アビエイターのレビュー・感想・評価
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ディカプリオがひたすらすごい。
登場人物が多く、名前も、ファーストネームで呼んだり、ファミリーネームで読んだりして、一度見ただけでは理解するのに苦労してしまった。それにしてもディカプリオの演技がすごい。奇人もこうやって演じられるんだ。金持ちの役が本当によく似合う。あの様な天才の人って、外から見てるぶんにはいいのだけれど、近くにいると本当に厄介。疑似体験させていただきました。
ディカプリオが凄いだけ
レオナルド・ディカプリオの演技と演出に3点。
実在の人物、ハワードの半生を描いた作品。彼の奇行を描いている部分があり、知らないと「???」となる。時間も長く中だるみ感が強い。長すぎて途中で時計を見た。
潔癖症、強迫性障害についてはある程度納得いくものの、フレーズを繰り返す発作については最後までよくわからない。本人がそうだったからと言えばそれまでだが…
ケイト・ブランシェットのアクがすごい!
ディカプリオ、アカデミー賞主演男優賞受賞おめでとう記念に過去作鑑賞。ハワード・ヒューズが誰かもアビエイターの意味も知らずに。「Wikiろうか...このまま最後まで観てしまおうか...」という葛藤が幾度となくあった。結局アビエイターの意味は途中でわかったけど、ハワード・ヒューズが誰かは謎のままだったから観終わってから調べた。20世紀最大の富豪ですって。知らない私しょーもなっ!
ヒューズの恋人役、ケイト・ブランシェットも好き!でもめちゃくちゃアクの強い役でびっくりした。アクが強いからこその助演女優賞なのかな?アクセントが独特で、ヒューズと初デートのゴルフ場でかました「ハッ!ハッ!ハッ!」っていう笑い方は和田アキ子っぽかった。あのアクセントは時代的なもの?土地柄?彼女は俳優として成功を収めた快活で自立した女性だけど、気持ちが脆くなる瞬間もあって、その差を演じるのが上手だなぁと思った。もうさ、演技ってすごいよね。俳優ってすごいよね。なんという根本的感想。
今やってる映画「キャロル」も、いつかVODで配信されたら観ましょう。
飛行機事故のシーンは迫力すごくて「えぇぇぇぇぇぇぇ〜〜」って言っちゃった。でも結局ハワード・ヒューズさんをよく知らなかったからそんなにすごい面白くはなかったのでした。。。笑
レオの演技力
やはりレオは演技力があるな〜と思わされた。
こういう芯がしっかりした役作り、
癖のある役をやりきってくれるから気持ちいい。
発言のしっかりした所、演技の細部まで自信を持ってやっているのが気持ちいい。
ストーリーは難しいところが多々ある。
TWAの話をしているところは結局よくわからない。
終わり方も、んーーなるほどこういう終わり方にしたかーって感じ。
レオはすごいなと思ったけど。
ああいった終わり方を要求された時に、
ハッキリと正解がでない表現を、ちゃんと正解として見せてくれている気がする。
まだこの時のレオ若いよね
大空に憧れる少年のような男の半生
総合:80点
ストーリー: 80
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 80
音楽: 70
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夢見がちな少年のような航空業界の異端児だが、それでもビジネスの世界に存在感を示したハワード・ヒューズの挑戦を描く。
派手な生活や潔癖症や奇行で知られる彼だが、飛行機にかける情熱は大きかった。利益度外視でやりたいことをやった彼は、必ずしもビジネスセンスがあった良い経営者とは言い難い。現在の基準からすればひどい経営者かもしれない。しかし損得抜きに飛行機にのめり込む彼が少年のようで見ていて飽きない。ディカプリオがその幼さと情熱をうまく表現した。また巨大な飛行機が登場したり女性関係が次々に出てきたり業界の競合が仕掛けてきたりと見所は多い。
もっとわかりやすくしてほしかったのは、いろいろなビジネスの結末。彼の波乱に満ちた人生を一人の人として描いているが、それだけに必ずしもいいことばかりではない。ビジネスにおける失敗も彼の人生の一部である。それがさらにはっきりと描かれていればもっと彼の実像に迫れただろう。
例えば最初の映画が当たったのか評価はどうだったのかというのが映画の中で暗示されたりするが、実際はどのような評価を得て収益はいくらだったということがはっきりと示されない。ヒューズエアクラフト社やTWA社の業績も同様。それらがはっきりすれば人としてだけでなく、経営者としてのヒューズの側面や彼の残した業績や社会に与えた影響もよりわかりやすくなったと思った。
"伝記映画"の限界と可能性
90年代以降、復活し名実ともに巨匠であることに疑いの余地は無いスコセッシの作風は根底を貫くアイデンティティーは一貫しているものの、より洗礼され、より映画らしくなった。
富と名声を欲しいままにしてきたヒューズだが、やはりただの大富豪としての人生を歩むことは出来ない。
精神が侵されて行く様をスコセッシは一人称的視点で描く。
だが、ヒューズと私達の間には絶対的な隔たりが存在し、スコセッシは決して感情移入をさせない。
どんなに苦しみ、もがこうとも私達はただ見つめるだけなのだ。
また、彼は史上類いまれなるオープニングとエンディングのセンスを持っている。
映画の力も限界も知り尽くしたスコセッシが描く"伝記映画"の限界と可能性を見せつけられる。
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