猿の惑星 キングダムのレビュー・感想・評価
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映像は素晴らしいが
単純に楽しみましょう
ボスザルとの対決
2001年のティム・バートン版を見に行っただけで、シリーズ全く見てないのですが。。。
バートン版(及びオリジナルもかな?)は人間が檻に入れられるなど、猿に支配される立場逆転なのが怖くて面白い、そしてラストが衝撃。
そんな感じを期待してたが違いました。
楽しめたのですが、ちょっとうーんという感じ。
猿と人間の対決が主流ではなく、敵対しながらも心通じ合う者を見出だすというのでもないので、メイはその辺り中途半端な位置かなー。
シリーズ作見てたら、感じ方がもう少し違っていたかと思います。
*****
今作や「ゴジラ✕コング」では、上映中スマホ点灯する人、ビニール袋をガサガサする人もいなかったから快適でした。この手のは迫力あって画面に集中するし、一定の層の方は見にいらっしゃらないということなのでしょう。
絶滅危惧種は人類だった
ラストはかなり意外!
2時間半のプロローグ
エフェクトやCG、アクション等は全く文句なし、しかし話はちょっと長引いたプロローグの感じ。
明らかにシリーズ化を狙う序盤的な話、恐らくこれからの作品と繋がって全体を観るとかなり壮大な話になると思うが、この映画一本だけを観ると正直あまりテンポ感が良くなかった。
物語は前作3本シリーズの300年後の世界、過去のことを知ってるエイプと人間、過去のことを知らないエイプと人間、それぞれの勢力関係と世界観が分からないまま、観客と今まで過去のことも世界のことも知らない、俗というと田舎者の主人公ノアと一緒に物語を体験し、徐々に世界の現状を解明する演出手法。故に観客がもらえる情報はずっと断片的な物だけで、沢山な疑問を抱えながら2時間半後やっと何となくスッキリできた感じ。ストーリー自体は全然複雑な物ではないが、それぞれの登場人物の立場、選択、そして真意を描くためにかなり時間がかかった気がする。
前シリーズ(リブート)の1本目もプロローグのような内容ですが、振り返ってみると同じテンポの悪さを感じないのは多分その一本の映画でどうして世界が変わったのか、その全貌を描いた物に対して、今回の映画はただ単に今の世界はこういう感じてすっとしかない、話のボリュームの差を感じます。
とか言って、最後の最後はかなり次の展開をそそる納得できる終わり方だから、今作は若干テンポ感が悪いが、次作はスピードアップを期待できそう。元々シリーズファンだし、出たら是非観に行きたい。
人類に感情移入できるのか試されるシリーズ?
DOLBY CINEMAで鑑賞。
感情移入は主人公の側にしやすいもの。製作者側もそんな意図を持っていることが多いと思う。前作までの「猿の惑星」は、人類の支配に対し反抗するエイプという構図の中、どうしてもエイプ側に感情移入してしまった人が多かったと思う。SFだしこれで地球の支配者が人類からエイプに替わるのも致し方ない。その上で本作。
エイプが支配する地球。人類は言葉をなくしエイプに下等動物扱いをされる世界になっていた。物語の核はエイプの部族同士の争いだ。故郷が襲撃され、大きな部族に吸収させられる。人間の歴史と似たような出来事が発生する。当然、奪われた側のノアに感情移入するし、彼らが故郷を取り戻す話として面白かった。このシリーズ全般に言えることだが、エイプたちの表情がとても豊かでいい。感情の機微をきっちり表現していたと思う。
新しいシリーズの始まりとしては悪くないが、気になることが1つ。ノヴァに対してはどう受け止めたらいいのかということ。戸惑ってしまう。人類のレジスタンスが始まるってことなんだろうが、それを素直に応援できない自分がいる。4作もエイプたちの物語を観てきたんだもの。そう簡単に(この世界観の)人類に肩入れできない。でも、これからどんな展開のシリーズになるのかは気になる。もし、空から宇宙船が落ちてくるって展開になったら自分は胸が熱くなるのか、それとも白けてしまうのか。続編を待ちたい。
メイ、延いては人間の本質を巡る物語
「ノアは賢い」「プロキシマスは非道」という単純化した考えでは作品の本質を見誤ります。
まずプロキシマスについては、それぞれの陣営の立場でキャラの評価は異なるという本質を製作者側が逸らし、彼が徹底的に悪役として作中で描かれていることに注意しなければなりません。自分たちを脅かす人間勢力に与しなければプロキシマスはトレヴェイサンやメイも丁重に扱う姿勢を示しています。寧ろ自分の計画を邪魔するなら同じ人間であるトレヴェイサンですら躊躇いなく殺すメイの方がそれぞれの立場を超えた悪と言えます。
次にノアは人間文明の武器の配線を自分で修理したりラカから知識を吸収したりと賢いキャラとして描かれていますが、結局はメイに騙されています。戦いを終えたメイを改めてどういう人物か真相に迫りもしない、メイの計画を最終的に全面的に信用してトレヴェイサンを殺したことに疑問を持たないのがまさにそれです。
