ホウセンカ

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劇場公開日:2025年10月10日

解説・あらすじ

2021年のオリジナルテレビアニメ「オッドタクシー」のクリエイター、木下麦(監督・キャラクターデザイン)と此元和津也(原作・脚本)が再タッグを組み、“大逆転”に人生を懸けたある男の愛の物語を描くアニメーション映画。

独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の老人・阿久津に、人の言葉を話すホウセンカが声をかける。ホウセンカとの会話の中で、阿久津は自身の過去を思い起こしていく。1987年、夏。ヤクザの阿久津は兄貴分である堤の世話で、6歳年下の那奈とその息子・健介とともに、庭にホウセンカが咲くアパートで暮らしはじめる。幸せな日々を過ごす阿久津だったが、ある日突然、大金を用意しなければならなくなり、堤と共に組の金庫から3億円の強奪を企てる。

主人公・阿久津の現在と過去の声を小林薫と戸塚純貴がそれぞれ演じ、阿久津のパートナー・那奈役で満島ひかりと宮崎美子、言葉を話すホウセンカ役でピエール瀧が共演。さらに声優の安元洋貴、斉藤壮馬、お笑い芸人の村田秀亮(とろサーモン)、中山功太が声の出演。「映画大好きポンポさん」「夏へのトンネル、さよならの出口」のアニメーション制作スタジオ・CLAPが企画・制作を手がけ、3人組のバンド「cero」が音楽を担当。

2025年製作/90分/G/日本
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2025年10月10日

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映画レビュー

4.0 優しさは、弱さじゃない。秘めた熱い想いは、きっと貴方に届く🙏

2025年10月11日
iPhoneアプリから投稿

癒される

壊れることが怖くて、人はときどき優しさを隠す。
でもこの映画は、その“壊れやすさ”の中にこそ本当の美しさがあると静かに教えてくれる。

触れたら弾けるホウセンカのように、登場人物たちは皆、それぞれの痛みを抱えながらも、
誰かを想い、誰かを守ろうとする。

派手な展開はない。
けれど、光の揺れや沈黙の時間、
ひとつの仕草にこめられた祈りのようなものが、心の奥にゆっくりと染みてくる。

「人は散りながら、誰かを照らしている。」

観終わったあと、静かな余韻とともにそう気づかせてくれる作品。涙ではなく静かな息がこぼれた。
エンドロールの優しいアレンジ版「スタンド・バイ・ミー」が、心に染みる。一瞬で弾けて輝くものの象徴と思われる「花火とホウセンカ」が美しくも儚い人生を描く。

人生の大逆転‼️
勝つも負けるも、貴方次第😎

生きることも、咲くことも、
ただ一瞬の奇跡なんだと思う。

🕯️ 優しさは、弱さじゃない。
散っても咲ける。それが人間の、いちばん美しいところ🤫

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ななやお

5.0 人間を描くアニメ

2025年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

月並みな言い方すると、人間が描かれている映画だなと思った。悪い奴とかいい奴とかじゃなくて、いろいろあわせもっている人間、その営みが描かれている作品だった。刑務所でもうすぐ死を迎えるヤクザがホウセンカに向かって話しかけている。
男が語るのは、愛する人との幸せな生活と、ヤクザとしてのし上がった頃の羽振りの良い生活、そこからの転落と刑務所に入れられた顛末。兄貴分との仁義と裏切り、事実婚状態の女性との生活とその子どもの手術のために犯罪を犯す男の半生がつづられる。
ホウセンカは意思を持って会話する辺りがアニメーションらしい部分と言えるが、それ以外は実写でもできそう、と思う人が多いかもしれない。
でも実写でこの物語を描くのとは、やっぱり異なる情感が感じられるのだと思うのだ。こういう物語をアニメで描くという意欲的な試みはもっと増えてほしいなと思う。

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杉本穂高

未評価 知りたいものと同じ高さになって見てみよう

2025年11月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

シネ・リーブル池袋で原作・脚本: 此元和津也/キャラクターデザイン・監督: ⽊下 ⻨ 『ホウセンカ』鑑賞。いやぁ〜よかった。日本はもう実写の映画は撮らないで、全部アニメでいいんじゃないか。って思うくらいよかった。今年の夏は花火大会に行けなかったので冒頭から気分はすっかりエモーション。#82

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はにわさん in 2025

4.0 ドーパミンが出ました

2025年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

一言で言うと ドーパミンがたくさん出ました。ご存知の通り、ドーパミンとは目標を達成したり楽しい経験をした時に出るホルモンです。近年の有力な説によると、『予測と達成(報酬)との誤差』が大きいと多く出るホルモンらしいです。今日の私の場合、後者要因によるドーパミンが出た映画でした。

小林薫さんが出るから食いついたんですが なんと声優。そして アニメ。どうなることやら と思ってたら、いきなりホウセンカが喋り出す スタート。いろんなプロットが仕掛けられて最後は見事な伏線回収。期待以上の報酬をいただき幸せな気分で家族の待つ家に帰りました。

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Hitoppan