「爆音上映恐ろしい」ブラックホーク・ダウン 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
爆音上映恐ろしい
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以前にDVDで見て、カナザワ映画祭2014爆音上映で見た。DVDでも充分すぎるほど恐ろしい映画だったのだが、アフリカ人のAK47の発射音が頭に突き刺さるほど尖っていて、恐ろしさ倍増だった。
アメリカ人は、一人でも負傷すると彼を助けるために全力を尽くし、そのため被害が拡大するのだが、アフリカ人は誰が怪我をしても死んでもまったくお構いなしで次々襲ってくるし、人数は無尽蔵で、手のつけようがない。ディフェンス一切なしの恐ろしさだった。
しかも、アメリカ軍は敵が撃って来るまで攻撃するなと、専守防衛が徹底されており、しかしそんな生真面目さが気の毒になるほど敵が猛烈だった。
主人公チームは命からがらなんとか耐えて、国連軍がやってきてこれで助かると思ったら、車に乗せてもらえず、基地までマラソン。気の毒すぎるし、普段からランニングなどして心肺機能を高めていないと生き残れない。
今回は役者が誰で誰なのか、なるべく把握しようと思っていたのだが、ジョシュ・ハートネットはいつの間にか出ていて、他の人はやっぱり誰が誰だかあんまり把握できなかった。しかし、そんなのは気にしてもしなくても充分すぎるほど圧倒的で、現時点の瞬間風速ですごい戦争映画第一位になってしまった。
映画祭で1本目に見て、もうお腹いっぱいでゲップが出そうになった。
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