季節はこのまま

劇場公開日:2025年5月9日

解説・あらすじ

フランスの名匠オリビエ・アサイヤスが、パンデミックのためロックダウンされた2020年の春の出来事を描いたロマンスコメディ。

2020年4月、新型コロナウイルスの感染拡大により世界中で外出が制限されていた。映画監督のポールと弟で音楽ジャーナリストのエティエンヌは、それぞれ本格的な交際を始めたばかりのモルガンとキャロルとともに、幼い頃に暮らしていた郊外の家に閉じこもって生活することに。何もかもが変わり、全てが止まってしまった時間のなかで、ポールたちは不安を抱えながらも確かにそこにある光や愛を発見し、人生を見つめ直していく。

アサイヤス監督が実際に弟とともに幼少期とロックダウン期間を過ごした両親の家で撮影を行い、劇中にもロックダウン中の実体験や自伝的要素を盛り込んだ。「冬時間のパリ」などでもアサイヤス監督と組んだバンサン・マケーニュが主人公ポール、「グッバイ・ゴダール!」のミーシャ・レスコが弟エティエンヌ、「オークション 盗まれたエゴン・シーレ」のノラ・ハムザウィがエティエンヌの恋人キャロル、モデルとして活躍するナイン・ドゥルソがポールの恋人モルガンを演じた。2024年・第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。

2024年製作/105分/G/フランス
原題または英題:Hors du temps
配給:Bunkamura
劇場公開日:2025年5月9日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第74回 ベルリン国際映画祭(2024年)

出品

コンペティション部門 出品作品 オリビエ・アサイヤス
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(C)Crole Bethuel

映画レビュー

3.5 世界中が体験した非日常をタイムカプセル化

2025年5月30日
PCから投稿
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村山章

3.0 Amazon嫌い?

2025年10月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

教養とは不必要な情報を切り捨てるフィルターなのだそうだが、ポールがやたら衒学的な物言いをする割に結局はネット風説に頼ってるのを見ていると、危機に瀕したときの知性の無力さを感じる。裏を返せば、知が本領を発揮するには平和が必須という事かな、と監督の言いたかったであろう事とは多分関係なさそうな連想をしてしまった。

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ひろちゃんのカレシ

2.0 心のどこかで…

2025年6月19日
Androidアプリから投稿

幸せ

時はコロナ禍。ロックダウン中の片田舎で過ごす兄弟とそのパートナー達の非日常な日常を描いた作品。

序盤からナレーションが続き、美しい風景や自然が画を持たすが…。とにかく神経質な兄とそれにうんざりする弟のやりとり等々、これと言った展開がないまま同じような場面が続き冗長気味…。

まぁ確かに、コロナに関しては個々人で様々な捉え方がありましたよね。かくいうワタクシもエティエンヌよりはポールに近かったかな。

ってゆうか結局コロナ問題って有耶無耶になったまま無かったことになりかけてるような…。。

さておき、それでも2人がヒートアップしだしたあたりから、彼らの置かれた状況や心情にものめり込め出したし、逆に今になって漸くこの話をシリアスすぎない内容の映画にできるようになったんだなと少ししんみり。

エピローグの長ったらしさには若干イライラしたが、最後のカウンセリングでのポールの言葉には色々ハッとさせられたし、難しい状況に置かれた人々の、捉えようによってはコロナ禍あるあるな姿に、少し思い出させるような作品だった。

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MAR

3.0 カローラにプリウス

Mさん
2025年6月10日
Androidアプリから投稿

等身大のコロナ生活の映画。コロナの頃はずっと昔のことのような気がする。
兄弟で仲が悪いのは大変だ。
淡々として静かな映画だった。ある意味コロナを描くに相応しい映画だったのかも。

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M