沖縄狂想曲

私は沖縄が大好きで、もうしばらくしたらコザに住みたいと考えています。本作は、私が25年前に初めて沖縄に訪れるまで知らなかった沖縄戦、基地、沖縄差別を描いていました。もし基地がなかったら、もっと経済的に上手くいってますよ。沖縄戦からの復興は内地よりも大変だったと思いますし、基地が沖縄のビジネスチャンスを奪ったんだと思います。本当だったらこのことを知らない方々に鑑賞して欲しいけれど、難しいかな。

鳩山由紀夫さんが、「絶対に日本は戦争に巻き込まれてはいけない」とおっしゃっていて、全くその通りだと思います。アメリカからの戦争圧力があっても、全ての戦争に反対し回避することが憲法9条がある日本の役割だと思いますし、私はそういう政治家にずっと投票しています。

コザにある映画館、シアタードーナツ。必ず行ってみたいと思います。

今年は昭和100年。
沖縄返還からはあたかも50年以上経ったが、どうやら、返還は まだである事は理解できると思う。
ともかく、沖縄海洋博覧会から50周年なので、今年の夏は是非沖縄へ行ってもらいたい。
いるかのオキチャンの飼育50周年は世界唯一の日本の誇れる飼育の努力だし。
合わせて、アメリカ軍がベトナム戦争で負けた50周年でもある。

前の戦争で沖縄の人々が払わされた犠牲は、いのちだけでは済まなかっ　た。
今の軍事基地の役割から、駐留米軍の位置付けは大きく変わっていると思う。
外交は政治家の最大の使命だが、関税交渉を見ている限り、アジアの平和外交は大丈夫なのか心配。

　『ドキュメンタリー沖縄戦』『乙女たちの沖縄戦』と、近年、沖縄に軸足を置いている太田隆文監督が描く沖縄現代史です。理不尽に虐げられて来た沖縄通史として復習するのに最適の作品ですが、今回は地位協定の歪みを特に炙り出したかったのでしょう。

　ただ、観客の声を代弁するつもりであろう中間字幕が多用され、煽られている様に感じて少しイライラしました。事実を積み重ねて描けば、その様な突っ込みは必要ありません。もっと観客の理解力を信じてもいいのではないでしょうか。