モンキーマン

劇場公開日:2024年8月23日

モンキーマン

解説・あらすじ

「スラムドッグ$ミリオネア」などの俳優デブ・パテルが構想に8年をかけた監督デビュー作で、架空のインドの都市を舞台にひとりの男の復讐劇を描いたアクション映画。

幼い頃に故郷の村を焼かれ、母も殺されて孤児となったキッド。どん底の人生を歩んできた彼は、現在は闇のファイトクラブで猿のマスクを被って「モンキーマン」と名乗り、殴られ屋として生計を立てていた。そんなある日、キッドはかつて自分から全てを奪った者たちのアジトに潜入する方法を見つける。長年にわたって押し殺してきた怒りをついに爆発させた彼は、復讐の化身「モンキーマン」となって壮絶な戦いに身を投じていく。

パテルが自ら主演を務め、「第9地区」のシャルト・コプリー、「ミリオンダラー・アーム」のピトバッシュが共演。パテルとともにポール・アングナウェラと「ホテル・ムンバイ」のジョン・コリーが脚本を手がけ、「ゲット・アウト」のジョーダン・ピールがプロデュースを担当。第31回サウス・バイ・サウスウエスト映画祭で観客賞を受賞した。

2024年製作/121分/R15+/アメリカ・カナダ・シンガポール・インド合作
原題または英題:Monkey Man
配給:パルコ
劇場公開日:2024年8月23日

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映画レビュー

3.0 感情の渦に

2025年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

全体的に平均以上には面白い作品だと思う。
特に難しいことを考える必要もなく、
もう直感的に、主人公が巻き起こす感情の渦に身を任せる感じ。
別になにか高尚なことをやってるとかじゃなく、感覚。
面白いと思えればそれで良いっていう潔さ。けっこう好きです。

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mar

3.5 アメリカ×インド映画

2025年7月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

WOWOW視聴より
上手く融合されていた。
アクションも両国共にお得意。
母の復讐を最後まで追いかける死闘劇でした。
インド映画好きならハマるかと。

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ノブ様

4.0 暴力について

2025年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

架空のインドの都市ということのようだ。
カレーとしては有名だが馴染み深くはない国インドを舞台にした物語
しかし、学校で習うカースト制
法律上では廃止されたが、未だそれに従属している国民性は中々拭えないのは想像に難くない。
そしてこの作品は主人公による復讐を物語にしている。
身分制度は生まれたときからすでに始まるが、主人公の人間的な想いがその根源へと向かわせる辺りがこの作品が目指したかったことなのだろう。
アメリカンヒーローと構図は同じだ。
実際我々日本人も知らず知らずのうちに洗脳されながら上級国民に従属されている。
この作品は、この腐った根源を黙って見過ごすのか戦うのかを人々へ問いかけているのだろう。
さて、
幼い日の想い出 政治力と武器を持って土地の立ち退きを力づくで奪い取る。
この誰もが納得できる「悪」というわかりやすい概念
今さらこんな… と思いながら見ていたが、場所によっては実際に起きていることだと認識すべきことだろう。
同時に日本でもこのような支配者と支配されるものとがすでに明確化していると考えたほうがいい。
このことを考えると、暴力に対する暴力という手段が間違っているとは、必ずしも言えない気がしてならない。
主人公は母の復讐のためにガンを用意しターゲットにせまるものの、失敗してしまう。
これは物語上必要な出来事だが、実際主人公の頭をかすめたのが「暴力に対する暴力の是非」だったよう思った。
心の傷 辛い思い出 トラウマ
ついそれを思いだしてしまうが、記憶の中では決して思い出させないようにもしている。
これが主人公の葛藤を生み出す。
知識上の善悪 心の傷 本心がどこにあるのか?
そしてその目的 大義名分
実際これらが端然と揃わない限り、復讐などできないのだろう。
冒頭の昔ばなし
ハヌマーンと呼ばれる猿の神
神々によって封印されたというハヌマーンの魂が主人公に憑りつくのかと思っていたが、実際にはそんなことは起きず、人間としての在り方、主人公の在り方を自分自身で再認識する物語だった。
彼が自分の役割、本当の自分自身を発見してその暴力的行為を遂行するのをアクションで描いているが、この古さの中に同調する自分自身の根源的な思考が「ヤバい」のか、同調しないのが「正しい」のか、ずっと自問自答が続いた。
確かに主人公が置かれた特殊な環境と過去がある。
それ故の主人公の暴力は、物語だから許されるのか、それとも「つまらない」で済ませてしまうべきなのか?
作品の背景にあるのは、金だった。
そのために宗教、カリスマ的ヨガ師 警察が結託してインドのある都市を支配している。
支配者にカネが集まり、貧困層は路上で寝ている。
武装に対する武装
そこに至るまでの過程 過去 復讐心
そして「神」という概念
ヨガ師は「暴力の連鎖を断ち切らなければならない」ともっともらしい言葉を遣う。
もうやると決めた主人公にそんな薄っぺらな言葉は効かない。
物語上それはそれ。
ただ、
実際にこの日本でおかしなことがまかり通ってしまっている現状を何とか出来るのは、我々庶民の声なのではないかと思う。
声とは「誹謗中傷」ではないはずだ。
昨今のTVや新聞は洗脳ツールとして理解すべきだろう。
USAIDが露呈しても流れない報道。
日本の嘘 闇
作品の中の少年 幼い主人公
彼が認識した無力さ。
大人になった彼ができることを見つけた。
それはたまたま暴力だった。
相手の武力に対抗する「力」を暴力という一括りの言葉で扱うのは、適正なのだろうか?
この彼の「力」という声は、仲間の共感を伴っていた。
声をあげることができない「弱さ」
レイプされているのに叫べない女性の例えるのはどうかと思うが、それ。
その力に黙ったまま屈する是非
「正しいこと」を既に洗脳されてしまっている事実
この作品はそれを問うているのだと思うが、いま日本も考え直さなければならない岐路に立っているのは間違いないだろう。

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R41

3.5 デブ・パテル

2025年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

主人公(デブ・パテル)は猿のお面を被った殴られ屋、ある日、偶然、母を殺した男を見つける。
厳重な警備の部屋へ侵入して、復讐を果たせるのか。
デブ・パテルの初監督作だが、映像は新鮮で力技でグイグイ押し込んでくる。

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いやよセブン