靴をなくした天使
劇場公開日:1993年4月
解説
マスコミが作り上げた虚像に振り回される人々の姿を描いた風刺コメディ。飛行機の墜落現場に遭遇したコソ泥のバーニー。彼は嫌々ながらも乗客たちを助け出し、そのままその場を立ち去った。その飛行機に偶然乗り合わせていた女性テレビリポーターのゲイルは、現場に残った靴を手がかりに、テレビで”謎のヒーロー”の公開捜査を開始。そしてある男性が名乗りを挙げるが……。主人公バーニーを、名優ダスティン・ホフマンが好演。ビデオ題は「ヒーロー 靴をなくした天使」。
1992年製作/117分/アメリカ
原題:Hero
スタッフ・キャスト
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すんごい掘り出し物!
この作品を知らなかった自分が情けない。
いかにもホフマンらしい作品で大好きになりました。
嘘を演じきるアンディ・ガルシアもいい。
もどかしさの中に愛と欲がいっぱい詰まってた。
2020年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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100ドルの靴を必死で探すバーニー。そこには世間一般のヒーロー像とはかけ離れたものがある。助け出すときにもハンドバッグを頂戴するほどの火事場泥棒。バーバー(ガルシア)が一旦ヒーローになってしまった事実は覆すと大変なことになるだろうと途中考えてしまったが、バーニーの考えは私の考えと一致したみたいです。見事に私の心がバーニーと同化してしまったようだ。それでも、「何故本当のことを言わないんだ?」とハラハラさせられますけどね。
脚本がすごく良いのに、編集において無駄な部分が多いような気がする。バーバーに「バレたらどうしよう」という心境をもっと表現するとかしないと、自殺しようとしていることが不自然になりますよね。
ずーいぶーん前に観てます。
大好きな作品。
倫理的道徳的にどーでもやっぱり私はこういう男になりたいなー、って思った。
だらしない、カッコ悪い、かっこつけない、でも何か役に立たなそうな変なとこが強い、こだわる、、んーうまく言えないけど西部劇やむかーしの映画に出てくる意地っ張り、やせ我慢、強がってカッコつける男に似た感じ。それが好き。
2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル
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総合:70点
ストーリー: 65
キャスト: 80
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 65
マスコミは話題作りに英雄を作りたがる。特にアメリカはそういうことが好きだ。そしてあっという間に英雄像が作り上げられ、そうあるべきことを求められる。
しかし人々を救った実際の英雄は、実は犯罪者でいいかげんでくだらない人物。そういう人がたまたま英雄行為をすることも実際は多いのではないだろうか。いい行為をした人はマスコミによって往々にして本人の本当の姿と異なる虚像を作り上げられてしまうものだろう。
それでも今回は偽者と本物の需要と供給が一致し、めでたしめでたし。