青春18×2 君へと続く道のレビュー・感想・評価
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シュー・グァンハンの演技が凄い!
主演のシュー・グァンハンさんが出られたドラマ『時をかける愛』が大好きだったので観に行きました。
ドラマではグレッグ・ハンという芸名で出てられましたが、当時29才で18才と27才の三役を演じていてその演技力にビックリでした。実年齢29才で18才を演じてても違和感が全く無く高校生にしか見えなかったです。
今回の映画では更に実年齢が34才に上がりそれで18才と36才を演じられると聞き一体どうなるかしらとワクワクしてました。行ってみて期待どおりの素晴らしさで見事に演じ分けてて改めてシュー・グァンハンさんの演技力に感動しました。
感動できない自分が嫌になる…😅
本作品の魅力がわからないはど擦れてしまった自分が悲しい。
先日のホラー映画『胸騒ぎ』のときにも感じたことと同じだけれど、予めのプロットからのその後の展開が予測できない内容の場合はポジティブサプライズの相乗効果も働いて「すご〜い!良い話〜!!」ってなる。でもこの映画についてはまぁ、こんな感じで展開するんだろうな〜と容易に想像させる内容がそこかしこに散りばめられていたためサプライズも無く、最後まで自分の予想についての答え合わせを強制的に見させられていたような感覚。
でも、この作品には原作にあたる旅ブログが存在するという。ということは、内容を知った上でご覧になってる人もいるということか。
ならば脚本以外にも楽しめる要素がきっとあるはず!とすれば、旅映画?台湾の雰囲気を味わうことはできる。それも観光客が1番訪れる台北ではなく南の方の台南。
あと、『バジュランギおじさん〜』の再観時にも思ったけど、泣けるシーンに先んじて号泣されてる方がすぐそばにいらっしゃると、その方の泣きっぷりに圧倒されて自分は泣けなくなる模様。今回も思い返すと後半ずっとグスングスンされてるカップルの女性が斜め前にいらっしゃったのが気になって気になって。
自分も昔はグズグズさんだったけど、それで泣き過ぎたのか今では涙枯渇状態で映画涙活に困窮してます😂
美しい愛を見て涙できるような純粋な心を取り戻せますよぉに。
とりあえず誰かこんなワタシにでも涙流させれさてくれるとっておきの映画を教えてください……
日常に疲れたら映画鑑賞です。
何かの雑誌の記事で淀川長治さんは「どんな映画でも見どころのひとつぐらいはある。」と語っていたそうです。たまに自分の感性と合わない作品に出会う事があります。その場合でもなるべく大らかな気持ちでいられるよう心掛けています。本作では映画Fanの厳しい意見が散見されますね。挨拶で清原果耶さんや藤井道人監督らは感極まっていたと聞くので商業的?ではありますが魂を込めていたのは本当のところでしょう。清原果耶さんは才気に溢れる方ですが道を歩み始めたばかりです。樹木希林さんの様な存在であれば脚本や演出に修正を加える事が出来るかも知れません。清原果耶さんのFanではありませんが暖かく見守っていきたい そんな気持ちです。彼女の傑出した作品と言えば「透明なゆりかご」と「おかえりモネ」でしょうか 共演した蒔田彩珠さんの存在や演技が如何に大きかった事か 今回の作品を鑑賞した後で少し感じます。銀熊賞を獲った黒木華さんと直接的な共演が無かった事が唯一残念でした。 余談ですが映画の感想でも鑑賞したのか疑問を持たざるを得ない様な投稿もありますよね。 誤謬そのもの? 批評を読んで上手く纏めた様な? こういったものに頼らずこの先も公式サイトを参考にしながら判断していきたいと思います。 追記 清原果耶さんへの取材記事を読むと藤井道人監督作品では全て絵を描く事が得意な女性の役柄だそうです。言われてみれば確かにそうですね。
余韻がすごい...
台湾と日本の風景描写から伝わってくるもの
素晴らしい純愛ストーリー
人生は長い旅
甘酸っぱいってどんな味だっけ?
あの頃のままで
観た後、電車に乗ってあてもなく旅に出たくなる。
匂いは記憶を呼び起こすよね。
彼が行く先々で出会う色んな奇跡はまるで彼女からの贈り物。
ミスチルの歌が全ての答え合わせなので、ぜひ観終わってから聞いて欲しい。
岩井俊二の『Love Letter』は当時大好きだった豊川悦司氏が関西弁喋ってて渋かったことだけ覚えてるので、もう一度観直してこの作品にどうやって繋がるのか確認しなければ。
高校時代にみたので、なんかラブレターの映画の内容よりも、その頃の淡い記憶をうわーっと思い出してちょっと映画館で自分も切なくなった。
人の感情を吸収しやすい体質みたいで、なんか喜びも悲しみも勝手に同じくらい体感してしまってしんどいのだけど、この作品も後半涙とまらず。
でも好きな人の中で一生自分が一番可愛かった頃のままでいられるって、ある意味ものすごく幸せだよね。
どんどん劣化していく外見、いや、内面は反対に熟していってると思いたいけどさー。
けどやっぱ若さのキラキラは一時のものだから、そのキラキラのままで記憶が残ってるのは良いなあと、思ってしまう初老。
私たちはどこへでも行けるし、何にでもなれるのです、という誰かの言葉を思い出した映画でした。
なんで日本に先駆けて海外で公開し大ヒットしてたのか理解。『Love...