結局メイ、延いては人間の本質を理解していたのはプロキシマスです。そのプロキシマスをノア(より正確にはイーグル族たち)が殺したことは、エイプ陣営にとっては人間という驚異を察していた者を失うという損失です。
エイプ同士の権力争い
シーザー3部作にはかなわないな
前3部作が良過ぎたせいか、それなりに期待していたものの少し残念。シーザーサーガに比べて感動が無い。
苦悩する猿たちと人間のやりとりをやっぱり見たい。
前作から早7年も経つようだが、映像的進歩は感じられなく、いやむしろ後退しているようにも感じる。(気のせいだろうが)
後半は、ただのよくある普通のアクション映画になってしまったし、2人の人間もよく分からんし、ラストの鷹を操っての反撃もなんだか残念だった。
エイプ気分で堪能!
SF映画の金字塔とも言える「猿の惑星」のリブートシリーズの第4弾。予告の圧倒的な映像美にも惹かれ、公開初日にIMAXで鑑賞してきました。
ストーリーは、人類が衰退し、高い知能と言語を獲得した猿たちが支配者となった地球で、ワシを飼いならすイーグル族のノアが、武装したエイプの集団に村を襲われ、連れ去られた仲間を助けるため、旅の途中で出会ったオランウータンのラカ、人間のメイとともに、プロキシマスの作りあげた王国をめざすというもの。
本作は、前作までの主人公であるシーザーの死後、何世代もあとの時代を舞台に、人類と猿との共存をテーマに、新たな主人公ノアの成長譚として描いています。言ってみれば、新章の幕開けです。そのため、前作までの内容をあまり覚えていない状態での鑑賞でしたが、それほど困ることはなかったです。冒頭で簡単に世界観について説明もあるので、シリーズ初挑戦の方でも気楽に楽しめると思います。
まだ若く、後先考えずに行動してしまうノアが、自身の軽率な行動が一族に危機をもたらし、父の死を招いてしまったことを機に始まる旅、メイとの交流、プロキシマスとの対峙を通して、たくましく成長していく姿が鮮やかに描かれます。村が唯一の世界であり、平和な日々が続くと思っていたノアにとって、一気に世界が広がるとともに、自身の生き方を深く考えることになった今回の経験は、大きな成長の糧となったことでしょう。
その中に、エイプの中の支配関係、異種族である人間との共存という、生存そのものに関わる問題を描いています。SFの世界の話でありながら、現実の人間社会にそのまま置き換えることのできるような構図が、実に意味深いです。同種族の中でさえ、対立や支配関係が生まれるのに、いわんや他種族をやです。他種族の文化や存在を認めて共存の道を模索するのか、それとも脅威として排除または服従させるのか、どちらの立場にもそれぞれが掲げる理想と正義があり、一筋縄ではいかない難しさを感じます。
そんなせめぎ合いを見せる猿たちの姿が、迫力の映像でいきいきと描かれます。もはやリアルという言葉では足りません。これはもう実写ですよね!きっとアメリカにはいるんですよね、賢くて話せて演技ができるエイプが! IMAX鑑賞のおかげで没入感もバッチリで、上映中は自分が人間だとバレないように、エイプになったつもりで観てました。
そのせいかどうかわかりませんが、メイの立ち位置や距離感がつかみにくく、ちょっと共感しにくかったです。あと、全体的にテンポの悪さを感じ、終盤にさしかかるまでちょっと退屈に感じる部分があったのは残念です。とはいえ、新章幕開けとしては上々で、これからノアはどのような存在になっていくのか、人類は反転攻勢にうって出るのか、早くも続きが気になります。
キャストは、オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン、ウィリアム・H・メイシーらですが、当然のことながらエイプ役は顔がわからず、英語がわからない自分には演技の良し悪しもわかりません。そんな中、メイ役のフレイヤ・アーランだけは、存在感が光っています。
支配種の交代
前作主人公シーザーが亡くなり、二代目はノアというエイプ。結構時間経ってるように見えるけど、まだ退化してない人類がいて、過去を知ってる。この話の肝。
ノアに交代したが、ノアが段々と人間らしく見えて感情移入してくる。平和そうたが、エイプの中にも当然悪いのもいる。結局、エイプに変わっても歴史は変わらないのか、と思わせておいて、一方で人間は支配種の交代をあきらめてないという話。人間はエイプの事をあまり考えておらず、対立構造にあるのが、シーザーの努力が無駄な気がして皮肉である。(女性主人公は人類の業を全て背負わされているのであった)やはり人間の方が自分勝手だよね、という描写。ノアも良さそうに見えるが、シーザーの意思を継げるのか?続いたらいいな。
歴史・文化の違いの共存共栄は?
