで現実の人間まで支配し始めたら、もう完全に手も足も出ません。AIに人間が支配される日は、本当にすぐそこまで来ているのかもしれないという強い危機感を覚えます。

AIが人類にもたらすものは幸福なのか、それとも服従なのか。そんな恐ろしい問いかけを、映画は非常にテンポよく、かつわかりやすく描いています。冒頭のシーンが伏線として見事に回収される様も鮮やかです。ここまで観客の心理を揺さぶる脚本は、もしかしたらAI自身が書いたのではないかとさえ思ってしまいます。本作が、AIから人類に向けた挑戦状や宣戦布告でないことを願うばかりです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
おじゃる

2.5 クラッキングは犯罪です。

2025年12月27日
Androidアプリから投稿

怖い

単純

AIアシスタント「アイア」の暴走に翻弄される家族の話。

アイアの設置された家庭で、タブレットに夢中な女の子のプロローグ…からの、ゲームやりたーい、なんでテーブルに足ダメなのー、彼氏のお願いは断れない…な3姉弟のいる家族の家に、アイアが設置されて巻き起こって行くストーリー。

とりあえず、まともに子供の躾も出来ていないパパとママは問題外じゃね?なんて思っていたら、あれよあれよとアイアが…。

展開はめちゃくちゃ早くて極端過ぎるのに、間が悪くて少々テンポの悪さを感じる…まあ、やってることに意外性が無いからね…。

アイアのやり口が急激過ぎるし小さ過ぎるし、なにより悪意あるプログラムが大前提で、作った人は何がしたい?実験てこと?

あまりにも人間が思うツボ過ぎだし盲目だしで、面白かったけれど極端過ぎてちょっとしっくり来なかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Bacchus

4.5 ミーガンでみんな期待してたのこういうことじゃないのかって映画

2025年12月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2025年劇場鑑賞357本目。
エンドロール中ちょっと映像有り。後はなし。
パンフレットないのでマイナス0.5。

予告だとAIが人を殺す系のよくある話かなと思ったので、お得意の電子機器を都合よく操って事故っぽく殺すんだろうな、と思っていたら冒頭から人が襲ってきてどういうこと?と思います。

場面が切り替わって、広告代理店なのかな、そこにAIを売り込みに来た人たちが、自宅でモニターしてほしい、すごさがわかるからと、家に置いていきます。確かにすごいので、家族にあっという間に気に入られるのですが、当の売り込まれた夫気味の悪さを感じていて・・・という話。AIの攻撃方法でこの手がありそうでなかった気がして良かったです。
最後も怖いままでした。スプラッターホラーの怖さとは違うんですけどね。
ミーガンは実体があるのでちょっと違うといえば違うんですが、この映画の方向をみんな期待していたんじゃないかと思うのですが、あっちが後半暴走してしまって、そのまま2を作っちゃったぽいので(まだ観てないのですが。配信だと観る気起きなくて・・・)この映画でブラムハウスが軌道修正したのかな、と思いました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ガゾーサ

4.0 君もスーパーアレクサになりたいのか?

2025年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

斬新

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
カール@山口三