インサイド・ヘッド2

劇場公開日:

解説

人間が抱く「感情」たちの世界を舞台に描き、2016年・第88回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサーのアニメーション映画「インサイド・ヘッド」の続編。

少女ライリーを子どもの頃から見守ってきたヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリの感情たちは、転校先の学校に慣れ新しい友人もできたライリーが幸せに暮らせるよう奮闘する日々を過ごしていた。そんなある日、高校入学を控え人生の転機に直面したライリーの頭の中で、謎の警報が鳴り響く。戸惑うヨロコビたちの前に現れたのは、最悪の未来を想像してしまう「シンパイ」、誰かを羨んでばかりいる「イイナー」、常に退屈&無気力な「ダリィ」、いつもモジモジして恥ずかしがっている「ハズカシ」という、大人になるための新しい感情たちだった。

前作に続いてメグ・レフォーブが脚本を手がけ、「モンスターズ・ユニバーシティ」のストーリースーパーバイザーを務めたケルシー・マンが監督を担当。

2024年製作/96分/G/アメリカ
原題または英題:Inside Out 2
配給:ディズニー
劇場公開日:2024年8月1日

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(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0どんなあなたでも素敵だよ

2024年9月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

脳内という固定された環境で1との変化を出すのは難しいだろうなと思ったけれど、そうきたかー!と1とはまた違った製作陣の発想に驚かされた。

1の「喜怒哀楽、どれもあなたを幸せにするための大切な感情」というメッセージから、思春期になり、より複雑な感情が仲間入りしたことで「どんなカッコ悪いダメな言動も、どれもあなたらしさをつくるもので、どんなあなたでも素敵なんだよ」と押し付けがましくなく伝えてくれる2への物語りの進化が素晴らしかった。

あの複雑な思春期の感情を見事エンタメに落としこんだのすごい。
意味もなくカッコつけてしまったり、心配になりすぎて暴走したり、何かとイライラしてしまったり、ネガティブな想像に囚われたり……そんなダメだと思ってしまう自分も肯定してくれる気持ちになれる。誰しもみんなそういうところあるよね。
自己肯定感が下がってる時に見たら泣いてしまいそうだな。

ただ今回時間が合わず、字幕で見た結果、アニメは吹替が良い!と身に染みた。
特にディズニー系はセリフ量が多いから、読むのが大変で忙しかった。
そしてカナシミの声が本国では低いのね…。
私は大竹しのぶのカナシミボイスが恋しかった😂
吹替でもう一度見たい!

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AZU

4.5どんな思い出も宝物

2024年8月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

ライリーの思春期をメインに描かれており、自己肯定感が低くなりがちな人にも通じる内容になっていました。

前作では環境の変化に戸惑っていたのに対し、今作は突然訪れる思春期によって感情が暴走してしまいます。友達とのすれ違いや、認められたいという気持ちなど、誰もが経験してきた出来事と感情たちの行動が見事にシンクロしていました。

特にシンパイは、ライリーを守るために必死になる姿から、敵なのか味方なのかわからないキャラになっていました。それでも、最後でヨロコビの言葉を聞いて正気に戻ったときは安心しました。

多くの人は嫌な記憶を忘れて、良い思い出だけを残していきたいと思っているでしょう。私もその一人でしたが、劇中でネガティブな思い出も宝物にする展開には涙が止まりませんでした。ここから、良い面も悪い面も自分を構成する大切な個性なんだと感じ取りました。

幼少期からの感情も活躍していたのが好印象でした。前作の冒険に同行しなかったイカリ、ムカムカ、ビビリの3人が、ヨロコビと一緒に様々なピンチを乗り越えていく場面は興奮しました。カナシミの出番は少なめでしたが、ハズカシとの意外な関係性には驚きました。

他には、アメリカの教育番組や日本のゲームを彷彿させるキャラが非常に面白かったです。前者は第4の壁を破って私たちに問いかけ、後者は見た目と使用する技のギャップが大きすぎる光景に笑ってしまいました。

ちなみに、今回は字幕版で観ました。前作でも感じましたが、アメリカの私生活で使われる英会話のフレーズがたくさん出てきました。そのため、米国のリアルな日常がひしひしと伝わってきました。