今作に関わった制作陣全員。
前回の『聖戦記(グレート・ウォー)』だったか。
「あの少女って、後のテイラーと共に行動する女性なのか?」
「って事は、次の作品で逆転した世界になる過程を描いて終わるのかなぁ・・・」
こんな事思いながら、劇場を後にした記憶がある。
で、期待を持って鑑賞しに行ったのだが・・・
シーザーは、開始数分で死亡扱い。
時はかなり経過している模様。
シーザーの教えを教わること無く、鷲と共に平和な生活を送る猿のイーグル族。
シーザーの教えを間違えて解釈した挙句、侵略大好きなカルト集団と化したゴリラ様一族でいいのか?
猿のイーグル族は、シーザーの教えを間違って解釈をし、侵略大好きなカルト集団と化した一族に村を襲撃され、捕虜として捕らわれる。
逃れたノアと、シーザーの教えを布教させようとするオラウータンと、謎の人間の女性。
3人の旅が始まる。
こんな感じで物語が展開する。
このシリーズって、60年代に制作された『猿の惑星』の前日譚って位置付けで始まったのでは?
少なくとも、このサイトに掲載されている『創世記』と『新世紀』。
作品詳細欄には記載があるんだけど。
『聖戦記』だけはこの表記が無いのには謎があるんだが。
前述の事から、この『創世記』から始まるシリーズに求めている事は、“猿が進化して、何が原因で人間を支配するようになったのか?
そして、人間は話す事が出来なくなり、衰退したのか?”
この過程を描いてもらわないと困るんですけどねぇ・・・
ってな事で、今作に関わった制作陣全員。
過去作を全く鑑賞した事無いのか?
って、思えてしまう位、方向転換してしまった感じ。
知能が発達した動物同士で行われるお山の大将争いと、人間の裏の狙いに2時間30分近く付き合わされるとは思いませんでした。
しかも、今作で登場している人間って何なの?
冒頭にて、「謎のウィルス(だっけ。)・・・」で始まっているのに・・・
何なんでしょうね?
あっ!!!
前3作品は、20世紀フォックス。
今作は、20世紀スタジオ。
ディズニーに買収されたんだから、シリーズの方向性変えられてもしょうがないのか。
ってか、フォックスのまんまでも、この内容になっていた可能性は否定は出来ないが・・・(涙)
ノア、カッコいい🤩‼️
今作はあのシーザーがいないって事でどうなのかなって思ってたけど、なんのなんの、今作の主人公ノア❗️最高じゃん😆
特に最終決戦でのノアがイーグル達を呼ぶ掛け声⁈歌⁈のシーンはすごく上がった🤩大興奮‼️
今後もノアが成長して強いリーダーになっていくところが観たい😊
個人的にはラカっていうオランウータンがすごくいいキャラだったので、最後サプライズがあって欲しかった😭
風呂敷を広げるのは上手い
さすが「メイズ・ランナー」のウェス・ポール監督!そして「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の脚本家ジョシュ・フリードマン!
