チャーリー

劇場公開日:

チャーリー

解説・あらすじ

孤独な男とやんちゃなラブラドール犬が南インドからヒマラヤを目指して旅に出る姿を描き、映画大国インドで「サンダルウッド」と呼ばれるカンナダ語映画として歴代5位の興行収入を記録したロードムービー。

南インド・マイスールで暮らす男ダルマは、職場でも自宅の近所でも偏屈者と言われ、酒とタバコとチャップリンの映画だけを楽しみに生きる孤独な日々を過ごしていた。そんな彼の家に、悪徳ブリーダーの劣悪な環境から逃げ出してきたラブラドール・レトリーバーの子犬が住み着くように。犬嫌いのダルマは何度も追い払おうとするが、いつしか心を通わせ、子犬にチャーリーと名付けて迎え入れる。イタズラ好きのチャーリーに振り回されながらも楽しい毎日を送っていたある日、チャーリーが血管肉腫で余命わずかであることが判明。ダルマは雪が好きなチャーリーに本物の雪景色を見せるため、サイドカーにチャーリーを乗せてヒマラヤを目指す旅に出る。

カンナダ語映画界の人気スターであるラクシット・シェッティが主演・プロデューサーを務めた。

2022年製作/164分/インド
原題または英題:777 Charlie
配給:インターフィルム
劇場公開日:2024年6月28日

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(C)2022 Paramvah Studios All Rights Reserved.

映画レビュー

4.5多要素を盛り込み「動物物」の枠では収まらない傑作♪

2025年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

冒頭からグイグイ引き込み、166分を2時間以内に感じさせる! 動物物の枠に収まらず、様々な要素を盛り込みながら尻上がりに広がり盛り上がる物語は素晴らしいの一言! (映画コム★平均は低すぎる!)

タイトルはこの主犬公に付けられた名前♪
犬と飼い主の絆の現れを描くだけでなく、
ロードムービー、人間ドラマ、名画オマージュ、イキイキ人物、悪徳ペット犯罪、トラウマ、人付き合い、人格変貌、初体験、信頼、夢追い、大会、貧富の差、等々、これらが驚くほどスムーズに、多彩な映像で、心動かしながら進展する。
(終盤にやや映画的フィクションを感じるが、気になる以上に心が傾く♪
そして今作には "踊り" のシーンはない^^)

冒頭、猟奇サスペンス?と思わせるような怖い映像から、一変ワンちゃんが逃げ走り出すシーンではまだ、役者名などのテロップが流れているのにBGMがその犬の心情を歌って、時間を全く無駄にせず、早くも見る者を感情移入させる。 いや~巧い!

主人公は腕っ節はめっぽう強いが、人付き合いはほとんどなく、日々同じローテーション。 それほどまでに心を閉ざすには、幼少期に辛い・・・
物語は是非見て下さい。

それに登場人物が、全員魅力に溢れていて表情を見るだけでも、その人となりが伝わるほどにキャスティングも巧い。 特に子役は皆、大人顔負けのリアル演技で今作の魅力を増すことに大貢献している。

そしてこのワンちゃん! なんと人ほどに演技が出来る!
考える時、驚いた時、主人公に気遣う時、まさにその表情。 特に"悲しい顔"は見てるだけで目が潤む・・。

この監督兼脚本家はこれ1作しか情報がないが、初作ならば恐ろしいほどの才能を感じる。 どう表現したら人は感動するかを知り尽くしたような脚本。 初作にして、ベテランの匠といわざるを得ない♪

なんでこれほどの名作が、たいしたプロモーションもされずひっそり配信されてるのか不思議! もうハリウッドよりボリウッドの方が、映画作りは巧いと言えよう。
とくかくオススメです♪ IMDbで4万3千人が評価して★平均「8.7」は歴史に残る名作らと同等評価です♪

PS
ハリウッドは "ボリウッド作品" を恐れているのかもと危惧する。 まるでインド作品に映画ファンが流れない様に圧力が掛かっているのではと思う事も。 「ジャワーン」を視聴した時も映画館内にはチラシさえ貼られておらず、上映時間の掲示板のみでようやく上映が分かる様だった。

アカデミー賞も、王道の感動作はほとんど取り上げられなくなり、意表を突いた作品ほどノミネートされる事が多くなっている。 一番大衆に受けた作品=「アカデミー作品賞」ではない事は熟知している。 が、金看板で宣伝された作品を一般者が視聴して、「何じゃこりゃ・・」が続けば日本の洋画離れがもっと増加し、シネコンのアニメと邦画の占領状態がさらに進行することになってしまう・・・。

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レオン

4.0テーマは尊重します。病気のワンコには過酷な旅。

2025年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

悲しい

孤独な男とラブラドールレトリバー。
それくらいの情報しか知らなくて、ワンコ好きなので観たのだが、
てっきりフランス映画?とボケていた僕は、
歌い踊らないインド映画?インド映画でワンコモノ?と
新鮮な驚きで観ていたら1時間ほど経って、
チャーリーが癌(血管肉腫で余命わずか)と分かり、インターミッションの文字。
ああ、インド映画だから当たり前か?
一体この映画は何時間の映画?と確かめたら2時間44分。
もう、そのインターミッション後からは涙が止まらなくて分かっているが、止まらない。

テーマは、保護犬を飼いましょう。
悪質なブリーダーから犬を守りましょう。
犬は最高の友だち、パートナーです、ということ。

本作はアイスクリームより雪が好きなワンコに、
死ぬ前に本物の雪を楽しませたい、
と財力もない男が無一文になってもヒマラヤを目指す、無謀でワンコの病気を無視した作品だが、
あくまでもファンタジーとして観た。
ワンコを飼っていたら、まず大切なのはワンコの健康である。
でも、この作品はテーマがありながらも、あまりに過酷なロードムービーで、その旅を犬に無理強いしていますが、
まあ、ファンタジーとして捉えました。

涙が止められず平常心になるまで時間がかかりました。
ちょうど我が家のワンコの昼ごはんの時間になり、
涙が止まらずも用意しました。
なによりもワンコの健康安全が愛です。
一分1秒、ワンコの健康と安全を、祈り守ること。
愛です、人が必ず忘れてはならない、
愛です。

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なかじwithみゆ

3.5主演女優賞は、チャーリーに決定!

2025年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

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映画イノッチ

3.5少しありがちかな

2025年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

 天涯孤独で周囲から孤立していたダルマは、チャップリンが好き。そんな彼のところに、ラブラドールの子犬が居付く。彼に懐いてしまったので、チャーリーと名付けて世話することに。しかしチャーリーに血管肉腫が見つかり、長くはないことが判明する。ダルマはチャーリーを連れ、雪を見せるための旅にでる。
 前半は、チャーリーによって引き起こされる騒動が楽しいです。後半は、インドの広大な風景を楽しめるロードムービー。ただ動物愛護で感動させようとするところが、少しありがちな感があって残念。映画の中の獣医師って、どうも滑稽な人物ばかりな気がします。インドで、ダルマは正義と言う意味。

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sironabe