クラユカバ

劇場公開日:

クラユカバ

解説・あらすじ

長年にわたり個人映像作家として活動してきた塚原重義監督が初めて手がけた長編アニメーション映画で、集団失踪事件の謎を追って地下世界「クラガリ」に足を踏み入れる私立探偵の活躍を唯一無二のレトロな世界観で描いた。

探偵社を営む荘太郎は、近頃世間を騒がせている集団失踪事件の捜査に乗り出す。目撃者はおらず、犯人の意図も不明、その足取りには必ず不気味な轍(わだち)が現れる。手がかりを求めて街の地下領域「クラガリ」へ向かった荘太郎は、黒がねの装甲列車とその指揮官タンネに出会い、運命を大きく動かされていく。

「最もチケットが取れない講談師」と言われる六代目・神田伯山が主人公・荘太郎の声優を務め、アニメ「響け!ユーフォニアム」の黒沢ともよが装甲列車の指揮官タンネ役、アニメ「彼女、お借りします」の芹澤優が情報屋の少女サキ役で共演。2023年ファンタジア国際映画祭の長編アニメーション部門で観客賞・金賞を受賞。

2023年製作/61分/G/日本
配給:東京テアトル、ツインエンジン
劇場公開日:2024年4月12日

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(C)塚原重義/クラガリ映畫協會

映画レビュー

3.5神田伯山の声が素晴らしい

2024年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

塚原監督の独特の世界観を堪能できる連作の一本。同日に公開された『クラメルカガリ』とは物語は繋がっていないが、同じ世界観を共有している間柄で、片方だけ見ても楽しめるが、2本観るとこの作品世界の拡がりが感じられてさらに面白くなる。他にも過去に発表した短編『端ノ向フ』などともつながっている。大正浪漫にスチームパンクを組み合わせたような架空の世界で、落語や講談の調子も交えたお話しが展開していく。実際に主役を演じるのは講談師の神田伯山だ。
物語は、主人公の売れない探偵をやっている青年に心の中を深くもぐりこんでいくような内容を、実際に巨大な迷路のような地下に失踪事件の手がかりを探しながら進んでいくというもの。地下の町の猥雑で活気ある風情が昔の日本の闇市っぽくていい。
画面全体に独特のフィルターをかけたビジュアルも雰囲気があっていい。すみずみまで作り込んである作品世界をもっと探検したいと思わせる内容で、続編や姉妹編などのさらなる展開を期待したい。

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杉本穂高

3.0世界観やデザインはかなり好き

2025年6月8日
Androidアプリから投稿

世界観のまとまり具合やデザインの完成度は高い。キャラクターも不快な部分がなくこの手の単独クリエイターの作品特有の取っ付きにくさも無いように思う。
しかし中盤からのストーリー展開が少々早回しで、なんだかよくわからないうちに終わっていた。言ってしまえば脚本の練り具合が十分ではなく、60分という尺に収めきれてない印象。
色々と惜しい作品だが、クラファンからの劇場作品としては良作の部類ではないだろうか。

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Ko Fu

3.0言い回しがむずかしい

2025年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

大正時代感のあるせいか言い回しが難しかったりするがやっていることはそこまで難しくない。
独特な画面の作りだが昨今のアニメにも適応しようとはしている。
人攫いと探偵、あらくけもの自警団など様々な人物が交差して一つと物語を辿っている。

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ニックネーム

1.0暗がりに惹かれるな!?

2025年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

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