しまねこ

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しまねこ

解説

「釜石ラーメン物語」「青すぎる、青」など精力的に作品を発表している今関あきよし監督が、岡山県の離島・北木島を舞台に、少女の姿に擬人化した猫たちの日常を描いたファンタジードラマ。

瀬戸内海の島に住む野良猫のチョコ、ココア、ミントは、ひなたぼっこや毛づくろいをしたり、昼寝をしたり、そして時には冒険をしたりして、のんびり暮らしている。そんな猫たちだが、ココアはかつて交通事故で怪我をし、ミントはかわいがってくれた家族から捨てられたという悲しい過去があった。そしてチョコは海に飛び込んで泳ぐのが好きだった。なぜ海で泳ぐのが好きになったのか、自分でもよく覚えてないチョコだったが……。

チョコを「幼子われらに生まれ」「かそけきサンカヨウ」の鎌田らい樹、ココアをドラマ「エルピス 希望、あるいは災い」や映画「違国日記」などに出演する増井湖々、ミントを「春の香り」で主演を務めた美咲姫が演じ、彼女たちのセリフはすべて猫語(字幕つき)となっている。共演にはベテラン俳優の利重剛、大島葉子、佐伯日菜子ら。

2024年製作/66分/G/日本
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
劇場公開日:2024年9月7日

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映画レビュー

2.0猫語の教科書

2025年1月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

最初にココアという猫に捧げる献辞があったので、監督の飼っていた猫なのだろうか。
三人の女の子の猫の鳴きまねはあまりうまくないが、ずっとニャーニャーだけ言わされていた撮影風景を想像すると笑えてくる。最初はナメてるのかなと思ったし、よくこんな企画が通ったなとも。とは言え、三匹の猫の来歴は結構ハードで、人間の贖罪がテーマなのかもしれないが。(おそらく亡くなったと思われる)ココアの消息をはっきり見せないのも、せつない。まだ見ぬ桃源郷にあこがれる猫という設定は、大島弓子の「綿の国星」を思い起こさせる。
今関監督の近作の舞台は、釜石、桜島、北木島と続いて何だか「遠くへ行きたい」みたいになってきて、風景がきれいなのはいいけど物語性が弱い印象は拭えない。
ココア役の女の子のぷにぷにした唇が印象的。ミントのキャラクターは「りぼん」の“さやか”と共通する気がした。佐伯日菜子と利重剛は最近よく今関監督の映画につきあってくれていて、ありがたいことです。そう言えば、佐伯日菜子は大島弓子原作の「毎日が夏休み」がデビューで、当時16歳だったことを思うと感慨深いものがある。
あと、猫は一匹水に落ちたからといって、ほかの二匹が心配して戻ってくるなんてことは、たぶんしないと思う。

p.s.別の映画館では「ねこしま」というマルタ島の映画を上映していて、紛らわしいな。

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梨剥く侍

3.5猫ってところがミソ

2024年10月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ツンデレだったり日向が好きだったりの猫っぼさと、溺愛と虐待という両極端な人間側の態度の双方をリアルに描いていて見事。
三匹(人?)それぞれの喜怒哀楽や仕草、仄かな色気等々全てが好ましい。
夜の桟橋で踊るシーン好き。

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ひろちゃんのカレシ

3.5にゃあ!

2024年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

萌える

主演3人が野良猫を演じる猫映画にゃ。
8割にゃーにゃー言ってるにゃ。
でも字幕があるから安心にゃ。
心の声は日本語にゃ。
猫だから昔のことはあまり覚えていないと言っているけど、断片的に出てくる過去の話が辛辣でしんみりするにゃ。
田舎の風景に癒されるにゃー。

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ひとふで

3.5北木島に行きたくなる

2024年10月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

楽しい

瀬戸内海の島に住む野良猫のチョコ、ココア、ミントは、ひなたぼっこや毛づくろいをしたり、船で昼寝をしたり、そして時には店や釣り人から食料を調達したりして、のんびり暮らしていた。そんな猫たちだが、ココアは交通事故で怪我をし、ミントはかわいがってくれた家族から捨てられた悲しい過去があった。そしてチョコは海に飛び込んで泳ぐのが好きだが、飼い主に虐待されてた過去があった。そんな島の3匹の野良猫を擬人化した作品。

今関監督、美咲姫、大島葉子などの舞台挨拶の回を鑑賞。
擬人化したネコ、ミント役の美咲姫は劇中より実物は数倍可愛かった。
チョコ役の鎌田らい樹とココア役の増井湖々も見たかった。
セリフはすべて猫語とのことで、字幕つき、というのも珍しかった。適当にアドリブで話してるのではなく、ちゃんと猫語の台本が有って、それを3人が一生懸命覚えたとのこと。
擬人化成功で、なかなか面白かった。
北木島は千鳥・大吾の実家のある島とは知ってたが、美しい島で、近いし、行ってみたくなった。

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りあの