クラメルカガリ

大正浪漫的な何かを現在の技術で描きたかったのかも知れないが、テキトーに妄想して作った世界で、アニメにありがちなキャラがゴソゴソ動いているだけのつまらないアニメだった。何一つ感情移入出来る要素がなかったために、見る前にあった期待（絵的に）が時間をムダにしたという後悔に全て変わったのは残念だった。

なんやら荒廃した元監獄の炭鉱町「箱庭」で生まれ地下道の地図描きを生業とする少女カガリと幼馴染のユウヤの冒険談、見どころは悪党の炭鉱夫集団石猿一家のロボット兵器アブラムシと朽縄博士のロボット牛蛙の闘いくらいかな・・。暗がりがテーマらしいが独特の異世界観だし、セリフ回しも小難しくとても子供向けとは思えない演出の奇怪なアニメ、クラユカバよりは分かりやすいが、この手の作品は私には作家性が強すぎてギブアップでした。

「スチームパンク」なんだけど、どこかで見た要素だらけ。

「帝国少年」じゃないよね。

・パトレーバー
・アキラ
・攻殻機動隊
・サクラ大戦
・天空の城ラピュタ
・千と千尋の神隠し
・進撃の巨人
・空挺ドラゴンズ
・鬼滅の刃
・JUNKHEAD
・プペル（背景のみ）

こんな所かなぁ。

我が幼馴染に落語家になった者がいる。
一流と言われる門下に弟子入りしたけど、彼は時代の流れに逆らわれず、亡くなって行った。去年だと思う。
彼は、小説の速読にたけていて、同時に読む量も普通ではなかった。
彼とは小学校から同じだったが、その才能は物心付く頃から見せつけられた。つまり、勉強が出来たのだ。
県内有数の進学校に進み、将来は文士か小説家にでもなるのだろうと思っていた。ところが、高校卒業と同時に、大学へは進まず、有名落語家に弟子入りしたのだ。

彼は漫画、アニメにも物凄く詳しく、加えて物凄い量のコレクターであった。
僕との接点は「そこ」だけである。サイン入りの鉄腕アトムとか、巨人の星のサイン入りの本が並んでいた。彼のホームページを見ると何万冊だったようだ。
さて、話が長くなった。
その彼の出囃子が
「サクラ大戦」だったのだ。
その彼がどうやら、
ひとりCOMIC本に囲まれて、昨年天にめされたようだ。
その後の彼との付き合いは全くなかったが、ガロの創刊号とCOMの創刊号を彼を出し抜いて僕は買った。それを聞いて地団駄踏んだと聞く。
冥福を祈って、もうすぐそっちに行くけど、創刊号はやらないよ。

長々とすみません。

前作の比べると内容が分かりやすくなっている。
世界観は前作同様だが登場人物は一新されている。
地下を探察して地図を書く主人公カガリ。
キャラとの繋がりとかが丁寧に説明されることがないせいか内容は分かるものの疑問は残る。