「粋な映画」バットマン ビギンズ あさんの映画レビュー(感想・評価)
粋な映画
ちょっと前に出てきたシーンやセリフをたくさん回収してくれてニヤニヤしながら視聴しました。
なんとなく少年漫画のような王道のストーリー展開で安心して見れましたし、アツいシーンが多くて何度も声を出したり泣きそうになったりと、とても楽しかったです!
バットマンの装備を自分の手で整えていくブルースが楽しそうでニコニコしたし、お金も伝手もあるのに自分のできることはちゃんと自分でこなすところが偉いな〜と思いました。
作った武器たちもバットマンの形の手裏剣みたいなやつとかマキビシみたいなやつとか、師匠の教えがめちゃめちゃ染みついていてほっこり。さらにラーズがブルースのことをたとえ敵対関係になっても弟子と認めているところにもほっこり。ぜんぜんほっこりシーンじゃないですが。
ファルコーニに「お前は何も知らない、知らないものは恐ろしい」と言われて自分も実際に犯罪をやってみるなど、良く思っていない相手の言葉も素直に飲み込めるブルースはやっぱり育ちがいいんだなあとか。
ただやっぱり、ラーズの最期には疑問が残ります。直接手を下していないからと言って狙ってやっているし殺人では?
まあラーズは彼なりの正義に従っているから死ぬまで破壊はやめないだろしこれしか方法はないのかもだけど、、、。あんなに殺さないことにこだわっていたのに、パトカーをまくときに死者が出てしまったのをアルフレッドに諫められていたし、ちょっと危ない方向に進んでいないか心配です。
そこをジョーカーが抉ってくるのかな〜〜!とにかく次のダークナイトが本当に楽しみになるような映画でした!
あとレイチェルが毒で朦朧としているとき、字幕では「がんばれ」でしたが台詞は「stay with me.」で、しかもそのあとは「レイチェル!!」って叫んでいて、いつも感情を押さえ込んでいるようなバットマンの奥からブルースが顔を出しているみたいできゅーーーんとしました!