タイガー 甦る伝説のスパイ
2017年製作/161分/インド
原題または英題:Tiger Zinda Hai
2017年製作/161分/インド
原題または英題:Tiger Zinda Hai
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2024年10月28日イラクで過激派テロ組織“ISC”が病院を占拠し、インド人とパキスタン人の看護師たちが人質に。
ISCはアメリカ人ジャーナリストを殺害しており、アメリカは報復と鎮圧で空爆を決定。猶予は一週間。
インド諜報機関“RAW”はこの“ミッション:インポッシブル”にあの男を探し出し、任を託す。
その男とは…
タイガー!
インド発スパイアクション・シリーズと“YRFスパイ・ユニバース”の第2作目。
前作もそれなりに面白かったが、スパイ任務よりラブストーリー要素の方が濃くて、ちょっと不完全燃焼感が…。
だが今回は全てに於いて文字通りバージョンアップ!
やってくれる漢だぜ、タイガー!
あの逃避行から8年。組織を抜けたタイガーとゾヤは結婚し、子供も産まれ、オーストリアの雪山地方で穏やかに暮らしていた。
雄虎はオオカミの群れを素手で撃退し、雌虎は強盗をねじ伏せ、健在ぶりをアピール。
元上司のRAWの局長が訪ねてくる。8年も所在不明だったのに、あっさりと…。
タイガーはネット上にヒントを残し、今も世界の情報を収集。まだスパイの世界に戻りたいような、しかしRAWからの依頼は拒否。かまってちゃんなのか、面倒臭い奴なのか…。
が、ゾヤに説得され、任務を引き受ける。
作戦チームを結成。
ISC幹部が管理する石油精製所に作業員として潜入。
市街地でISCが仕組んだ少年自爆テロを阻止。が、仲間の一人が犠牲に…。
ピンチに駆け付けたのは、ゾヤ。
ゾヤもISIからの依頼を受け復帰。インドRAWとパキスタンISI、手を組んで人質救出に挑む…!
話も設定・展開も面白味が飛躍的にアップしたのは明白。
世界を揺るがす危機。タイムリミット、チーム、作戦、敵など前作に欠けていたスパイ映画要素が今回はしっかりと。
スリルやクライマックスの危機に次ぐ危機など見せ場も。
超人的アクションは言うまでもなく。俺様流サルマーン・カーンは勿論だが、要所要所のカトリーナ・カイフの方こそ光る。二人の肉体も躍動。
前作よりシリアス路線だが、それでいてユーモアやチームの絆もそつなく。歌やダンスは今回少ないが、MV風エンディングはお楽しみ。
インドで実際に起きた人質事件から着想。現実世界のテロや争いを反映させつつ、ISC指導者がアメリカを憎む理由、インドとパキスタンの協力など問題提起やメッセージが作品のクオリティーを上げた。
勿論今回も荒唐無稽やツッコミ所はあるが、前作ほど気にならない。
前作は日本公開されたが、今回は未公開。逆の方が良かったんじゃ…?(今年のGWにBS12で放送(日本初お披露目)されたのを録画し、今鑑賞)
ミッションは無事コンプリート、タイガーとゾヤの夫婦愛、ある一人を家族として引き取ったラストも後味良し。
前作を軽々と超えた虎のジャンプ力は驚異的!
2024年6月10日 映画 #タイガー #甦る伝説のスパイ (2017年)鑑賞 インドとパキスタンの融和を前作以上に前面に押し出している インド版の #ジェームズ・ボンド と言ってもいいくらいキャラ立ちしてるし、どんどんシリーズ化して世界中に配給できるんじゃないかな しかも、夫婦の絆が深いのがいい
ロシアとウクライナ、北朝鮮と韓国、中国と台湾、そしてインドとパキスタン。 ハタから見れば同族・同類なのに仲が悪い、いわゆる"兄弟喧嘩"しているように見える国々が有る。 現実世界では意地を張り合ってバチバチ状態だが、どこかに"兄弟なのだからお互いに仲良くしたい"という気持ちが残っているのだろうか、フィクションの世界では… 共通の敵やお互いがピンチに陥れば、渋々手を組んで最終的に絆が生まれる という展開がド定番!! 1作目からそんなテーマは変わって無いが、インド映画お馴染みの荒唐無稽なアクションと世界規模で政治的発言力を着けた"今のインド"がストーリーに説得力を持たせ、全てが前作より猛烈にスケールアップしているので、とにかく面白かった! 作中、作戦に無関係な自爆テロの子供を救うのに、仲間に"ほっとけ!"と言われたハジュランギ叔父さんの台詞 「小さな棺桶の"重さ"を知らないのか!」 がグッと来ました。 余談ですが、イラクにスズキ・スイフトは走って無いと思われるが、インド上映での観客の"私が乗っている車が!"との忖度(インドではスズキ車がシェアNo1!)から、カースタントに登場させたのでしょうね。
タイガー 裏切りのスパイ
2023年タイガー 伝説のスパイ
2012年タイガー 甦る伝説のスパイ
2017年