A.I.のレビュー・感想・評価
全48件中、21~40件目を表示
主人公は絶対にジュード・ロウ
キューブリックが長年温めてきた脚本。どこまでがキューブリックらしさなのかはわからないけど、ピノキオとか手塚治虫の雰囲気もいっぱい。この映画の主人公は絶対にジュード・ロウのセックスロボットだと思うのですが、どうも2回目以降は毎回違う印象を与えてくれる。
デイヴィッドが母モニカの愛を受け入れようやく家族の一員となってきたとき、本物の息子マーティンが退院してくる。母モニカを独占したいのに、リアルには適わない。ロボットとしての使命もちゃんと理解しているが、マーティンのいたずらにまんまとハマってしまう子供っぽさ。髪を切ったことでやがて彼は捨てられるのだが・・・
ルージュシティのドクター・ノウなどはかなり面白いし青い妖精を探す旅に出かける話はまるでおとぎ話。愛は時を越えても存在するのか・・・といったロボットの定義を超えてしまうかのような終盤がとても心地よくて、どっぷりと海底に沈んでいたい気持ちにさせられたもんだ・・・
誰向けの作品?
前半と後半で話と雰囲気がガラッと変わってしまい
別の映画を途中で観た気分であった。
そして誰向けの映画なのかがさっぱりわからない。
子供向けっぽい雰囲気が全体的にあるのに
セックスロボットだったり所々下ネタが入り
子供に見せるのには有り得ないし
大人が見ても子供っぽすぎて退屈。
そして上映時間が長く、後悔した。
母子の愛に。
母子の愛に感動。前評判がイマイチだったのであまり期待はしていなかったのですが、なかなかの物、なかなかの名作!
さすがスピルバーグ。しかし、キューブリックがこんなハートフルな物語を考えていたとは到底思えない・・・。
親になって良さが分かる映画
何故か見る機会を逃していた映画、今となってはA.Iなんて言葉は毎日のように耳にしますが公開当時はまた耳慣れないもので、近未来のイメージがとても強かったです。
結論から言うと、私の場合は、親になって初めて深みが分かる内容でした。若い頃に見ていたらきっとダメだった。ホラーとしか思えなかったと思います。
何故デイビッドにリセットボタンを付けてやらなかったのか。たったそれだけでロボットが救われると思い知りました。リアルを追求しすぎても、ロボットは永遠に子供、愛する母はいつか老い衰える。リセットボタンを付けない設定がとても不自然ですが、物語の内容的に仕方なかったのでしょうね。
ロボットの愛は一途過ぎて、たとえリアルを追求しても人のそれとは明らかに違います。まるでストーカーのような怖さがあります。どこまでもどこまでも追い求められるような。一方で、それが純粋な子供の愛だから、自分の子供と重ねてしまって、その一途な愛に涙が止まりませんでした。
案外面白かった
近未来SFで、1900年代のハイテクのイメージで作られているが、案外クオリティが高く、極端にSFSFしてて良かった。主人公の純粋な気持ちと、絶対に思い通りに進まないストーリー、そして決してハッピーエンドではないハッピーエンド。近未来SFだが、主人公の素直な感情に本当にグッと来る作品なので、是非見てほしい
tedがいた(°0°)!!
今や世間を席巻するA.I.。そのA.I.という言葉を知るきっかけとなった作品。
『未知との遭遇』でもピノキオの件があったから、ピノキオ好きのスピルバーグが未来版ピノキオを作ったのかと思ったら、キューブリックの原案をそのまま映画化したらしい…
キューブリックの原案の時からピノキオがあったのか…
ストーリーはとにかく悲しい。
そのデイヴィッドの悲しい物語を天才子役ハーレイ君が見事に演じている。
たまに見せる、ロボット的な無表情がお見事(^^)b
そして、スピルバーグが描く未来世界も見どころ。スピルバーグの描く未来は、やっぱり美しい。
ってゆーか、熊型ロボットのテディがtedっぽ過ぎる。もしかして『ted』って、この熊型ロボットにインスパイアされて作られたのかな?
当時夏休みの話題作だった(と思う)ので映画館まで観に行きました。 ...
当時夏休みの話題作だった(と思う)ので映画館まで観に行きました。
長くて観るのが辛かった思い出。おもしろくなかったな。
あらすじをネットで観たら、おもしろそうなのに。
何度観ても
決してラストは話さないでください、というはしりだったこの映画。
ロボットなど映画のなかだけ、スマホもまだなかった。最初に観たときは世にいずれ来るであろうコンピューター世界への危惧を問うものでしたが、心に響いたのは、ただただひたすらに愛を求めるデビットの姿だった。
何度もテレビで再放送されてきたが、携帯電話が普通になってきた頃には、当初最先端だったはずの世界がそうではなくなり、テレビでの再放送もなくなった。
今回久しぶりに深夜、かなりカットされての再放送があったので鑑賞。
何度も繰り返し観てきたけれど、ちゃんと楽しめるし、そのときならでは、今ならではの新しい問いかけも産み、年齢と経験を重ねたからこそ涙するラストの新しい10分だった。
こういう風に楽しめるから
映画っていいものだなあと思う。
A.I..、また観ると思う。そして我が身の
成長?経年?をはかるのだ。
子供の演技は良かった!
注目されただけあってオスメント君の演技とスタートは良かったけど、CGを使い込みたかっただけの脚本?という感じで流れの脈絡も中盤からはなんじゃそら?的だった。薄っぺらいストーリーを本気で大人が取り組んじゃったの??レベル。
感動させるためだけの偽の親子愛をテーマに活用したつまらない1本だった。
One of my favorites.
小さい時に見たすごく印象に残る映画です。
小さいながらにすごく境遇が似てるからかな、余韻が消えなかったことを覚えてる。
今は逆にもう一回みるのが怖いなあって感じ。
His love is real but he is not.
地球規模でみたら、私達人間がリアルなのか。
それともAI達がリアルなのかな。
すごく考えさせられる。
2016。
人類はAI と今後どのように付き合っていくべきなのか。
人間が持つ感情という邪悪な賜物の拠り所としてAIを頼るのは善であるのか。
とりあえずたくさんの人にみて欲しいです。
スピルバーグの苦手面
人工知能を描いたSFと思って観たのだが…
映画の中でも何度も出てくるピノキオをSFモチーフで描いたといった方がよい作品。
自分のスピルバーグ監督の苦手な面、愛を乞う子供とおとぎ話寓話性が前面に出た(出すぎた)映画であった。
正直、長く感じた。出てくる人物が魅力的に見えないし、ラストもどうかと…
自分にはダメでした。
結局作品は自分自身なんです
感動するか、共感するかなど、その人の生きてきた人生経験によるところが大きいんだと思います。だからシザーハンズには感じるがこの作品には何も感じないという人もいるわけです。結局その人の人生経験の深さが感想に現れるわけですね。
全48件中、21~40件目を表示