対外秘

劇場公開日:

対外秘

解説

「悪人伝」のイ・ウォンテ監督が、国家を揺るがす権力闘争の表と裏を予測不能な展開で緊迫感たっぷりに活写したサスペンス映画。

1992年、釜山。政治家のヘウンは党の公認候補を約束され、国会議員選挙への出馬を決意する。しかし国政を裏で支配する権力者スンテが、自分の言いなりになる男に公認候補を変えてしまう。激怒したヘウンは、スンテが富と権力を意のままにするために作成した極秘文書を手に入れて彼に復讐しようとする一方で、ギャングのピルドから選挙資金を得て無所属で出馬する。地元の人々から絶大な人気を集めたヘウンは圧倒的有利に見えたが、スンテが逆襲に打って出て、事態は果てしない権力闘争へと発展していく。

「工作 黒金星と呼ばれた男」のチョ・ジヌンが主人公の政治家ヘウン、「KCIA 南山の部長たち」のイ・ソンミンが権力者スンテ、「犯罪都市 PUNISHMENT」のキム・ムヨルがギャングのピルドを演じた。

2023年製作/116分/G/韓国
原題または英題:The Devil's Deal
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2024年11月15日

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映画レビュー

4.5金と権力と闘い

2024年11月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

政治家版アウトレイジ

ひたすら権力をめぐり権謀術数の限りを尽くす男たちの闘い

政治の基準がひたすら金と権力なのが観ていて清々しいほど

現実の世界でも、都知事選の石丸現象(この言葉聞くたBUCK-TICK現象を想起する世代…)アメリカ大統領選のトランプ返り咲き、先日の兵庫県知事選…

こちらのほうが頭が痛い⤵️

韓国映画は役者の顔がいいよね、オワリ

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うんこたれぞう

4.0まだまだ選挙で不正が残っていそうな絶妙な時代設定

2024年11月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

チョ・ジヌンは不思議な俳優だ。カッコいいわけではないし、愛嬌もあまりない。それほど笑えるわけでもない。でも主演を務める韓国映画が続いている。そのほとんどが暴力と金と謀略が絡む話なのも面白い。
本作で彼が演じるのは国会議員を目指す政治家のヘウン。1992年から始まるこの話は、民主化したと言われていても選挙に不正が残っていそうな絶妙な時代設定。大統領選も絡んでいて、当時のリアルな映像が使われたりするのもリアル感が増した要因。ヘウンと組むことになるヤクザを演じたキム・ムヨルも相変らずの迫力でよい。ただし本作でのアクションは控えめ。
話の方は、与党からの公認を外されたヘウンが地元ヤクザと組んでのし上がろうとする政治ドラマ。政治家、ヤクザ、フィクサーが絡んだ韓国映画でそう簡単にハズレはないと信じている。野心ではなく復讐なんだと話すヘウンがとても印象的だ。裏で仕掛けたり、切り札を握ったりと、最後まで楽しめた。あの人はどうなったのだろうと心配したりして。フィクションなのに映画内での出来事がいろいろとリアルに思えてしまう。
この前、今の釜山の写真を観たときに、こんなに発展してるのか!と驚いたことを思い出す。地域格差の問題もあり、韓国の中で発展が遅れているイメージがあったから。こんな事件や不正によって釜山が開発されて大きな建物があれだけ造られたってことか。いや、フィクションとはわかっている。でも、その思いを拭えないでいる。

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kenshuchu

4.0やっぱり韓国映画は面白い

2024年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

先日、「破墓 パミョ」について「久々の韓国映画のはずれ」とレビューで書いた。
こちらの映画は、そこそこの当たりであった。面白かった。

今から30年前、1990年代の韓国第二の都市・釜山を舞台にした、政治家をめぐる
暗部を描いているのだが、悪辣な政治家、その周辺の人物をある種類型的、そして話の運び方もちょっとご都合主義的に感じないでもないが、全体にスリリングな政治サスペンスになっていて、最後まで飽きさせないのだ。

こんなに悪い政治家がいるのか―、昔の韓国ならいっぱいいたのか…などと思ってしまうけれど、政治家の本質なんて、古今東西「こんなもの」でしかないんじゃないか。

政治と政治家への期待や信頼を打ち砕くような実相を、世界の一等国になるまえの韓国の地方を舞台にして描いたのも、なかなかの野心作という気もする。

今の日本では、ちょっと作れない映画なんじゃないだろうか。

韓国映画を頻繁に上映する新宿シネマートで鑑賞。日曜の昼間、席数が50ちょっとだったがほぼ満席。年齢は比較的高かったが、日本ですっかり韓国映画が根付いていることを改めて感じられた。

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町谷東光

3.0ちょっと思ってたのと違っていたせいか 期待値が高かったからか 今ひ...

2024年11月19日
iPhoneアプリから投稿

ちょっと思ってたのと違っていたせいか

期待値が高かったからか

今ひとつ入りきれないまま終わった

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jung