「腐敗した都市を一気に殲滅させる力」バットマン ビギンズ akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
腐敗した都市を一気に殲滅させる力
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トリロジーの第一章。
ブルース・ウェインは、とてつもない悪の力と対峙することになる。ゴッサムシティは、ずっと以前からラズ・アール・グールの一派から滅ぼすための標的として狙われていたのだった。
ヒマラヤの頂上近くの「影の同盟」の親玉。
彼らは神なのか悪魔なのか。
腐敗した大都市に、様々な方法でダメージを与えるらしい。経済的打撃にはじまり、薬物、犯罪の増加など。
彼らは壊滅的な一撃を与え、一気に弱体化させる。
正義の実現というよりは、なにかの実験のようだ。
両親を目の前で殺された少年ブルースは、成長してインドへ渡る。
やがてラズ・アール・グールの弟子となり、傭兵の訓練を受けたあと、彼とその組織に反逆して、ラズの元を去る。
ゴッサムシティに住み、愛する人を守るため、また腐敗をなくすために彼は正義のシンボルとなることを決意する。潤沢な資産を使い、アルフレッドとフォックスの助けを借りて超人的な戦士となる。
一方、ラズ・アール・グールの一派は、それを霧状にして吸うと幻覚が見え、狂ったり死んでしまうという強力な毒を開発製造する。モノレールの下の水道管にその薬品を仕込み、街の中心部のウェインタワーまで送って街全域を一気に破滅させようとする計画をたてていた。
複雑な方法だ。オウムのサリン事件を思わせるテロである。
ゾンビを思わせるシーンがあったり、モノレールの中での決闘、二度の大きな火事の場面など見どころ満載。
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