A.I.のレビュー・感想・評価
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主人公は絶対にジュード・ロウ
キューブリックが長年温めてきた脚本。どこまでがキューブリックらしさなのかはわからないけど、ピノキオとか手塚治虫の雰囲気もいっぱい。この映画の主人公は絶対にジュード・ロウのセックスロボットだと思うのですが、どうも2回目以降は毎回違う印象を与えてくれる。
デイヴィッドが母モニカの愛を受け入れようやく家族の一員となってきたとき、本物の息子マーティンが退院してくる。母モニカを独占したいのに、リアルには適わない。ロボットとしての使命もちゃんと理解しているが、マーティンのいたずらにまんまとハマってしまう子供っぽさ。髪を切ったことでやがて彼は捨てられるのだが・・・
ルージュシティのドクター・ノウなどはかなり面白いし青い妖精を探す旅に出かける話はまるでおとぎ話。愛は時を越えても存在するのか・・・といったロボットの定義を超えてしまうかのような終盤がとても心地よくて、どっぷりと海底に沈んでいたい気持ちにさせられたもんだ・・・
誰向けの作品?
母子の愛に。
親になって良さが分かる映画
何故か見る機会を逃していた映画、今となってはA.Iなんて言葉は毎日のように耳にしますが公開当時はまた耳慣れないもので、近未来のイメージがとても強かったです。
結論から言うと、私の場合は、親になって初めて深みが分かる内容でした。若い頃に見ていたらきっとダメだった。ホラーとしか思えなかったと思います。
何故デイビッドにリセットボタンを付けてやらなかったのか。たったそれだけでロボットが救われると思い知りました。リアルを追求しすぎても、ロボットは永遠に子供、愛する母はいつか老い衰える。リセットボタンを付けない設定がとても不自然ですが、物語の内容的に仕方なかったのでしょうね。
ロボットの愛は一途過ぎて、たとえリアルを追求しても人のそれとは明らかに違います。まるでストーカーのような怖さがあります。どこまでもどこまでも追い求められるような。一方で、それが純粋な子供の愛だから、自分の子供と重ねてしまって、その一途な愛に涙が止まりませんでした。
案外面白かった
tedがいた(°0°)!!
今や世間を席巻するA.I.。そのA.I.という言葉を知るきっかけとなった作品。
『未知との遭遇』でもピノキオの件があったから、ピノキオ好きのスピルバーグが未来版ピノキオを作ったのかと思ったら、キューブリックの原案をそのまま映画化したらしい…
キューブリックの原案の時からピノキオがあったのか…
ストーリーはとにかく悲しい。
そのデイヴィッドの悲しい物語を天才子役ハーレイ君が見事に演じている。
たまに見せる、ロボット的な無表情がお見事(^^)b
そして、スピルバーグが描く未来世界も見どころ。スピルバーグの描く未来は、やっぱり美しい。
ってゆーか、熊型ロボットのテディがtedっぽ過ぎる。もしかして『ted』って、この熊型ロボットにインスパイアされて作られたのかな?
何度観ても
決してラストは話さないでください、というはしりだったこの映画。
ロボットなど映画のなかだけ、スマホもまだなかった。最初に観たときは世にいずれ来るであろうコンピューター世界への危惧を問うものでしたが、心に響いたのは、ただただひたすらに愛を求めるデビットの姿だった。
何度もテレビで再放送されてきたが、携帯電話が普通になってきた頃には、当初最先端だったはずの世界がそうではなくなり、テレビでの再放送もなくなった。
今回久しぶりに深夜、かなりカットされての再放送があったので鑑賞。
何度も繰り返し観てきたけれど、ちゃんと楽しめるし、そのときならでは、今ならではの新しい問いかけも産み、年齢と経験を重ねたからこそ涙するラストの新しい10分だった。
こういう風に楽しめるから
映画っていいものだなあと思う。
A.I..、また観ると思う。そして我が身の
成長?経年?をはかるのだ。
子供の演技は良かった!
One of my favorites.
スピルバーグの苦手面
人工知能を描いたSFと思って観たのだが…
映画の中でも何度も出てくるピノキオをSFモチーフで描いたといった方がよい作品。
自分のスピルバーグ監督の苦手な面、愛を乞う子供とおとぎ話寓話性が前面に出た(出すぎた)映画であった。
正直、長く感じた。出てくる人物が魅力的に見えないし、ラストもどうかと…
自分にはダメでした。
結局作品は自分自身なんです
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