リモノフ

劇場公開日:2025年9月5日

解説・あらすじ

詩人や革命家などいくつもの顔を持ち、世界から危険視されながらも多くの人々を魅了した実在の人物エドワルド・リモノフの激動の人生を、「007」シリーズのQ役で知られるベン・ウィショー主演で描いたドラマ。エマニュエル・キャレールによる傑作伝記小説「リモノフ」を原作に、「インフル病みのペトロフ家」「チャイコフスキーの妻」で知られるロシアのキリル・セレブレンニコフ監督が、圧巻の映像と徹底したシニシズムで映画化した。

ソビエト連邦下のロシアに生まれたエドワルド・リモノフは、1950~60年代をウクライナ・ハルキウとモスクワで過ごす。反体制派や詩人たちが集う別荘に入り浸るなかでエレナと出会い恋に落ちたリモノフは、彼女とともにロシアから亡命し、名声と自由を求めてアメリカを目指す。ニューヨークで自由を手にしたものの、職も金も居場所もなく、エレナにも別れを告げられた彼は、孤独と挫折に打ちのめされながらも自らの言葉で世界と闘い続ける。やがてフランスの文学界で注目を集めたリモノフはパリに渡り、ついに作家としての名声を手にするが……。

共演は「戦争と女の顔」のビクトリア・ミロシニチェンコ、「グラディエーター」のトマス・アラナ。2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

2024年製作/133分/R15+/イタリア・フランス・スペイン合作
原題または英題:Limonov: The Ballad of Eddie
配給:クロックワークス
劇場公開日:2025年9月5日

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(C) Wildside, Chapter 2, Fremantle Espana, France 3 Cinema, Pathe Films.

映画レビュー

2.5 映画として表現は面白かったけど魅力は伝わってこなかった

2025年10月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2025年劇場鑑賞275本目。
エンドロール後映像無し。

実在の人なのかそうじゃないのか曖昧なまま観ていたのでめちゃくちゃな作家だなぁと思ったら実在の政治家なんですね。
めっちゃ美人の奥さんを手に入れるのにあそこまでやらないといけないのかと参考になりました。自分も好きな人の家にあれやります!

作家活動より恋愛だった頃はエロいなぁと思って観ていましたが、作家活動が始まるとうるせぇなこの人という感じで、ちょっと共感性が薄れてきました。ロシアの言い分を知った上でもやっぱりロシアに非があると思っているので、ロシア万歳には自分としては共感できないです。

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ガゾーサ

5.0 ロシアの革命児の生涯を描いた傑作‼️

2025年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

カッコええーーー!痺れました!

今時、ピストルズのPretty Vacant、フル尺でかかる映画なんてある?他にもトムウェイツ、ルーリードとか最高すぎるでしょ。

ロシア(ついでにウクライナ)の近現代史を、アメリカに亡命して人気作家になった実在の人物リモノフの生涯を追うことで知ることができる傑作!

前半は監督がロシアのジョーカーと言ってるくらいでわかりやすいけど、後半はウクライナ戦争についてオールドメディアで報じられてるようにロシア、プーチン=悪、ウクライナ、ゼレンスキー=正義、みたいにとらえてると理解できない映画だと思いました。

ウクライナ侵攻について、ロシア側の視点についてはオリバーストーン監督の映画『ウクライナ・オン・ファイヤー』を観ると解像度あがります。

まあ、このあたりを知らないとエンディングロールのテロップ読んでもリモノフが狂人にしか思えないんじゃないですかね。

わかりやすく言うと、スターリンがイケイケの頃のソビエト連邦下のウクライナで育ったリモノフが、ソビエトが弱体化したことによりウクライナが独立し、さらに反ロシアになったので、プーチンに同調してウクライナ侵攻に参加した、という流れ。ロシアによるウクライナ侵攻は、リモノフにとっては故郷を取り戻す戦いということ。

大統領(たぶんプーチン)のシンクタンクに勧誘されても、仲間を裏切ることはできないと断ったものの、最後はウクライナの戦いに参加するアツいヤツ。それがリモノフ。

個人的にハッとさせられたのは、ロシア国内のスターリンて人気あるってこと。このあたりもフランスのラジオに出演するリモノフとフランス人との口論で各国の国民的感情を表現する。

ロシアの現代作家がどんなこと考えてるのかってことも興味深かった。アメリカの出版社に、自分の願望をぶちまけた破壊的な暴動を描いた小説を持ち込み、編集者にタクシードライバー観て社会正義を学べば大衆に共感されるって説教される。え?タクシードライバーってそんな話?って笑った。

日本文学に例えると前半太宰治、後半三島由紀夫って感じ。特に三島由紀夫の名はセリフとしてもちゃーんと出てきます。リモノフ、ミシマのことめっちゃ好きやん。

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minavo

4.0 詩人特有のフカし

2025年9月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

好きな監督だからまだまだ期待してしまうが、詩人特有のフカし、カマしに見えてしまったし、この映画の中の評価もそれがかすってる。広瀬すずとかが出てた小林秀雄周辺のフカしともそんなに遠くないような気もする。ただナラティブの為にパクられるという人物物語の作り方はこの映画の中でも少し冷ややか。ロシアには反リベラル復古型左翼(極右?)運動がいると聞いた事があるが、そこに位置付けられるかな。冒頭20分ぐらいは性愛を中心に主人公の性経験を軸に描く日本映画っぽい作品かなと身構えてしまった。チャイコフスキーの妻の次がこれかぁ。渋かったり、大きな物語を作れることは証明済みなので、次はもっとはっちゃけて欲しい。監督の出自として、マストなのは分かるがもうちょっと自由に作って欲しい気もする。彼の活動なども単なるロシアのガス抜きになってしまっている目線はなかなかに厳しい。これは野暮だが、やっぱり英語だと迫力がだいぶ減じてしまう。ベン・ウィショーってクィアアイコンとして女性に愛されてるがこの配役は絶妙かも。ホモセクシャルで人生を解放するのは少しステレオタイプな気もするがステレオタイプに魅せられてしまう人物像なのでまぁ仕方ない。この監督の長回しによる時代変遷もスマートだった。

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タカシ

3.0 いつくるかな? って思いながら見てたんだけど、 そのまま終わっちゃ...

2025年9月21日
iPhoneアプリから投稿

いつくるかな?

って思いながら見てたんだけど、

そのまま終わっちゃった感じ

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jung

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