前作以上にカラフルで、より共感できる感動作になっていました。もし3が出るとしたら、成人したライリーが描かれるのでしょうか?今後の展開が楽しみです。

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Ken@

4.0只中にいない人、へのエール

2024年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 気づけば、前作から9年。ライリーはすっかりティーンエイジャーになっていた。今回は思春期がテーマと知り、制御不能で陰鬱な時期が、カラフルなアニメの世界になじむのか?と思っていたが…そこはやっぱり、さすがピクサー!だった。
 ライリーと同年代の家のヒトは、今回一緒に観ることがかなわなかったが、それも意外に正解だったのかもしれない。本作を素直に楽しめるのは、只中にいる人々より、これから思春期に足を踏み入れようとしている、イケイケどんどんな子どもたちと、この時期を何とか掻い潜ってきた大人たち。そして何より、日々彼らに振り回され、戸惑い、悪戦苦闘している親たちに響くのでは…と感じた。
「ああ、ついに…」と、ため息混じりに、「この日のために用意していた言葉」を差し出すライリーの両親。今ドキの親は、子と一緒に荒れ狂うのは許容されない。(虐待扱いされかねないし、その後の関係修復が不安すぎる!)初めてのことなのに、事前情報がじゃまをする。自分が親にされていやだったことをなぞってしまったと気づくと…へこむ。子に同行した親たちの相当数が、日々の苦労が報われる…!とか、心の準備をしておかなければ…などと、痛切に感じたに違いない。
 5つの感情が彼女の心に司令を出し、生活(思い出)に彩りを与えていた前作。本作では、新たな感情たちも登場し、どの感情が目前の困った事態を収められるのかと右往左往する。それぞれに必死で、どこか自信がない。トラブルメーカーに見えるシンパイのひたむきさも、いつしか、どこか愛おしく思えた。
 カナシミの声は、期待に違わず大竹しのぶさんが続投。相変わらず、カナシミの声そのもの! シンパイの多部未華子さん(「ボス・ベイビー ファミリー ミッション」でムロツヨシと好タッグ!)も、お騒がせキャラながら愛らしく、好演だった。
 わが家の13歳には、いつかこっそり感想を尋ねてみたい。…それって、いつなんだろ。

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cma

4.0アニメ映画史上最速で全世界興行収入10億ドルを突破!!吹替版のエンドソング セカオワの「プレゼント」は必聴♪

2024年8月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

本作品は、2016年に第88回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサーのアニメーション映画「インサイド・ヘッド」の続編です。続編ではありますが、今作からはじめてご鑑賞になっても大丈夫。老若男女国籍を問わず万人が分かりやすい内容となっております。観る対象を限定しないところが、この映画の最大のヒット要因ですね。

海外の映画は字幕で観るのを基本としていますが、SEKAI NO OWARIが歌う「プレゼント」が日本版エンドソングに決定したということで、迷いなく吹替版をチョイスしました。なんでも、エンドソングにオリジナル曲以外の楽曲の使用が許されているのは世界で唯一、日本だけらしいです。
長い映画が多い昨今、90分という上映時間も丁度いい。飽きることなく進むストーリーと納得のエンディングだけでも十分に満足感はあったのですが、エンドロールで流れたセカオワの「プレゼント」の歌詞が映画の内容とぴったりリンクし過ぎていて2度目の感動♪もちろんあてがきしたわけではない9年前の曲を発掘してくれたピクサー担当者さんも素晴らしい👍吹替版をチョイスして良かった。次回は字幕オリジナルで観ようかな。

13歳に成長した主人公ライリーのお顔にできたニキビがとてもリアルで芸が細かいな〜と感心しました。思春期を迎えたライリーに新たな感情のお仲間が増え、物語は賑やかに展開していきます。今後成長するにつれどんな感情のお仲間が加わるのか楽しみが尽きません。個人的には中年おばちゃんになったライリーのインサイド・ヘッド(頭の中)も観てみたい🙄タッカン(達観)は、美輪明宏さんで勝手にキャスティングなんてどうかしら?

前作に続いてメグ・レフォーブが脚本を手がけ、「モンスターズ・ユニバーシティ」のストーリースーパーバイザーを務めたケルシー・マンが監督を担当。吹替版声優には、今回から多部未華子ちゃんやマジカルラブリーの村上さんが参加。個人的には、大竹しのぶさんのカナシミが好きです。

長い夏休み。
家族みんなで鑑賞する作品として
これ程ピッタリな映画はございません!!

セカオワが好き、
吹替版声優に推しがいる方は
ぜひ吹替版でどうぞ♪

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ななやお

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