スオミの話をしよう

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劇場公開日:

解説

三谷幸喜が「記憶にございません!」以来5年ぶりに手がけた映画監督・脚本作品。長澤まさみを主演に迎え、突然失踪した女性と、彼女について語り出す5人の男たちを描いたミステリーコメディ。

豪邸に暮らす著名な詩人・寒川の新妻・スオミが行方不明となった。豪邸を訪れた刑事の草野はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張するが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否する。やがて、スオミを知る男たちが次々と屋敷にやってくる。誰が一番スオミを愛していたのか、誰が一番スオミに愛されていたのか。安否をそっちのけでスオミについて熱く語り合う男たち。しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で……。

三谷が脚本を手がけたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では語り部を担当した長澤が、ミステリアスなスオミ役を演じた。スオミを知る5人の男たちは、元夫の刑事・草野役を西島秀俊、現夫の詩人・寒川役を三谷監督作品初出演となる坂東彌十郎、ユーチューバー・十勝役を松坂桃李、庭師・魚山役を遠藤憲一、警察官・宇賀神役を小林隆がそれぞれ担当した。

2024年製作/114分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2024年9月13日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
脚本
三谷幸喜
製作
大多亮
市川南
プロデューサー
玉井宏昌
石塚紘太
アソシエイトプロデューサー
石原隆
ラインプロデューサー
森賢正
撮影
山本英夫
照明
小野晃
録音
瀬川徹夫
美術
あべ木陽次
衣装デザイン
宇都宮いく子
装飾
田村一徳
美術プロデュース
三竹寛典
アートコーディネート
杉山貴直
音響効果
倉橋静男
VFXスーパーバイザー
田中貴志
カラーグレーダー
齋藤精二
編集
松尾浩
音楽
荻野清子
助監督
是安祐
スクリプター
山縣有希子
キャスティング
杉野剛
製作担当
鍋島章浩
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(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

映画レビュー

4.5演劇的誇張はあれどスオミはリアルで旦那たちも愛しい

2024年10月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

萌える

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popo2

3.5わたしの三谷幸喜作品の楽しみ方をご紹介します。

2024年9月15日
iPhoneアプリから投稿

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 3件)
共感した! 94件)
ななやお

3.0「ジョハリの窓」と温かな笑い

2024年12月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

同一人物としての女性であるはずなのに、かつてパートナーだった男性のスオミの人物像は、まったくと言っていいほど別物になる―。 やっぱり、人は、自分の意識・無意識(潜在意識)で受け止めたようにしか、他人を受け止めてはいない-他人のどの面からどれだけ強く印象を受けるかは、結局、人それぞれということなのでしょう。 アメリカの心理学者であるジョセフ・ルフトとハリ・インガムが提唱した「ジョハリの窓」とは、案外、こういうことを言うのだろうと、評論子は思います。 (むろん、心理学とか、精神医学とか。そちらの方面にはずぶの素人の評論子の印象ですけれども。) ジョハリの「4つの窓」 「開放の窓」(open self)=自分も他人も知っている自己 「秘密の窓」(hidden self)=自分だけが知っていて、他人にはまだ知られていない自己 「盲点の窓」(blind self)=他人は気づいているが自分では気づいていない自己 「未知の窓」(unknown self)=自分も他人も知らない、誰からもまだ知られていない自己 人は、自分の価値観のほか、無意識のうちに「盲点の窓」や「未知の窓」にも影響されて、相手の人となりを把握してしまうのが実際であり、本作のスオミと有縁の男性たちの「スオミ観」が違ってくるのは、そのせいなのだと、評論子は理解しました。 本作についての以上のような考察も、あながち大袈裟ではないと、評論子は受け止めます。 そして、脚本・監督の三谷幸喜という人物は、「笑い」の陰にも人間というものへの深い愛情や洞察を含む作品を作る方なのだと、評論子は思います。 『みんなのおうち』しかり、『ステキな金縛り』しかり、『ラヂオの時間』しかり、『記憶にございせん』しかり…。 加えて、三谷幸喜監督の作品での「笑い」ということなのですけれども。 三谷幸喜監督の作品での「笑い」というのは、決して人の弱点・欠点や汚点を見下したり、蔑(さげす)んで笑うという「冷たい笑い」なのではなく、人間性そのものから滲み出てくるような、ある種の「可笑しみ」「温かみ」を笑いネタにしているという点では(人間って、こんなもんだよなぁ、という)「優しい笑い」「微笑ましい笑い」の「笑い」であると、評論子は思います。 もちろん、本作も、その例外をなす作品ではないことも、また明らかと思います。 そういう意味では、本作も、いかにも三谷幸喜監督らしい佳作の一本だったと思います。 評論子は。 (追記) 女やもめに花が咲き/男やもめに蛆(うじ)が湧くとはよく言ったものです。 妻に先立たれた夫(男)の身の回りは、家事に手が回らず不潔になるが、それに比べて夫に先立たれた妻(女)は、夫の面倒を見なくてもよくなり、その分だけ身奇麗になり、周りの男性も放っておかないから、噂も立って華やかになることをいうとのことです。(出典:imidas) また、最近に読んだある本によると、夫の死後の妻の生存期間は平均で16.6年だそうですが、逆に、妻が先に亡くなった後の夫の生存期間は11.4年なのだそうです。(SBクリエイティブ刊・天野隆著「相続は怖い」2024年) 両者の差には、いろいろな要因があるとは思うのですけれども。 それでも、妻亡きあとの夫は(寂しくて)11年しか生きられないけれども、夫亡き妻は(強(したた)かに?)16年も生きると言ったら、それは、言い過ぎでしょうか。 まして、この日本という国は「日の本は/岩戸神楽の初めより/女ならでは夜の明けぬ国」とまで言われた国-。 居並ぶ男どもを、あたかも手玉に取るかのようなスオミは、そういう女性の「強(つよ)さ」「強(したた)かさ」を象徴しているように、評論子には思われてなりませんでした。 (追記) フィンランドで自国を指し示す端的な単語が、本作のモチーフ「スオミ」で、ラストの「ヘルシンキ、ヘルシンキ」の大合唱に繋がる所以のようです。 日本語には「ナオミ」「イクミ」「ヨシミ」など、それっぽい女性の名前があることにひっかけてのこのイメージングは、評論子は、三谷幸喜監督のウィットと受け止めました。 (追記) 他人のどの面からどれだけ強く印象を受けるかは、結局、人それぞれということ―。 もしそうだとすれば「勝手に決めつけて人を見てはいけない」という箴言まで含むと受け止めるのは、果たして、それは、評論子の深読みのし過ぎというものでしょうか。

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talkie

0.5始終ドタバタ

2024年11月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

豪華なキャストの何を見せられたんだ‥ ずっと同じテンションが続き途中で疲れて意識が飛んだ。 結局謎にするほどのことでも無いしやりたいことってそれ?と思ってる間に終わった

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ぷりん