なんで日本に先駆けて海外で公開し大ヒットしてたのか理解。『Love Letter』と"岩井俊二"敬愛映画だった!!『Love Letter』と"岩井俊二"が海外において日本以上に人気があり評価されているのは周知の通りで、プロデューサーが台湾の方だったし、台湾側がやりたかった企画なんだろうなと。それにしても著作権心配になるぐらい、スペシャルサンクスクレジットしていいぐらい出てくる敬愛ぶり(笑)正反対なタイプの気がする藤井監督と岩井監督の繋がりも気になるところ🙄
スラダン、ミスチル、スクーター2人乗り、それぞれの観光地。お互いの魅力が詰まった国際合作だからこその作品、旅映画でもあった!台湾行きたくなった!
時は流れる、やりたい事やっとかないと。行こうか迷って旅行行く!
全体としては典型的な展開とキャラクターちっくな人物像が残念。
アミの強引な言動が結末知れば納得できなくはないんだけど良い印象感じなくて、でも感想読んでるとアミの可愛さがたぶん男性の方々から大絶賛されてて、同性からすると男の人の幻想的な人物像なのかなと。ジミーは時代で別人て言われてたら疑えないほど演じ分けが素晴らしくて、現代パートの思春期感が可愛かった〜黒木華さんは短時間でどんな役か伝わったし説得力がやっぱりすごい
そうゆう結末なら隠さないプロモーションで良かったんじゃないかなとも。余命10年の興収からして似た題材になるのはしょうがないとしても、、
p.s.『Love Letter』好きな人はこの映画観てってコメント見かけたんだけど、むしろこの映画観た人に岩井俊二作品体験してほしいっ!!!
ひとえに汚れ切ってしまった自分のせい
とっても素敵な映画でした。
アミの夢は病気を治して…
岩井俊二が残したモノ
微妙なタイトルをつけてしまいましたが“岩井俊二”を“1990年代”と替えても良くて、その時代の作品群を青春期に見て育った人達が今は3,40代位になり、時代を動かす第一線となっているという意味合いとして受け止めて下さい。
まあ、映画の中でも岩井監督の『Love Letter』('95)が重要な役割を果たしているし、作風や味わいまでもオマージュとしてコピーしてたので確信犯的に1990年代への懐古が見られました。
で、話は脱線して少しKポップ絡みの話題をさせて下さい(興味のない人には申し訳ないですが、後で映画の話に繋がりますのでご容赦を)
少し前に韓国ではニュースになるほどKポップの大手事務所HYBEの内紛騒動が話題になりました。
簡単にまとめるとHYBEの代表とその子会社レーベルの代表とのモメ事で、その子会社代表は現在Kポップガールズグループで最も勢いがあり世界的に人気の“NewJeans”の生みの親でもあり、その人が親会社であるHYBEの代表と大喧嘩をしていて、その中の一つの問題としてHYBEの新ガールズグループ“ILLIT”のコンセプト等々、様々な面に於いて“NewJeans”のパクリであると指摘している事が話題になっています。
そこで、この代表もクリエイター(元写真家)であり現代45歳ということなので上記の世代に当たるのですが、私が最初にNewJeansのMVを見た時の感想が「あれ、これ日本人なの?これって岩井俊二が撮ったの?」って思たのを、この騒動を聞いてから思い出してしまいました。「これって『花とアリス』の世界観そのままやん」って…。
正直ILLITもその路線傾向ではあります。更に見た目だけではなく、Kポップの音楽性自体が“ガールズクラッシュ”路線から“イージーリスニング”路線への転換時期とも重なっているので、これをパクリという表現を使って良いものなのかどうかは疑問です。だとしたら“NewJeans”もパクリの要素は全くないのか?
“時流”というものは様々な要因が重なり合って作られて行くものです。
上記した様に現在最前線にいるクリエイターと呼ばれる人達がどのような時代を生き、どの様な文化に触れ影響されて来たのか?
話を戻し本作は紀行エッセイを映画化した作品であり、未読ではありますが恐らく原作者も上記世代で間違いないでしょう。
映画の中で「岩井俊二は(台湾では)みんな好きだよ」という台詞がありましたが、これは台湾だけでなく韓国の若者もそうだったのでしょうし、他のアジアの国々の若者も同じだったと想像します。
他にも主人公のアミが台湾でやりたい事の一つにバイクに二人乗りで走る事があり、その理由として「だって台湾映画でよく見るから、一度やりたかった」という台詞。
当時の映画好きなら誰でもクスッと笑える台詞ですからね。私もどれだけアジア映画でこのシーンを見たことか(笑)
当時(1990年代)はまだ、アジアの中で日本は実質的に最も先進国であったので、他のアジア圏の国々にアニメ・音楽・映画等サブカル全般的に大きな影響を及ぼしていた筈です。
映画では岩井俊二だけでなく、青山真治、是枝裕和、黒沢清、北野武、河瀨直美、市川準、アニメでは宮崎駿、押井守等々、アジアに留まらず世界中に影響を与えた監督達が多くいます。
上記のKポップ問題は悪例ではありますが、本作などは好例としてその時代若者だった人達が当時を継承しつつ今の文化を作っているのがよく分かる作品になっていました。
本作も物語的にはベタ過ぎる内容でしたが、作り手が巧いとこんなにも気持ちの良い作品に仕上がるのだと感心しました。
90年代に活躍した上記監督達の遺伝子は、国内だけに留まらずアジア全域の(若しくは世界中の)クリエイターに受け継がれている事に喜びを感じるし、逆に我々日本人が90年代頃から突如ミニシアターに現れたアジアや世界各国の傑作を見て感動していた事まで思い出させてくれました。
追記.
また余談ではありますが最近見たドラマ版『からかい上手の高木さん』なども、カンだけど原作者は上記世代なんだろなぁ~。
ある意味、岩井俊二ワールドだったしな。
恋心はたしかにそこに存在した
「旅は何が起こるか分からないから楽しい」
泣ける
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