りりかの星

劇場公開日:

りりかの星

解説

映画評論家・塩田時敏の初監督作品で、ストリッパーになりたい高校生の娘とその父親との葛藤と和解を、無声映画として描いた短編。

18歳になった娘の萌が突然ストリッパーになりたいと言い出し、激しく動揺する父親の泰造。萌は人の命を救いたいと看護専門学校への入学を希望していたはずで、泰造もそのために資金を積み立ててきていたのだ。萌は幼いころから理由も明かされず父親との2人暮らしで、母親のことを知らずに育ってきた。そんな彼女はある時、被災者を慰問する踊り子・小室りりかのあでやかな舞い姿をネットで見て大きな影響を受け、夢が変わったのだった。一方、眠れぬ夜を過ごす泰造はある時、女体の胎内にも似ためくるめく異界へと誘われ、そこであることを体感する。

萌役はAV女優として活躍し、ストリップ劇場にも出演している水戸かな。父親の泰造を「ヴァイブレータ」「月の満ち欠け」などの数多くの作品で知られる映画監督の廣木隆一が演じた。また、同じく映画監督の三池崇史も出演している。撮影は、黒沢清映画などで知られる名手・芦澤明子。

2024年製作/28分/R15+/日本
配給:ぴんくりんくフイルム、プロダクション
劇場公開日:2024年6月15日

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スタッフ・キャスト

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(C)ぴんくりんくフイルム プロダクションGOZU2023

映画レビュー

5.0短いのにぎゅっと詰まってる

2024年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

映画に限った話ではないが、鑑賞者の想像力に訴える作品がいい作品だと考えている。28分でサイレント。ストーリーはそれほど難解ではなく、簡潔だった。全体として、描きすぎていないから、その穴埋めを観る者自身が行って、作品は完成する。とにかく、もえさんの「踊り」。「踊り」がうまいかヘタかで話そのものが変わってしまう。これが良かったので、見終わった瞬間、清々しい気持ちになれたし、私は元が取れたと思った。限られた時間の中で「父と娘」、「好きと嫌い」、「私と公」、「事前と事後」など対立する概念や関係性が織り込まれている。ストーリーは簡潔でも奥行きのある内容になっていると思った。なかなか素敵で出来のいい作品。

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ヒサシ51

水戸ちゃんのセーラー服姿に萌えた

2024年6月28日
スマートフォンから投稿

正直、それだけ。 彼女のVで制服コスプレ物があればいいなと思った次第。

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カメムシ

0.5丁寧さがない

2024年6月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

ストーリーやネタバレには極力触れません。 大きく気になったのが「音」について。 サイレント映画です。終盤?に数曲の音楽が使われています。すごく綺麗な高音質でした。 作品全般の映像品質は昭和時代の古めかしさを狙って作られています。ならば。音質もそれにあわせるべき。意図してやっていることを制作側がきちんと把握できていないと感じました。 また全くの無音。という状態。昔の上映だったらフィルムの回るカラカラや昔の映写機の排熱音など。そこに何かはあったはず。何もない無音。っていうのは本当にそれで良いの?と思います。 またメインとなる部分のシーンについても、撮影の仕方に工夫が感じられないというか。 もっとその場面のバックヤードや厚みが感じられる奥行きが欲しかったと思います。 上映終わって外に出て、深呼吸しました。 深海に潜ったような気持ちになりました。

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たか

1.5自分の賞罰把握してないのかよ

2024年6月16日
Androidアプリから投稿

楽しい

単純

寝られる

18歳の誕生日に突然ストリッパーになりたいと言い出した娘と、受け入れられない父親の話。 どういう意図かはわからないけれどサイレントなんですね。 看護師になると言っていたのに、生まれて初めての夢がなんちゃら…。 そして今まで知らなかった母親のことを父親に問いただし…。 動画でみた、りりか様がどうとか言っているけれど、憧れるほどって観客のリアクションがあってこそではないのかな? その辺が画かれずなんだかモヤモヤというよりそんなアホなという説得力の無さ。 そしてせっかくのあぁお父さんからの流れだったのに、今度はゾンビな三池崇史にお父さんが感化されたのか? いくらショートとはいえ、そんなアホななストーリーだしコメディにしては物足りないしで、あまり面白味のないコントという感じだった。

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Bacchus