リブート版「猿の惑星」全3作はどれも若く才能のあるクリエイターが手掛けたこともあり、中々見応えのあるシリーズだったと思う。(どれも手堅く手掛け過ぎており、突き抜けた傑作とまではいかなかったが。)
本作は"また猿の惑星かよ!!"と内心うんざりしながらも実写版「ゼルダの伝説」の監督に内定しているウェス・ボール監督の最新作ということもあり、"仕方ない、観ておくか"程度の気持ちで観賞。
感想としてはこれまた手堅く仕上げてきたなという印象で、ウェス・ボール監督らしいティーンエイジャー冒険譚の話になっていたんじゃないかと思う。
もちろん、"そんな木のハリボテで海が堰き止められるか!"ってツッコミはもちろん、オラウータンのラカの扱いはあれでよかったのかわからんし、最後はどの猿が元々自分の村の猿だったか見分けがつかない!大丈夫?悪い猿紛れ込んでない?笑
ただ、鷹と共存する猿の民が、その"共存"という絆故に勝利を獲得するというストーリーを少年の成長譚と絡めてとても分かりやすくまとめていて一本の映画として傑作と言って良いと思う。
ラストの展開は取り敢えず風呂敷を広げるのはいいが、重要なのはどう畳むかだぞ!笑 と老婆心ながら思いました。
久しぶりのウィリアム・H・メイシー!(ジュラシック・パークⅢのカービーお父さん)相変わらずのちょいクズな役柄がピッタリだった笑
ノアが本当に素敵。人間らしさとは?
最初はイーグル族であるノア、その仲間たちや生活について描かれています。正直言うと猿なので顔の違いがわかりにくく、最初は名前でキャラを確認、記憶する感じで見てました。ノアは話が進むにつれどんどん頼もしくかっこよく見えてきます。
エイプであるノアは、人間であるノヴァ(メイ)のせいで大事な卵を潰され村を焼かれ仲間を連れ去られ父親をも亡くしてしまうが、それでもメイ助け、仲間とを助けるために、彼女を信じて行動する。もう、ノアの優しさ、強さ、勇敢さ、賢さ、全部魅力てんこ盛りです。本当に素敵。
逆に人間であるメイは自分の目的を達成するためだけにノアに近づき騙しノアを利用することで目的を遂行できた。相当な策士だし、目的のためならば人間をも殺す残虐性も見せる。ほんと人間らしさとはなんぞや。人であるとか猿であるとか関係なくない?ノアを見習ってよ!(テーマの生まれや人種で差別しないことが大事なんだよな)
ノアは火薬を使って爆破する意味(海水で機器類を使用できないようにする為)まで理解する賢さをもっていたこと、またメイについて知りすぎたため、いずれ脅威になると思ったメイはノアを殺そうとする(個人的見解です)が、結局殺せなかった。それがメイが初めて見せる他者(猿)への優しさ(情け)。ノアの「人間と共生できるか」、という問いに答えられなかったメイ。共生はみんなが望まないと、難しいことなのですね。深い作品でした。
今この時もテイラー船長は宇宙空間を漂っている‼️
前の三部作で人類VS猿の全面戦争が描かれ、地球の支配者が猿に交代。ウィルスに侵された人類は言葉を失い、知性を失い、原始人のようになってしまっている‼️そう、1968年の第一作目の「猿の惑星」の時のように‼️そんな人類の中でただ一人、高い知能を持つ人間の少女メイと共に行動する若き猿、ノアの冒険‼️ラストの海水が流れ込むスペクタクルや、イーグルの活躍などのアクション描写は見応えあります‼️「キングダム」という副題がついていますが、要は猿たちは人間の文明跡で生活していて、大家族のようには見えても、王国とまではチョット‼️「エイプとエコーの共存は可能か?」というテーマが今作と、製作されるであろう続編で描かれるのでしょうか⁉️ただ、ウィルスの脅威を逃れ、人類文明を維持している人間が大多数存在しており、またその事を猿たちは知らない事から、まだまだ猿と人間の間には幾つものドラマが待ち受けてそうですね‼️なんか楽しみなような、憂鬱になりそうな‼️なぜなら、行き着く先は1968年の「猿の惑星」ですから‼️人類は完全にネアンデルタール化し、猿たちもそれなりの独自の文明を築く‼️人類にとっては悲劇的な末路が描かれるのでしょう‼️さぁて、あと何作鑑賞すればチャールトン・ヘストンが不時着してくれるのでしょうか⁉️
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